ビッグラン
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概要
ダカール・ラリーをモチーフとしている大陸横断レースゲーム。長距離であるラリーレイドをモチーフにしたこともあり、SS数はアーケード版ではプレイ時間の制約上、計6ステージとなっている。実際のラリーレイドとは出走システムが違い、グリッドスタートとなっており、ステージ毎にスプリントレースを行うゲームシステムとなっている。タイムアップ制で、3位以上で入賞するとステージクリアとなり(3位以下であるとタイムアップする程の難度調整が図られている)、次の出走ステージにコマを進められる。各コース上にはアザーカー(当時、ラリーレイドで走っていたプジョー・205や三菱・パジェロを模している)や路肩の電柱等の障害物があり、当時としては正確な減速やハンドリングが求められるゲーム性であった。プレイヤーカーはポルシェ・959をモチーフとしている。
- 筐体デザイン
1989年にアーケードの大型筐体ゲームによるムービングタイプ、可動部のないコックピットタイプ、ジャレコ製汎用筐体である2台以上で通信対戦可能なアップライトタイプであるポニー筐体でリリースされている。
コンパネ上はハンドル、当時のアーケード時流により、2速シフトレバー、ブレーキ、アクセルの他にホーンボタンがついており、遅いアザーカーを払いのける際に使用する。道の細い崖のある道中で使用するとアザーカーが崖から落ちてしまうなど、謎なギミックこそあったが、同時期に出たセガ『パワードリフト』(1988年)等と並び、ある程度の定評があった。
ステージ構成
実際はチュニスからのリエゾン(スタート)ランからはじまり、次のトズール(チュニジア)よりサン・ルイ(セネガル)までがSS区間。そこからリエゾン区間のダカールまでビクトリーランとなる。尚、本来のパリダカではパレードラン時は順位は固定されるが、このゲームの場合は例外的解釈によりレース区間となっている事は前出の通りである。
- STARTRUN:TUNIS→TOZEUR(チュニジア)
- SS1:TOZEUR→TUMU(リビア)
- SS2:TUMU→AGADEZ(ニジェール)
- SS3:AGADEZ→BAMAKO(マリ)
- SS4:BAMAKO→SAINT LOUIS(セネガル)
- VICTRYRUN:SAINT LOUIS→DAKAR
なお、後述スーパーファミコン版ではスタートのリエゾンランが存在せず、トリポリからムボロまでがSS区間。そこからSS9として実質リエゾン区間のムボロからダカールまでがビクトリーランとなる。
移植版
| No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | BIG RUN | スーパーファミコン | トーセ | ジャレコ | 8メガビットロムカセット[1] | SHVC-BR | ||
| 2 | Big Run | Amiga Atari ST |
Storm | The Sales Curve | フロッピーディスク | - | ||
| 3 | BIGRUN -砂漠の冒険レーサーズ- |
iアプリ | ジャレコ | ジャレコ | ダウンロード (ジャレコiギャレッソ) |
- | ||
| 4 | スーパーファミコン Nintendo Classics |
Nintendo Switch | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード | - | スーパーファミコン版の移植[注 1] |
- スーパーファミコン版
- ジャレコのスーパーファミコン参入タイトル第一弾として1991年3月20日にリリース。
- まずスポンサーと契約して資金を受け、車体とパーツ(タイヤ・サスペンション・ブレーキ・エンジン)を購入、スタッフ(ナビゲーター・サポート・メカニック。各自省略可能であるがデメリットも存在する)を雇ってレースに臨む設定。時間内にゴールすれば残り時間は次のステージに加算される。
- オリジナルのモードとして、パーツダメージ制をとっており、ステージ中でダメージを蓄積しないようにSSを進め、各SSのゴール後に事前購入したパーツで回復していく(交換にはタイムロスが発生するが、サポート・メカニックの能力に左右され次のSSの制限時間に影響する)。
- ステージ中で著しいパーツダメージがあると走行に支障が発生、最悪道中でのパーツ交換を強いられ、サポートの到着及びパーツ交換によるタイムロスが発生するシステムとなっている。
- 携帯アプリ版
- ジャレコの携帯電話アプリサイト「ジャレコiギャレッソ」においてiアプリとして『BIGRUN -砂漠の冒険レーサーズ-』のタイトルで配信。SFC版のシステムを当時の時流に併せたアレンジ移植。
- 車はラリーレイド車であるプロトタイプクラスの三菱パジェロ風の物に変更、オンラインタイム集計対応。車のセッティングやコ・ドライバー(ナビゲーター)をステージの節に応じて選択できる。
開発
本作は、当時セガ(後のセガ・インタラクティブ)よりドロップアウトしたメンバーにより設立された会社「ビットボックス」へ外注制作として依頼し制作された。その後ビットボックスはジャレコに吸収され、ビットボックスのディレクター、メインプログラマー 、メインデザイナーらは同社の業務用開発部に所属し、ビッグランと同じ基板を用いて社内開発で『シスコヒート』(1990年)を制作する[5]。
評価
| 評価 | ||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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- スーパーファミコン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計19点(満40点)[7]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り20.71点(満30点)となっている[1]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で148位(323本中、1993年時点)となっている[1]。
| 項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | 3.56 | 3.67 | 3.50 | 3.55 | 3.08 | 3.35 | 20.71 |