ヒサカキ
ヒサカキ属の常緑小高木
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名称
分布・生育地
特徴
常緑広葉樹の小高木で、サカキよりやや小型で[3]、普通は樹高が4 - 7メートル (m) 程度になる[6]。樹皮は灰褐色から暗灰褐色で滑らか[6][4]。一年枝は緑色で、葉柄が枝に流れて稜をつくる[4]。
葉は互生し、長さ3 - 8センチメートル (cm) の狭倒卵形や楕円形で先が尖る[6][4]。葉縁に丸い鋸歯があり、葉が大きくて鋸歯がないサカキと区別できる[6]。また、葉縁が裏側に反り返らない点でハマヒサカキとも区別できる[7]。葉は厚みがある革質である[9]。
花期は3 - 4月[6]。雌雄異株[9][6]。ただし中間的な株も存在するとされる[7]。葉腋から枝の下側に短くぶら下がるように径3 - 6ミリメートル (mm) ほどの白い花が下向きに多数咲く[6][3]。花は淡黄色で壺状の5弁花で、都市ガスのような独特の強い芳香を放つ[3]。ヒサカキ属の植物は腐った肉のような臭いを放って昆虫をだまして花粉を運ばせる腐肉擬態花をもつことで知られる[5]。ヒサカキの匂いは「たくわん漬け」[5]とも表現される。雄花は雄蕊が10 - 15個、雌花は雌蕊1個がつく[6]。
果期は10 - 12月[3]。果実は直径4 mmの球形で、秋から冬にかけて黒紫色に熟す[9][6]。
冬芽は裸芽で、枝先と葉腋につき、ほぼ枝と同色をしている[4]。枝先の頂芽は披針形で大きくて先が曲がり、側芽は小さい[4]。花芽が多数つく[4]。
- ヒサカキの樹皮
- ヒサカキの葉