バーディー (ストリートファイター)
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初代『ストリートファイター』ではボクシングやプロレスなど様々な格闘技で活躍していたが、その圧倒的強さのために戦う相手がいなくなり酒場の用心棒を務めるようになる。この時はCPU専用の敵キャラクターとして登場し、モヒカンヘアをした白い肌の巨漢だった。
プレイヤーキャラクターとして再登場した『ストリートファイターZERO』(以下『ZERO』)および『ZERO2』では卑劣で残虐な手口のためにプロレスをはじめとするあらゆる格闘技界から追放され、パブの用心棒としてくすぶっていたが、麻薬組織シャドルーの存在を知り野心を抱く。『ZERO2』のエンディングでは総帥のベガに自分を売り込んでシャドルー入りを果たすが、ベガが自分を利用する魂胆であることを見抜いている。また、「パワーはこのベガをしのぐかもしれん」と評される。『ZERO3』ではすでにシャドルーの一員となっており、ベガを倒して、サイコドライブを奪取して組織を乗っ取ろうとする。ただ、ベガはバーディーの目論見を気にしておらず、ある程度は自由に泳がせている。荒々しい性格ではあるが、後述の人間関係を構築した処世術と、うかつに危ないことをしない慎重さをもっており、『ZERO3』では自身は慎重にサイコドライブを調べていたのにマイク・バイソンに破壊されたことで呆れていた。
『ZERO』シリーズでは穴の空いたモヒカンと褐色の肌をしていて、両手の手錠を繋ぐ長い鎖が外見上の大きな特徴。その髪型には並々ならぬ執着を抱いており、対戦時の勝利ポーズではナイフの形をした櫛で髪を整える様が見られる。そのほか、同じくモヒカンヘアのザンギエフや大銀杏を結ったエドモンド本田などには髪型を理由に対抗意識を燃やす。モヒカンは彼なりのオシャレであり、どうやって穴を開けているのかは不明だが、他人には絶対マネできないところが気に入っているという[3]。
『ストリートファイターZERO』の開発スタッフは、そのコンセプトを「動きは遅いけれど一発逆転のできるキャラとして企画しました」「“リュウ、ケン”キラーのバーディーをぜひかわいがってやってください」と述べている[4]。
バーディーの肌の色が初代から『ZERO』シリーズで変化した理由は設定上では明かされていない。開発者インタビューでは「基本的にはパラレルワールドの話という風に考えてほしい」「一応『ストリートファイター』のバーディーと同じ人物かどうかはどこにも明記していないので、あれはあくまで『ZERO』のバーディー」と語られている[5]。
『ストリートファイターV』(以下『ストV』)では、『ZERO』シリーズのデザインを踏襲しているがモヒカンの形状が異なるほか、『ZERO』シリーズと違って体重が大幅に増加して肥満体型になっている。人物像についても、粗暴で野心家な性格だった面は鳴りを潜めてコミックリリーフの一面が強調されたキャラクターになっている。なお、ケンからは「前にどこかで会ったような…でも体型は違ってたか?」、春麗に「昔と比べて丸くなったわね、性格も…体型も」と言われている。モヒカンの形状が変わったのはスタッフによると「モヒカン内の穴は3Dで再現すると不思議すぎるので」という理由から[6]。
『ストV』のバーディーのストーリーでは、シャドルー基地で新四天王のF.A.N.Gに帽子を被ることを義務付けられたことに激怒してシャドルーを抜け出した。その後は世界各地を転々と食い逃げしながら移動し、神月家の豪邸を通りかかったところで神月かりんに呼び止められシャドルーを抜け出したことを話すと「食客」として招待される。それからは、かりんや柴崎と共に行動することが多くなった。
シャドルーに加わっていたこともあり、キャミィに対して「どこかで見たような…人形共の仲間か?」や「人形は今再調整中のはずだ」と言うなど脱退直前までのシャドルーの内情に詳しい。
また、『ストV』ではVスキル、勝利演出、ストーリーモードでドーナツを食べることが多くなった。レインボー・ミカのストーリーではドーナツを大量に持ち逃げした現場をミカに見られて注意されている。
『マッスルボマー』シリーズに登場するタイタン・ザ・グレートは親友かつライバルであり、プロレスラー時代にはタッグを組んでいた経歴がある。チーム名は「500億万パワーズ」。
『ストV』公式サイトの「キャラ図鑑」ではシャドルー入りする前は赤い髪とヒゲを生やした姿で、好きな物はビールと音楽活動と設定されている[7]。
『ストV』ではディレクターの中山貴之が選ぶ「中山枠」としてプレイヤーキャラクターに選出されている[8]。
漫画でのバーディー
中平正彦の漫画『STREET FIGHTER ZERO』の序盤に登場。格闘を捨てようとしていたリュウを、船上での麻薬取引の際の用心棒に雇う。アウトローではあるが、殺意の波動に目覚めたリュウ(その直前にリュウはバーディーをかばって銃撃を受けるが、前述の「殺意の波動」に目覚め突如回復するものの、自制が利かなくなった)を止めるべく、刑事である春麗と自発的に共闘して、自分の身を犠牲にすることも辞さなかった。さらにリュウの豹変ぶりに涙まで見せるなど、原作となるゲーム版『ZERO』とは異なる人情味のあるキャラクターとして設定されていた。
その他
担当声優
- 高木渉(『ストリートファイターZERO』シリーズ)
- 宇垣秀成(『ストリートファイターV』)
- T.J.ストーム(『ストリートファイターV』英語ボイス)
- 大友龍三郎(OVA『ストリートファイターZERO - THE ANIMATION -)
- 小室正幸(ドラマCD『ストリートファイターZERO2外伝 さくら・もっとも危ない女子高生』)