ピアノソナタ第20番 (シューベルト) From Wikipedia, the free encyclopedia ポータル クラシック音楽 ピアノソナタ第20番 イ長調 D 959 は、フランツ・シューベルトが1828年に作曲したピアノソナタ。 作曲者最晩年のピアノソナタのひとつであり、ほぼ同時期に書かれた『第19番 ハ短調』(D 958)が暗い情熱、『第21番 変ロ長調』(D 960)が静寂な歌謡風の曲想であるのに対して、本作は暖かで明朗な響きを特徴としている。 3曲まとめて論じた英語版の記事において、創作の過程などが取り上げられている。 曲の構成 全4楽章構成、演奏時間は約42分[1]。長大であるため、同じくイ長調で書かれた優美な『第13番 イ長調』(作品120, D 664)に対し、こちらは「イ長調の大ソナタ」と通称される。また本作は、初期の『第4番 イ短調』(作品164, D 537)の楽章を引用するなど創意も多く、特に終楽章は平明である。 第1楽章 アレグロ イ長調、4分の4拍子、ソナタ形式。 第2楽章 アンダンティーノ 嬰ヘ短調、8分の3拍子、三部形式。 中間に幻想的な激しい展開がある。 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ – トリオ:ウン・ポコ・ピウ・レント イ長調 - ニ長調、4分の3拍子、複合三部形式。 第4楽章 ロンド:アレグレット - プレスト イ長調、4分の4拍子、ロンドソナタ形式。 前述の通り、第4番の第2楽章からの引用主題を活用したアレグレットのロンドソナタ形式(A - B - A - 展開部 - A - B - A - コーダ)。最後はプレストにテンポを上げて華麗に終結する。 本作が使われた作品 ロベール・ブレッソン監督・脚本による映画『バルタザールどこへ行く』(1966年)で、この曲の第2楽章が全編にわたって印象的に使われている(演奏はジャン=ジョエル・バルビエによる)。 脚注 ↑ “ピアノ・ソナタ 第20番 D 959 イ長調/Sonate für Klavier Nr.20 A-Dur D 959 - シューベルト - ピティナ・ピアノ曲事典”. piano.or.jp. 2021年5月29日閲覧。 外部リンク ピアノソナタ第20番 イ長調 D 959の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト 表話編歴シューベルトのピアノソナタ 第1番 ホ長調 D 157(未完) 第2番 ハ長調 D 279(未完) 第3番 ホ長調 D 459 第4番 イ短調 D 537 第5番 変イ長調 D 557 第6番 ホ短調 D 566(未完) 第7番(第8番)変ホ長調 D 568(変ニ長調(第7番)D 567)a 第8番(第9番)嬰ヘ短調 D 571(未完)a 第9番(第10番)ロ長調 D 575a 第10番(第11番)ハ長調 D 613(未完)a 第11番(第12番)ヘ短調 D 625(未完)a 第12番 嬰ハ短調 D 655(未完) 第13番 イ長調 D 664 ホ短調 D 769a(未完) 第14番 イ短調 D 784 第15番 ハ長調 D 840『レリーク』(未完) 第16番 イ短調 D 845 第17番 ニ長調 D 850『ガシュタイナー』 第18番 ト長調 D 894『幻想』 第19番 ハ短調 D 958 第20番 イ長調 D 959 第21番 変ロ長調 D 960 ^a ()の番号はマルティーノ・ティリモ校訂によるウィーン原典版の番号 シューベルトの楽曲一覧 典拠管理データベース 全般VIAF国立図書館ドイツアメリカフランスBnF dataイスラエルカタルーニャその他MusicBrainz作品 Related Articles