プリア・コー

From Wikipedia, the free encyclopedia

座標 北緯13度20分38秒 東経103度58分22秒 / 北緯13.34389度 東経103.97278度 / 13.34389; 103.97278座標: 北緯13度20分38秒 東経103度58分22秒 / 北緯13.34389度 東経103.97278度 / 13.34389; 103.97278
プリア・コー
ប្រាសាទព្រះគោ
Preah Ko
プリア・コーの祠堂群
基本情報
座標 北緯13度20分38秒 東経103度58分22秒 / 北緯13.34389度 東経103.97278度 / 13.34389; 103.97278座標: 北緯13度20分38秒 東経103度58分22秒 / 北緯13.34389度 東経103.97278度 / 13.34389; 103.97278
宗教 ヒンドゥー教
ロリュオス英語版
地区 プラサットバコン郡英語版
シェムリアップ州
カンボジアの旗 カンボジア
現況 遺跡
建設
形式 クメール建築英語版
様式 プリア・コー様式[1][2]
創設者 インドラヴァルマン1世英語版
完成 879年
資材 ラテライト砂岩煉瓦
テンプレートを表示

プリア・コー(プレア・コー、Preah Ko、クメール語: ប្រាសាទព្រះគោ)(「聖なる牛」、英語: The Sacred Bull[2]の意[3])は、カンボジアアンコール遺跡において中心に位置する寺院群の南東およそ15キロメートルにある、今は亡き古代の都ハリハラーラヤ英語版(今日、ロリュオス英語版と呼ばれている地域)に建設された最初の寺院である[4]。寺院は、ジャヤーヴァルマン2世英語版をはじめ[5]王族の祖先に捧げるために、クメールインドラヴァルマン1世英語版(在位877-889年[2])のもと、879年に構築され[6]ヒンドゥー教の神シヴァに関するものが配置された[7]

主祠堂群の前に対面して並ぶ3体のナンディン像。

プリア・コー(聖なる牛)は、寺院中央の祠堂群の前方にあって対面する3体の砂岩の彫像より名付けられている[8]。これらの彫像はナンディンという、シヴァの乗り物としての役割を果たす白い雄牛を描写している[6]

歴史

プリア・コーは、その彫刻の美しさと複雑さで知られる。このまぐさには、下から3つの頭のナーガに乗る戦士、騎手、それにカーラ(kalaキールティムカ英語版)に乗った神などが見られる。

クメール王ジャヤーヴァルマン2世(在位802-834[9])は、西暦802年にクメール王朝をおこした後、最終的にはハリハラーラヤに彼の首都を建てた[10]。インドラヴァルマン1世は、ジャヤーヴァルマン2世に次いで即位した息子ジャヤーヴァルマン3世英語版(在位834-877年[9])の母である前王妃ダラニンドラドゥヴィーの縁者であり王の補佐役であったとされる[11][12]。インドラヴァルマン1世が即位すると、まず最初にバライである大貯水池、インドラタターカ(「インドラヴァルマンの池」の意[13])を築き、次いで879年に、プリア・コーの建立を命じ[14]、その後、881年にはバコンとして知られる山岳型寺院を構築した[15][16]。この建設計画は、王の平和的統治および拡大する領土から収益を引き出す王の能力により成し得たと考えられる。塔の修復はドイツ政府機関の出資により、アプサラ機構 (APSARA Authority) との共同プロジェクト (German Apsara Conservation Project, GACP) として[17]、1990年代初頭より行なわれた。

構成

プリア・コーは、奥行500メートル(東西)、幅400メートル(南北)の環濠に囲まれている。寺域内には、二重となるラテライトの周壁があり、外周壁は97メートル(東西)×94メートル(南北)、内周壁が58メートル(東西)×56メートル(南北)である[6]

プリア・コーの祠堂は、砂岩の同じ基壇上にあって3基の塔を各二列に配置した[5]合計6基の煉瓦の塔により構成される[6]。塔は東向きで[6]、両側の塔に比べてやや西に窪むように位置する[5]前方の中央祠堂が最も高い。聖所は神格化された3人のインドラヴァルマンの祖先および彼らの妻たちに捧げられている。前方の中央祠堂はクメール王国の創健者ジャヤーヴァルマン2世に捧げられており[4]、ジャヤーヴァルマン2世が死後にシヴァ神と合体したパラメーシュヴァラが祀られ、左(南側)の祠堂には王インドラヴァルマン1世の父プリティヴィンドラヴァルマンを神格化したプリティヴィンドレシュヴァラを、右(北側)の祠堂は祖父(母方)の化身であるルドレシュヴァラが祀られた。その後方の小さい3基の祠堂は、それら3人の男性の妻に捧げられた[5]。その主要なすべての祠堂は、ヒンドゥー教の神シヴァの象徴を備えている。

脚注

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI