ネトリウム属
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| ネトリウム属 | ||||||||||||||||||||||||
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1. Netrium sp. | ||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Netrium (Nägeli) Itzigsohn & Rothe, 1856[5] | ||||||||||||||||||||||||
| タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||
| Netrium digitus (Brébisson ex Ralfs) Itzigsohn & Rothe, 1856[5] | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ハタヒモ属[6][7][8]、ネトリウム属[6][8][9][10] | ||||||||||||||||||||||||
| 種 | ||||||||||||||||||||||||
ネトリウム属(ネトリウムぞく、学名: Netrium)は、接合藻ホシミドロ目に分類される緑藻の一属である。ハタヒモ属ともよばれる。学名の Netriumu は、細胞の形からギリシア語の netrion(機織りにおける杼)に由来し、「ハタヒモ」の名も同じく機(はた)を織るときの杼(ひ)に由来する[7][6][11]。単細胞性であり、細胞は楕円形から紡錘形、横断面は円形、細胞壁は平滑、中央はくびれない(図1)。各半細胞に中軸性の葉緑体が1–2個ある(図1)。湖沼や湿原などに分布する。12種ほどが知られる。
単細胞性、比較的大型の種が多く(長さ 35-430 µm)、細長い円筒形、楕円形または紡錘形(長さは幅の2-9倍)、中央のくびれはなく、両端は丸いか切り落とし状[5][6][9][12][13]。細胞壁は2層からなり、平滑で孔はない[5][6][9]。葉緑体は細胞あたり2個または4個、中軸性で頂面観は星状、縁は滑らかなものから鋸歯状のものまである[5][6][9][12][13]。ピレノイドは球形から細長い楕円形、複数存在し、軸方向に縦列するか散在している[5][12]。細胞中央に核がある[5]。ときに、細胞両端に硫酸バリウム結晶を含む液胞が存在する[13]。
二分裂によって無性生殖を行う[5][12]。細胞質分裂後、分裂面が伸長することで娘細胞が完成する[5]。接合による有性生殖を行い、、ホモタリック(遺伝的に同一の株内で交配する)またはヘテロタリック(遺伝的に異なる交配型間で交配する)[5][14]。ホモタリック株では、直前の細胞分裂で生じた姉妹細胞間で接合が起こることが多い[5]。配偶子嚢間の幅広い接合管中で接合胞子が形成される[5][12]。成熟した接合胞子は球形、胞子嚢壁中層は平滑または皺がある[5][14]。発芽時に核融合が起こり、続いて減数分裂が起こり、2核が残って2個の娘細胞が形成される[5][14]。