ハマグリ属
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ハマグリの中型・小型個体。熊本県産。 | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Meretrix Lamarck, 1799 | |||||||||||||||||||||
| タイプ種 | |||||||||||||||||||||
| Venus meretrix Linnaeus,1758 | |||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||
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本文参照 |
ハマグリ属(ハマグリぞく、Meretrix)は、二枚貝綱マルスダレガイ科の1属である。属のタイプは Venus meretrix Linnaeus,1758。
種
現生種には以下のようなものがある。
- Meretrix attenuata Dunker, 1862 - ベトナム
- Meretrix casta (Chemnitz, 1782) - タイからインド
- Meretrix lamarckii Gray, 1853 チョウセンハマグリ
- Meretrix lusoria (Röding, 1798) ハマグリ
- Meretrix lyrata (Sowerby II, 1851) ミスハマグリ - ベトナム?
- Meretrix marisarabicum C. Martin & Matsukuma, 2020 パキスタン
- Meretrix meretrix (Linnaeus, 1758) - 東南アジアから南アジア この学名は台湾のタイワンハマグリに対し用いられてきたが、台湾のタイワンハマグリは別種 Meretrix taiwanica S.-T. Hsiao & S.-C. Chuang, 2023 とされる[4]。
- Meretrix ovum (Hanley, 1845) - タイからインド
- Meretrix petechialis (Lamarck, 1818) シナハマグリ
- Meretrix planisulcata (Sowerby II, 1851) - タイ
- Meretrix taiwanica S.-T. Hsiao & S.-C. Chuang, 2023 タイワンハマグリ 台湾西岸-中国南部-ベトナム北部。台湾産のものの一部は日本から持ち込まれ養殖されてきたハマグリ M. lusoria だと考えられてきたが、遺伝子解析の結果別種とされた[4]。
- Meretrix sp. トゥドゥマリハマグリ - 日本(西表島トゥドゥマリ浜)
- Meretrix sp. lyrata auct. ハンボリハマグリ - ベトナム(波静かな砂地)M. lyrata とは別種という[5]。
さらに複数種が東南アジアからインドを中心に生息するが、未記載種などもあって分類は未整理とされる[6]。
- チョウセンハマグリ(Meretrix lamarckii)
千葉県九十九里産
「地蛤」として販売されていたもの、殻径60mm
漁獲
昭和後期からハマグリの全国的な減産にともない、中国大陸と朝鮮半島から別種のシナハマグリ(Meretrix petechialis)が大量に輸入されるようになった。(JAS法における産地の表示は、生育期間が長いほうを表示するように義務づけられており)、輸入されたシナハマグリは、日本の浅海域で一時畜養されても「国産」「-県産」や「地はまぐり」などの表記はできない。しかし、たとえば三重県桑名市などでは輸入したシナハマグリを海に3か月ほど浸け(これを畜養と呼ぶ)国産として出荷するなどしていた例があるが、このような外国産の畜養品を国産と呼ぶのはJAS法違反となる[7].。しかし2009年には、やはり中国産のシナハマグリを国産と偽った水産業者が逮捕されるなどの産地偽装事件が起こっている[8][9]。
その他、これら輸品が潮干狩り場で撒かれたりもしていることから、実際に見られる「ハマグリ」のほとんどはこのシナハマグリである[10][11]。
千葉県レッドデータブックでは、標準和名のハマグリは野生絶滅(EX)[12]であり、現在千葉県で産するのは九十九里浜産のチョウセンハマグリ (Meretrix lamarckii)、または潮干狩りのために放流されたシナハマグリである。
茨城県産のものは「ハマグリ」として売られているが、これもチョウセンハマグリである。和名のチョウセンは「朝鮮」だが、輸入品と混同されることを嫌ってか、はさき漁業協同組合などは「汀線」としている[注 1]。市場では「地蛤(じはまぐり)」や「鹿島灘はまぐり」の名で流通することが多い[13]。
三重県産のものも「その手は桑名の焼きはまぐり」の地口などで古くから有名だが、現在「桑名産」は数十トン前後である。桑名産ハマグリの復活へ向けて、人工干潟の造成などの取り組みが行われている[14]。四日市・楠の輸入シナハマグリは出荷日本一である。
このほか缶詰や剥き身などの加工食品にはベトナム産のハンボリハマグリ(しばしばミスハマグリ Meretrix lyrata と呼ばれるが別種とされる)なども多く使用されている[15]。