ハプログループA (Y染色体)
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ハプログループA (Y染色体)(ハプログループA Yせんしょくたい、英: Haplogroup A (Y-DNA))とは分子人類学において人類の父系を示すY染色体ハプログループ(型集団)の分類である。他のY染色体ハプログループと異なり、特定の変異で定義されるものではなく、ハプログループの系統樹の最も根に近いグループを側系統としてまとめたものである。27万年前[1][2]にアフリカで誕生した。
系統樹
Y-Chromosome Consortium (YCC) Tree,[10] the ISOGG Y-DNA Haplogroup Tree,[11]などによる。
- A0 (formerly A1b) (P305, V148, V149, V154, V164, V166, V172, V173, V177, V190, V196, V223, V225, V229, V233, V239)
- A1 (A1a-T according to Cruciani 2011) (L985, L989, L990, L1002, L1003, L1004, L1009, L1013, L1053, V161, V168, V171, V174, V203, V238, V241, V250, V238, V241, V250)
- A1a (M31, P82, V4, V14, V15, V25, V26, V28, V30, V40, V48, V53, V57, V58, V63, V76, V191, V201, V204, V214, V215, V236)
- A1b (A2-T according to Cruciani 2011) (P108, V221)
- A1b1 (L419)
- A1b1a (V50, V82, V198, V224)
- A1b1b formerly A3 (M32)
- BT (M42, M94, M139, M299, M60, M181/Page32, P85, P90, P97, Page65.1/SRY1532.1/SRY10831.1, V21, V29, V31, V59, V64, V102, V187, V202, V216, V235)
- A1b1 (L419)
A00
2013年、Family Tree DNA社が米国サウスカロライナ州出身のアフリカ系アメリカ人の子孫のY染色体を解析したところ、33万8千年前に遡る系統[12]であることが明らかとなり、新たにハプログループA00と名付けられた[13][14]。この発見によりアフリカ人のY染色体系統が再調査された結果、カメルーンの村でも類似のY染色体のハプロタイプが発見された[15]。これらの結果により、Y染色体アダムの年代が大きく遡ることとなった[16][17]。後の研究で、この分岐年代を若干補正する研究もされており、これによるとA00は20万8300年前(もっとも古い見積もりでも26万200年前)に分岐した系統であるとされる[18]。この新たな数値は、従来Y染色体アダムが存在したと考えられてきた時期と矛盾しないことになる。その後2015年の研究ではA00は27万年前まで遡るとされている[1][2]。