ニザダイ属

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ニザダイ属(学名:Prionurus)は、ニザダイ科の属の一つ。一種を除き太平洋に分布する。

タイプ種と分類史

本属は1804年にフランス博物学者であるベルナール・ジェルマン・ド・ラセペードによって Prionurus microlepidotus の記載と同時に単型属として記載された[1]

学名は「鋸状の尾」という意味で、尾柄にある鋭く尖った骨質板に由来する[2]

Acanthuriformes は、シマハギ(Acanthurus triostegus)をタイプ種とする Acanthurus(クロハギ属)を基準属とする目であり、語源的・体系的には「シマハギ目」という意味になる。日本魚類学会や日本動物分類学会などでは現行の正式和名としては採用されていないが、語源および分類体系の両面から見て非常に筋の通った和名候補とされる。

Acanthurus 属は1758年、カール・リンネCarl Linnaeus)が『Systema Naturae』第10版において設立した属であり、当初から複数の種を含んでいた。そのうちの一種である Acanthurus triostegus Linnaeus, 1758(シマハギ)は、1835年にイギリスの動物学者ジョン・エドワード・グレイJohn Edward Gray)によって本属のタイプ種type species)に指定された[3][4]。リンネの時代にはタイプ種の概念は存在しなかったが、後に国際動物命名規約(ICZN)の枠組みの中でこの指定が承認されている。A. triostegus は体の側扁や尾部の棘など、属の特徴を最もよく示す代表的な種であり、インド太平洋のサンゴ礁域に広く分布する。

下位分類

2023年現在、7種が属する[5]

形態

体は側扁した楕円形で、体高は高い。口は低い位置にあり、吻部は突出する[6]。歯は平たく縁が鋸状で、密に並んでいる[6]。背鰭には8-9本の棘が、臀鰭には3本の棘がある[6]。尾柄には鋭い骨質板が3-7枚あり、動かすことは出来ない[7]。全長は20-70cm[5]

分布・生態

脚注

関連項目

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