トリブヌス
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伝承によれば、原初のローマ国家は3つの部族集団からなっており、その部族が「3つ」を意味する接頭辞トリ (tri-) を用いてトリブス (tribus) と呼ばれた。このトリブスの下にはそれぞれ10のクリアが置かれ、このクリアが最小の集団の単位として機能していたとされる。それぞれのクリアの長はクリオと呼ばれ、その上に一つのトリブスを束ねる長としてトリブヌス (tribunus) が配置されていた。
この長が裁判を主宰したことから、法廷を tribunal と呼ぶようになって現代語にも取り入れられている。
王政期の間に血縁的集団であったトリブスは地縁的集団として再組織され、歴史時代のローマでは「トリブヌス」で血族集団が連想されることはほとんどない。