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ナンキンナナカマド

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ナンキンナナカマド
赤い実をつけたナンキンナナカマド、岐阜県各務原市にて、2023年10月16日撮影
赤い実をつけたナンキンナナカマド
2023年10月、岐阜県各務原市にて
分類(APG IV)
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
目 : バラ目 Rosales
科 : バラ科 Rosaceae
属 : ナナカマド属 Sorbus
種 : ナンキンナナカマド Sorbus gracilis
学名
Sorbus gracilis (Siebold et Zucc.) K.Koch[1]
シノニム
和名
ナンキンナナカマド
雑種
  • Sorbus x viminalis Koidz. タチナンキンナナカマド - ナナカマドと本種との交雑種[3]

ナンキンナナカマド(南京七竈、学名: Sorbus gracilis (Siebold et Zucc.) K.Koch[1][4])は、バラ科ナナカマド属に分類される落葉低木の1種[5][6][7][8]。種小名のgracilisは、繊細なを意味する[8]。和名の南京はナンキンハゼのように外来種を意味せず[注釈 1][9]小形につける形容詞で、樹が小形のナナカマドであることに由来する[7][8][10]。別名がコバノナナカマドで[1][5][6][7]、葉が小形であることに由来する[8]。

樹高は2-3 m前後、ナナカマドよりも全体小型[6]。樹皮はほぼ平滑[6]、灰色で若枝には毛がある[8]、幹は細くひょろひょろしている[7]。葉は長さ8-15 cmの奇数羽状複葉で互生する[5][6]。小葉は3-4対あり、長さ2-6 cm[6]の楕円形または長楕円形で上半分に鈍い鋸歯があり[5]、先はあまり尖らず小葉全体に丸みがある[6]。上部の小葉ほど大きく、下部のものほど小さくなる[5]。はじめ葉の両面に軟毛があるが、後にほぼ無毛化裏に少し残り、裏面は粉白色を帯びる[6]。葉柄の長さは10-20 mm、20-50 mm、葉脈の側脈は曲線[11]。托葉は丸く大形[6]で葉のように見えることが多く[5]、果期にも残る[7]。葉はバラ属やキイチゴ属の種の葉に似ているが本種には刺がない[6]。秋に紅葉する[10]。冬芽はナナカマドに似て細長く尖り[6]、長さ6-10 mm[7]。

枝先に複散房花序をだし、直径約1 cmの帯黄白色の花を多数つける[5][5]。花弁は5個[5]。虫媒花で重力散布[12]。花期は5月頃[5][7]。果実は梨状果[8]、直径6-8 mmの球形で、少数で垂れ下がってつき[6]、8-9月に赤く熟す[5][7]。

分布と生育環境

山地に生育するナンキンナナカマド

日本の固有種[8]。本州(福島県以南[8]、関東地方以西[7])、四国、九州[13]、沖縄の中間温帯に分布する[6]。六甲山では海抜400-800 mくらいで見られ、数はあまり多くない[10]。

丘陵-山地の乾きやすい[12]尾根や岩場にやや稀に生育する[6]。

種の保全状況評価

日本では環境省によるレッドリストの指定を受けていないが[14]、以下の都道府県のレッドリストで指定を受けている。森林伐採[15]、ニホンジカの食害[16]、自然遷移[17]による個体数の減少が危惧されている。

利用

庭木、生花として利用される[11]。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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