ファルネーゼのアトラス
古代ローマの彫像
From Wikipedia, the free encyclopedia
解説
150年ごろ(アントニヌス朝時代)製作[5]。作者不明。ギリシャ彫刻のローマン・コピー[6]。複製は存在せず、世界に一つしかない[5]。
高さ2メートル、重さ2トン[1]。大理石製[1]。マントをまとい、膝を曲げ体を屈めながら、両手で天球を支えるアトラスを描写している[5]。
アトラスが支える天球には、プトレマイオスの天文学理論にもとづく星座、黄道十二宮、子午線などの浮彫が施されている[5][6]。この天球は、16世紀オランダで作られた「天球儀」のモデルにもなった[5]。
1562年、アレッサンドロ・ファルネーゼが入手し[5]、『ファルネーゼのヘラクレス』『美しい尻のヴィーナス』などと並ぶ「ファルネーゼ・コレクション」の一つとなった[6]。ローマのファルネーゼ宮殿の「アトラスの間」に設置された後、1786年ブルボン家の支配下でナポリに移動[5]。ナポリ国立考古学博物館が現在所蔵している[5]。