サッカー・ブンデスリーガ (ドイツ)
ドイツのサッカー1部リーグ
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ブンデスリーガ(独: Fußball-Bundesliga, ドイツ語: [ˈbʊndəsˌliːɡa] (
音声ファイル); 直訳: 連邦リーグ)は、ドイツにおけるプロサッカーの最上位リーグである。18チームで構成されており、2. ブンデスリーガとの昇降格制を採用している。
| サッカー・ブンデスリーガ Fußball-Bundesliga | |
|---|---|
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| 加盟国 |
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| 大陸連盟 | UEFA |
| 創立 | 1963年 |
| 参加クラブ | 18 |
| リーグレベル | 第1部 |
| 下位リーグ | 2. ブンデスリーガ |
| 国内大会 |
DFBポカール DFLスーパーカップ |
| 国際大会 |
UEFAチャンピオンズリーグ UEFAヨーロッパリーグ UEFAカンファレンスリーグ |
| 最新優勝クラブ | バイエルン・ミュンヘン (35回目) (2025-26) |
| 最多優勝クラブ | バイエルン・ミュンヘン (35回) |
| 最多出場選手 | カール=ハインツ・ケルベル (602試合) |
| 最多得点選手 | ゲルト・ミュラー (365得点) |
| テレビ局 |
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| 公式サイト | bundesliga.com |
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プロリーグであるドイツの1部リーグと2部リーグはDFLドイツ・フースバル・リーガが運営しており、「ブンデスリーガ」の商標もDFLが所有している[1]。したがって「ブンデスリーガ」の名称が使用されているのはDFLが運営する1部リーグおよび2部リーグのみとなる。一方、3部リーグはドイツサッカー連盟 (DFB) が直接運営しているため「ブンデスリーガ」の名称は使用されない。
イングランドのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガ、イタリアのセリエA、フランスのリーグ・アンと共に欧州5大リーグ[2]とされている。なおプレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエAにブンデスリーガを加えて4つのリーグを[3]世界4大リーグと呼ぶことがあるが、これは主に日本でのみ使われる呼称である。
世界トップクラスの集客力があり、2022-23シーズンのリーグの平均観客動員数42,997人は世界1位である[4]。
概要

ブンデスリーガが創設されたのは1963年である[5]。他のヨーロッパの国々(特に南ヨーロッパ)と違い、ブンデスリーガに属するには、ヨーロッパで最も厳しいと言われるドイツサッカー連盟のブンデスリーガ・ライセンス取得の条件を満たさないとプロクラブとしてリーグに参加できない。その為、スペインやイタリアのように多額な借金をする事は許されず、特定の選手に破格な年俸を支払う事も健全的な経営の理由から認められない為、バイエルン・ミュンヘンやヴォルフスブルクあるいはボルシア・ドルトムントのような資金力のあるクラブ以外は、スーパースターを一定額以上の移籍金を払って獲得するのは困難な状態である。
オーストリア・ブンデスリーガとは異なり、現在のレギュレーションではチーム名に親会社の企業名を入れることが認められていない。RBライプツィヒがレッドブルと頭文字が同じとなる造語の「RasenBallsport」(造語)を正式名称にしているのはこのためである。フォルクスワーゲンが親会社のヴォルフスブルクにおいても同様であるが、参入時のレギュレーションの関係で企業名をつけても問題がなかったバイエル・レバークーゼンなどの例外もある。さらに、1990年代中頃から始まった各ヨーロッパのサッカーリーグのアジアやアフリカでの国際マーケティングにも出遅れており、イングランドのプレミアリーグやスペインのラ・リーガと比べて高額な国外テレビ放映権等を得ることが出来ていない。このような背景から、各国代表クラスの選手の出戻り組や近隣諸国の代表クラスの選手の加入もあって、リーグ自体は高水準を保ってはいるものの、有力選手の他国リーグへの流出が目立っており、近年は登竜門リーグのような位置づけが強くなっている。とはいえ、ブンデスリーガの健全なリーグ及びクラブ経営は様々な国々の模範とされており、日本サッカー協会もJリーグを設立した際はこのリーグをモデルとしたことは有名である[6]。
ブンデスリーガとは「連邦リーグ」の意味であり、ドイツおよび同じドイツ語圏で連邦制をとっているオーストリアの様々なスポーツリーグ(サッカー、テニス、バスケットボール、ハンドボール、柔道、卓球など)で用いられている[注釈 2]。UEFAチャンピオンズリーグではバイエルン・ミュンヘンが3連覇を含む6回、ボルシア・ドルトムントとハンブルガーSVが1回優勝を果たしている。
歴史
ドイツでは1962-63シーズンまで各地域リーグの優勝クラブ参加によるトーナメント(ドイツ・サッカー選手権)で国内チャンピオンを決定していたが、1963年に全国リーグであるブンデスリーガが創設された。1990-91シーズンまでは旧西ドイツに所属するクラブの参加によって行われてきた。
1990年のドイツ再統一によって、旧東ドイツ出身の選手も自国選手として登録が可能になったことで、旧西ドイツに所属する有力クラブは旧東ドイツ代表クラスの有力選手を獲得するようになり、1991-92シーズン以降は旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)のDDRオーバーリーガに所属していたクラブも参加するようになった。
しかし資金力や経営力の差などから、旧東ドイツに本拠地を置くクラブはまともに戦える状況ではなく、解散や合併、降格が相次いだ。ディナモ・ドレスデン、ハンザ・ロストック、マクデブルクのような有力クラブであっても統一後は下部リーグでの戦いを余儀なくされ、1部所属はほとんどが旧西ドイツのクラブである。2023-24シーズン時点で旧東ドイツで1部に所属するのは、新興のRBライプツィヒと、地道に昇格したウニオン・ベルリンのみである。
2012-13シーズンはバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントが優勝を争い、バイエルンがドイツ勢初となるブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成した。バイエルンは他にもリーグ戦最多勝ち点、最速優勝、最多勝利など数々の歴史を塗り替えた。以降、バイエルンは2022-23シーズンまで11連覇を果たすなど、一強の様相を呈している[7]。しかし、2023-24シーズンはバイエル・レバークーゼンがブンデスリーガ史上初となる無敗で優勝した[8][9]。
制度改革

UEFA EURO 2000でドイツ代表が悪い結果になったことをきっかけに、ブンデスリーガ1部、2部のすべてのチームにユースチームの設立を義務付けることになった。1部と2部それぞれ36チームにユースアカデミーを設立した。2006-07シーズンからは外国人枠を排除し、登録選手のうち12人がドイツ人選手でなければならなくなった。また、育成改革も行われて6人の登録選手が地元で育成された選手でないといけない。
2006年、2008-09シーズンより新たな3部リーグである3. リーガが発足することが決定された。2007-08シーズンの結果に基づき、2.ブンデスリーガ(2部リーグ)からの降格クラブ(4クラブ)と、南北の2リーグに分かれているレギオナルリーガ(以前の3部リーグ)の上位クラブ(南北8クラブずつ)によって、新リーグが構成された。その下に、レギオナルリーガの下位クラブとオーバーリーガの上位クラブによる4部リーグとしてレギオナルリーガが再編成された。2007-08シーズンまでのレギオナルリーガは南北2リーグであったが、2008-09シーズン以降の新たなレギオナルリーガは3リーグ構成となった。各レギオナルリーガで優勝した3クラブが、3. リーガへと昇格する。また、以前はBチームがブンデスリーガへ昇格することは不可能であったが、この制度改革以降その制限はなくなった。ただし、Aチームと同じディビジョンでプレーすることは認められない。
2020年、新型コロナウイルス感染症の感染対策として、選手、監督、スタッフ全員にPCR検査が義務付けられた。また、2020-21シーズンのみ、9月開幕に伴うスケジュールの過密化を防ぐため、冬季の積雪期間によるリーグ休止期間が廃止された。2021-22シーズンには、冬季の積雪期間によるリーグ休止期間が2週間に短縮された。
開催方式
シーズンは、冬季の積雪期間(12月下旬-1月上旬)の休止期間をはさんで、8月-12月に前半戦、1月-5月を後半戦とした2回総当りで構成している。なお、2019-20シーズン後半の新型コロナウイルス感染症の流行に伴うスケジュール変更の影響で、2020-21シーズンは9月開幕により冬季の休止期間自体が廃止。2020-21シーズンより冬季の休止期間は2週間に短縮された。
優勝クラブには優勝皿(マイスター・シャーレ)が与えられる。シーズン最終順位の下位2クラブは2部に自動降格する。最終順位16位のクラブは2部で3位のクラブとホーム・アンド・アウェー方式のプレーオフ(入れ替え戦)を行う。
リーグ構成
| ドイツのサッカーリーグ構成 | ||
|---|---|---|
| リーグ名 | レベル | チーム数 |
| ブンデスリーガ | 1部 | 18 |
| 2. ブンデスリーガ | 2部 | 18 |
| 3. リーガ | 3部 | 20 |
| レギオナルリーガ | 4部 | 90 |
| オーバーリーガ | 5部 | - |
所属クラブ
- 2026-27シーズン
| チーム | ホームタウン | スタジアム | 収容人数 | 前年度成績 |
|---|---|---|---|---|
| バイエルン・ミュンヘン | ミュンヘン | アリアンツ・アレーナ | 75,024 | 1位 |
| ボルシア・ドルトムント | ドルトムント | ジグナル・イドゥナ・パルク | 81,365 | 2位 |
| RBライプツィヒ | ライプツィヒ | レッドブル・アレーナ | 47,069 | 3位 |
| VfBシュトゥットガルト | シュトゥットガルト | MHPアレーナ | 60,449 | 4位 |
| TSG1899ホッフェンハイム | ジンスハイム | ライン・ネッカー・アレーナ | 30,150 | 5位 |
| バイエル・レバークーゼン | レバークーゼン | バイ・アレーナ | 30,210 | 6位 |
| SCフライブルク | フライブルク | オイローパ=パルク・シュタディオン | 34,700 | 7位 |
| アイントラハト・フランクフルト | フランクフルト | ドイチェバンク・パルク | 51,500 | 8位 |
| FCアウクスブルク | アウクスブルク | インパルス・アレーナ | 30,660 | 9位 |
| 1.FSVマインツ05 | マインツ | コファス・アレーナ | 33,305 | 10位 |
| 1.FCウニオン・ベルリン | ベルリン | アルテ・フェルステライ | 22,012 | 11位 |
| ボルシア・メンヒェングラートバッハ | メンヒェングラートバッハ | シュタディオン・イム・ボルシア・パルク | 54,022 | 12位 |
| ハンブルガーSV | ハンブルク | フォルクスパルクシュタディオン | 57,000 | 13位 |
| 1.FCケルン | ケルン | ラインエネルギーシュタディオン | 50,400 | 14位 |
| ヴェルダー・ブレーメン | ブレーメン | ヴェーザーシュタディオン | 42,100 | 15位 |
| シャルケ04 | ゲルゼンキルヒェン | フェルティンス・アレーナ | 62,271 | 2. ブンデス1位 |
| SVエルフェアスベルク | ノインキルヒェン | ヴァルトシュタディオン・カイザーリンデ | 10,000 | 2. ブンデス2位 |
| SCパーダーボルン07 | パーダーボルン | ベンテラー・アリーナ | 15,000 | 2. ブンデス3位 |
結果
優勝クラブ
得点王
- 太数字はリーグ最多記録
記録・統計
クラブ別成績
| クラブ名 | 優 | 二 | 優勝年度 | 2位年度 |
|---|---|---|---|---|
| バイエルン・ミュンヘン | 34 | 10 | 1968-69, 1971-72, 1972-73, 1973-74, 1979-80, 1980-81, 1984-85, 1985-86, 1986-87, 1988-89, 1989-90, 1993-94, 1996-97, 1998-99, 1999-00, 2000-01, 2002-03, 2004-05, 2005-06, 2007-08, 2009-10, 2012-13, 2013-14, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18, 2018-19, 2019-20, 2020-21, 2021-22, 2022-23, 2024-25, 2025-26 | 1969-70, 1970-71, 1987-88, 1990-91, 1992-93, 1995-96, 1997-98, 2003-04, 2008-09, 2011-12 |
| ボルシア・ドルトムント | 5 | 10 | 1994-95, 1995-96, 2001-02, 2010-11, 2011-12 | 1965-66, 1991-92, 2012-13, 2013-14, 2015-16, 2017-18, 2019-20, 2021-22, 2022-23, 2025-26 |
| ボルシアMG | 5 | 2 | 1969-70, 1970-71, 1974-75, 1975-76, 1976-77 | 1973-74, 1977-78 |
| ヴェルダー・ブレーメン | 4 | 7 | 1964-65, 1987-88, 1992-93, 2003-04 | 1967-68, 1982-83, 1984-85, 1985-86, 1994-95, 2005-06, 2007-08 |
| ハンブルガーSV | 3 | 5 | 1978-79, 1981-82, 1982-83 | 1975-76, 1979-80, 1980-81, 1983-84, 1986-87 |
| シュトゥットガルト | 3 | 3 | 1983-84, 1991-92, 2006-07 | 1978-79, 2002-03, 2023-24 |
| ケルン | 2 | 5 | 1963-64, 1977-78 | 1964-65, 1972-73, 1981-82, 1988-89, 1989-90 |
| カイザースラウテルン | 2 | 1 | 1990-91, 1997-98 | 1993-94 |
| バイエル・レバークーゼン | 1 | 6 | 2023-24 | 1996-97, 1998-99, 1999-00, 2001-02, 2010-11, 2024-25 |
| 1860ミュンヘン | 1 | 1 | 1965-66 | 1966-67 |
| ヴォルフスブルク | 1 | 1 | 2008-09 | 2014-15 |
| ブラウンシュヴァイク | 1 | 0 | 1966-67 | |
| ニュルンベルク | 1 | 0 | 1967-68 | |
| シャルケ04 | 0 | 7 | 1971-72, 1976-77, 2000-01, 2004-05, 2006-07, 2009-10, 2017-18 | |
| RBライプツィヒ | 0 | 2 | 2016-17, 2020-21 | |
| デュースブルク | 0 | 1 | 1963-64 | |
| アレマニア・アーヘン | 0 | 1 | 1968-69 | |
| ヘルタ・ベルリン | 0 | 1 | 1974-75 |
国際大会での主な戦績
- UEFAチャンピオンズリーグ 優勝:8回
- バイエルン・ミュンヘン(6回)
- ハンブルガーSV(1回)
- ボルシア・ドルトムント(1回)
- UEFAチャンピオンズリーグ 準優勝:11回
- バイエルン・ミュンヘン(5回)
- ボルシア・ドルトムント(2回)
- ハンブルガーSV(1回)
- アイントラハト・フランクフルト(1回)
- ボルシアMG(1回)
- バイエル・レバークーゼン(1回)
- UEFAヨーロッパリーグ 優勝:7回
- ボルシアMG(2回)
- アイントラハト・フランクフルト(2回)
- バイエル・レバークーゼン(1回)
- バイエルン・ミュンヘン(1回)
- シャルケ04(1回)
- UEFAヨーロッパリーグ 準優勝:10回
- ボルシアMG(2回)
- ボルシア・ドルトムント(2回)
- ハンブルガーSV(1回)
- ケルン(1回)
- シュトゥットガルト(1回)
- ヴェルダー・ブレーメン(1回)
- バイエル・レバークーゼン(1回)
- フライブルク(1回)
- UEFAカップウィナーズカップ 優勝:5回
- ボルシア・ドルトムント(1回)
- バイエルン・ミュンヘン(1回)
- マクデブルク(1回)
- ハンブルガーSV(1回)
- ヴェルダー・ブレーメン(1回)
- UEFAカップウィナーズカップ 準優勝:5回
- 1860ミュンヘン(1回)
- ハンブルガーSV(1回)
- フォルトゥナ・デュッセルドルフ(1回)
- カールツァイス・イェーナ(1回)
- シュトゥットガルト(1回)
- UEFAスーパーカップ 優勝:2回
- バイエルン・ミュンヘン(2回)
- UEFAスーパーカップ 準優勝:8回
- バイエルン・ミュンヘン(3回)
- ヴェルダー・ブレーメン(1回)
- ハンブルガーSV(2回)
- ボルシア・ドルトムント(1回)
- アイントラハト・フランクフルト(1回)
- インターコンチネンタルカップ 優勝:3回
- バイエルン・ミュンヘン(2回)
- ボルシア・ドルトムント(1回)
- インターコンチネンタルカップ 準優勝:2回
- FIFAクラブワールドカップ 優勝:2回
- バイエルン・ミュンヘン(2回)