ハラスメントゲーム
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| ハラスメントゲーム | ||
|---|---|---|
| 著者 | 井上由美子 | |
| 発行日 | 2018年10月8日 | |
| 発行元 | 河出書房新社 | |
| ジャンル |
長編小説 経済小説 | |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 四六判 | |
| ページ数 | 304 | |
| 公式サイト | www.kawade.co.jp | |
| コード | ISBN 978-4-309-02739-5 | |
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『ハラスメントゲーム』は、脚本家・井上由美子による経済小説である。井上の小説家デビュー作として、河出書房新社より2018年10月6日に刊行された。大手スーパーマーケットチェーンを舞台に、コンプライアンス室長に着任した主人公が部下とともにセクシャルハラスメント、パワーハラスメントなどさまざまなハラスメント問題に立ち向かい解決していく姿を描く[1][2]。ハラスメント問題および会社の闇を描いた企業小説である[3]。
井上自身が脚本を手掛け、「テレビ東京開局55周年特別企画」としてテレビ東京系「ドラマBiz」にて2018年10月期にテレビドラマ化された。
脚本家として20年あまりヒットドラマを手掛けて、コンプライアンスによる制約やスポンサーへの配慮、分かりやすい作品が求められ実験的な作品が減りつつある環境などから窮屈さを感じ「自由に書ける場が欲しい」と考えていた井上は、本書刊行から遡ること6年前に「小説をやりませんか」と編集者から声を掛けられ、書くことに制約のない小説に魅力は感じて執筆を決意。コンプライアンスの制約を受けた窮屈な自身の立場と、些細な発言がセクシャルハラスメントやパワーハラスメントなどとして非難の対象となる窮屈な世の中に共通点を感じて、企業が関心を寄せる注目テーマの「ハラスメント」を題材とした[4][5][6]。
自身も行くのが好きで、さまざまな部署があり多様な雇用形態の人が働くスーパーマーケットチェーンを舞台に、安易な一言で仕事や役職を失うような失敗が許されない時代に失敗経験ある人物をしっかり描きたいとして、主人公を53歳の中年男性とした[7]。ノベライズの執筆経験も無かったことから、「50代の新人」として編集者からの助言を受けつつ執筆を進め、本来働くことが持つ楽しさを思い出してほしいとの願いが込めて、依頼から6年の年月をかけて上梓した[4][5][8]。
本書の執筆途中にドラマ制作者から脚本の執筆依頼があり、小説執筆中であることを理由に断ったところ「その小説をドラマにしましょう」との提案を受けて、自身の脚本によりテレビドラマ化されることとなった[6]。
あらすじ
大手スーパーの富山中央店店長をしていた秋津渉はある日突然、かつて敏腕を振るっていたマルオーホールディングス本社に社長の命で呼び戻される。 会社のリスクマネジメントに携わるコンプライアンス室の室長に任命された彼を待っていたのは、一触即発の状態にある権力争いや過去の因縁との再会だった。 その中で唯一の部下である高村真琴とともに、パワハラ、セクハラ、パタハラなどの厄介なハラスメント事案に心の拳で立ち向かう。
登場人物
- 秋津渉(あきつ わたる)〈53〉
- マルオーホールディングス本社 コンプライアンス室長。
- 高村真琴(たかむら まこと)〈25〉
- 秋津の部下。
書誌情報
- ハラスメントゲーム(2018年10月6日、河出書房新社、ISBN 978-4-309-02739-5)