フランクフルト市電R形電車

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フランクフルト市電R形電車
R形(2003年撮影)
基本情報
運用者 シュタットベルケ・フランクフルト・アム・マインドイツ語版フランクフルト市交通公社ドイツ語版
製造所 デュワグシーメンス(電気機器)
製造年 1993年1997年
製造数 40両(001 - 040)
投入先 フランクフルト市電
主要諸元
編成 3車体連接車、両運転台
軸配置 Bo′+2′+Bo′
軌間 1,435 mm
電気方式 直流600 V
架空電車線方式
設計最高速度 70 km/h
編成定員 170人(着席59人)
(乗客密度4人/m2時)
車両重量 36.88 t
全長 27,600 mm
全幅 2,350 mm
全高 3,370 mm
床面高さ 350 mm(低床部分)
300 mm(乗降扉付近)
(低床率100 %)
台車 740 mm(動力台車)
590 mm(付随台車)
主電動機 誘導電動機
主電動機出力 50 kW
出力 400 kW
制御方式 VVVFインバータ制御
制動装置 回生ブレーキ油圧式ディスクブレーキ電磁吸着ブレーキ
備考 主要数値は[1][2][3][4][5][6]に基づく。
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R形は、ドイツフランクフルト・アム・マイン路面電車路線のフランクフルト市電で使用されている電車。同市電で初となる、床上高さが低くバリアフリーに適した超低床電車である[1][2][3][4]

ドイツの大都市であるフランクフルト・アム・マインには、路面電車と同じ規格を有する地下鉄路線(シュタットバーン)のフランクフルト地下鉄と、地上を走る従来型路面電車のフランクフルト市電が併存している。1980年代まではシュタットバーン化による軌道交通の近代化が進められていたが、技術の進歩に伴い床上高さを低くし乗降を容易にした超低床電車の開発が各地で始まったのを機に、路面電車網の拡張や更新による近代化を行う方針へと変更された。一方、当時のフランクフルト市電で使用されていた車両(高床式車両)の多くは耐用年数に達しており、これらに代わる新型電車が必要となった。そこで導入されたのが、ドイツの鉄道車両メーカーであったデュワグが開発した超低床電車のR形である[6]

全ての車体に台車が設置されている3車体連接車で、車内は床上高さが350 mm(乗降扉付近は300 mm)に抑えられている100 %低床構造を採用している。そのため、台車は全て車軸が存在しない独立車輪型台車となっており、主電動機水冷式誘導電動機)も各動力台車の車輪外側に設置されている(ハブモーター方式)。運転台は前後車体双方に設置された両運転台式となっており、この形態の路面電車車両で100 %低床構造を用いたのはR形が世界初である[6]

乗降扉は両側面に4箇所づつ設置されており、そのうち前後車体の右側面、連接面付近の扉下部には車椅子ベビーカー利用客向けの収納式スロープが存在する。車体デザインはハノーファー出身のデザイナーであるハーバード・リンディンガー(Herbert Lindinger)が手掛けており、R形で初めて採用された「スバルビスタブルー(Subaru-vista-blue)」とも呼ばれる青緑色(ターコイズブルーグリーン)一色塗りという塗装パターンは、後に市電や地下鉄を含むフランクフルト市交通公社ドイツ語版の公共交通機関全体の標準塗装となっている[6][7]

運用

脚注

参考資料

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