ブルーヘッド
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| ブルーヘッド | |||||||||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Thalassoma bifasciatum (Bloch, 1791) | |||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
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| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| bluehead bluehead wrasse Doubleband wrasse |

ブルーヘッド(Bluehead、またはDoubleband wrasse[2],学名:Thalassoma bifasciatum)はベラ目ベラ科ニシキベラ属の海水魚。西大西洋の熱帯域に分布し、サンゴ礁で大きな群れを作る掃除魚である。小型であり、寿命は2年程度と短い。観賞魚としてアクアリウムで飼育されるが、遊泳力が高いため広めの水槽が必要である。
形態
生態
食事
動物プランクトン、軟体動物、エビやオキアミなど小型の甲殻類、蠕虫、運動性無脊椎動物、魚卵だけでなく、他の魚の外部寄生虫も捕食する[5] 。IPオスは主に浮遊している動物プランクトンを流れに乗って捕食し、メスとIPオスは日中に捕食を行う[6]。
捕食者と寄生虫
分布域のサンゴ礁では一般的な掃除魚だが、ウツボやハタなどの肉食魚には捕食される危険性があるため行わない。代わりにハゼが肉食魚の掃除を行っている[7]。ハタやエイ、ヘラヤガラなどに捕食される[1][8]。
本種の寄生虫として、ミクソゾアである Kudoa ovivora のメスの卵巣への寄生が知られている。寄生された卵は無精卵で、寄生されていない卵より大きく、物質をより多く含む。これは寄生虫により母体の栄養が卵に行き渡るようになり、母親の体力が低下することを示している[9]。寄生された個体はより早く性転換することが明らかになっている[10]。
保全
生態
本種は雌性先熟の雌雄同体で、メスは性転換してTPオスとなる場合がある。
社会システム

オスの中には特定の社会システムがあり、成熟したTPオスは攻撃的で序列が高く、若いIPオスはより大きな集団の中でチャンスが得られると交尾する。体色の変化は感情や状態を示し、TPオスがIPオスを追いかけるとき、体色はメタリックな緑色に変わり、メスに求愛するときはピンクや灰色になり、鰭には黒い円が現れる[11]。
性転換
IPの雌雄はTPオスになる可能性があり、変化は8日程度と比較的早く行われる。しかし一旦変化すると戻ることはできない。群れからTPオスを取り除く実験では、多くのIPメスがTPオスになり、攻撃性が増して体色も変化した[12]。IPオスはTPオスよりも大きな精巣を持つ。これにより、現在はTPオスに群れ内での受精の機会を奪われているが、将来TP化した時のために多くの精子を生産できる[13]。IPオスも集団産卵の際には受精を行うことができる。集団産卵の際、IPオスは20 - 50尾の群れを作り、メスはこれらの群れを訪れ産卵を行う。IPオスは受精確率を上げるためメスの隣に位置し、大きな精巣を利用し多数の精子を放出する。これらの競争は多くの種で見られる。
