バンディアガラの断崖

From Wikipedia, the free encyclopedia

英名 Cliff of Bandiagara (Land of the Dogons)
仏名 Falaises de Bandiagara (pays dogon)
面積 4000km2
登録区分 複合遺産
世界遺産 バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
マリ共和国
バンディアガラの断崖
バンディアガラの断崖
英名 Cliff of Bandiagara (Land of the Dogons)
仏名 Falaises de Bandiagara (pays dogon)
面積 4000km2
登録区分 複合遺産
IUCN分類 天然記念物 (III)
登録基準 (5) (7)
登録年 1989年(ID516)
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
バンディアガラの断崖の位置
使用方法表示
バンディアガラの断崖
南方からみたバンディアガラの断崖
地域 マリ共和国モプティ州
面積 4,000 km2
創立日 1985年
断崖の近接光景

バンディアガラの断崖(バンディアガラのだんがい、: La falaise de Bandiagara)は、マリ共和国ドゴン人居住地域となっている断崖。その壮観な自然環境と、マルセル・グリオールの紹介によって広く知られるようになったドゴン人の文化が保持されている地域であることから、ユネスコ世界遺産に登録されている(ID516)。

この断崖の標高差は500mであり、幅は150kmに及んでいる。この断崖の所々や、断崖の裾野に、ドゴン人はおよそ700の村落を作り、25万人ほどが暮らしている。ドゴン人がこの地に定住を始める以前にはテラン人英語版(Tellem)たちの居住地として使われていたが、ドゴン人の流入によって駆逐されテラン人はドゴン人に吸収された。

ドゴン人は独自の神話体系を持ち、キリスト教イスラームに帰依することなくその神話を強固に保持し続けてきた。この神話の中には、シリウスに関する非常に高度な知見が含まれているとされ、オーパーツ的な知識として注目されたこともあるが、その後の調査では、ごく一部のドゴン人グループにしかシリウスに関する神話は存在しないことが判明、またそのシリウス神話に関しても、シリウスが連星であることが知られておらず、決して高度な天文知識は含まれていないことが判明している(ドゴン人の神話を参照)。

このように伝統文化を重んじて集落を営んできたドゴン人だが、都市への人口流出はこの地域にも見られる。また、観光客が押し寄せることによって、伝統的な儀式の位置づけなども変容しつつあることなどが指摘されている。

一帯は自然も豊かであり、高原平野および侵食による洞窟砂丘、岩壁など多様な地形がある。ドゴン人の伝統医学に用いられる薬用植物でバンディアガラの断崖にしか生息していない固有種Acridocarpus monodii英語版が生えているほか、ドゴン人の神聖な儀式に関わるオグロスナギツネジャッカルワニも生息している[1]

脚注

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI