ヒメスミレ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ヒメスミレ | ||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヒメスミレ (2009年4月撮影) | ||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Viola inconspicua Blume subsp. nagasakiensis (W.Becker) J.C.Wang et T.C.Huang | ||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||
|
Viola confusa Champ. ex Benth. subsp. nagasakiensis (W.Becker) F.Maek. et T.Hashim. | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ヒメスミレ |
ヒメスミレ(姫菫、Viola inconspicua subsp. nagasakiensis[1])は、スミレ科スミレ属の多年草。全体にスミレ(Viola mandshurica)に似て、より小型。道ばたや庭にもよく見かける普通種である。
地下茎は短く、立ち上がる茎はなく、また匍匐茎も出さない。少数の根出葉を出し、それらは長い柄があって三角形に近い葉身を持つ。柔らかく、全体に毛がない。春に紫色の花をつける。花は濃紫色、側弁の内側には毛がある。
これらはほぼスミレに共通する特徴であるが、以下の点ではっきりと区別できる。
- 全体に小さいこと。葉の大きさでは1.5-4cm(スミレでは2-9cm)、花は径1-1.5cm(スミレでは2cm)、と、それぞれ一回り小さい。
- 葉は三角形で、基部はハート形、葉柄に翼がない。スミレでは葉は三角に近いが細長くなることが多く、基部はハート形にはなりにくく、また葉柄にははっきりした翼がある。
特に葉の形質ははっきりしているため、これだけで区別できる。その他、根が白いこと(スミレでは褐色を帯びる)もはっきり区別できる特徴である。
生育環境
分布
近縁種等
上記のようにスミレには全体に似ているが、本種の方が一回り小さく、葉の形も異なる。コスミレ(Viola japonica)はスミレ並の大きさで、より葉の幅が広い。大きさの上ではノジスミレ(Viola yedoensis)が似ているが、この種は全体に細かい毛が生えているので、判別はたやすい。
利害
なし。きれいな花ではあるが、小さいので目立たない。一般の人の間では、多くの場合、スミレと混同されているであろう。