ベルリンのバス
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| ベルリンのバス | |
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MAN・ライオンズ・シティ(2階建てバス) | |
| 基本情報 | |
| 国 |
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| 所在地 | ベルリン |
| 種類 | バス |
| 開業 | 1846年 |
| 運営者 | ベルリン市交通局 |
| 公式サイト | https://www.bvg.de |
| 詳細情報 | |
| 総延長距離 | 1,798 km (1,117 mi) |
| 路線数 | 152(深夜バス49路線除く) |
| 停留所数 | 6,589 |
| 保有車両数 | 1,550 |






バスはドイツの首都ベルリンで最も古い公共交通機関である。1846年に運行が開始された。1929年以降、ベルリン市交通局(ドイツ語:Berliner Verkehrsbetriebe、BVG)によって運営されているが、冷戦時代は西ベルリンでのみ運行されていた。東ベルリンでは、公共交通機関がBVGから分離され、BVBとして運行されていた。
2023年現在、BVGは1,550台の車両を保有し、1日あたり30万km走行している。
世界の他の事業者と同様にBVGは2030年まで全車両を排出ガスなしで運行するという目標を設定しており、実際ベルリンのバッテリー電気バスの数は増加している[1]。
1846年10月30日、Concessionierte Berliner Omnibus-Compagnie により初めてバスの営業が行われた。1868年、新しくABOAG(Allgemeine Berliner Omnibus Aktien Gesellschaft)が設立され、1929年1月1日に他のベルリンの公共交通機関と合併してBVGが設立された。
第二次世界大戦中、ベルリンは連合軍により大規模な爆撃を受け、大戦の直後には37台のバスしか運転できなかった[2]。
ベルリンの壁の崩壊後、乗客の増加に対処できなくなり、再び他の輸送会社のバスと100台のレンタルバスが使用された。3桁の系統番号の規則は1991年6月2日に統一され、使用が開始された。その直後の1992年1月1日にBVGは再統一された。
路線
通常のバス
通常のバス路線 (
)[3] は路線網の大部分を構成しており、100番から399番までの120の路線から成る。最も有名な路線は100番系統である。アレクサンダー広場とベルリン動物園を結ぶ路線で、ベルリンの観光名所を多く通過する。ベルリンの郊外で運行されBVGが管理していないバスも、ベルリンの料金エリアに含まれる。
全ての路線は3桁の系統番号により管理される。十の位は走行する区や地区を表す。
- 0 = 2つ以上の区にまたがる
- 1 = 合併前のヴィルマースドルフ区またはツェーレンドルフ区
- 2 = ライニッケンドルフ区
- 3 = シュパンダウ区
- 4 = ミッテ区またはフリードリヒスハイン=クロイツベルク区
- 5 = パンコウ区または合併前のホーエンシェーンハウゼン区
- 6 = トレプトウ=ケーペニック区
- 7 = テンペルホーフ=シェーネベルク区またはノイケルン区
- 8 = 合併前のシュテーグリッツ区
- 9 = マルツァーン=ヘラースドルフ区または合併前のリヒテンベルク区
メトロバス
メトロバス (
)[4] は19路線あり、およそ10分間隔で24時間運行される。他のバス路線とは異なり、ペルリン市電の地図や市内の鉄道地図にも表記されていた。
路線は以下の通り(U…Uバーン、S…Sバーン)[5]
- M11: U ダーレムドルフ駅 ↔ S ベルリン・シェーネヴァイデ駅
- M19: S グリューネワルト駅 ↔ U メリングダム駅
- M21: ローゼンタール北駅↔ U ユングファーンハイデ駅
- M27: S+U パンコウ駅 ↔ S+U ユングファーンハイデ駅
- M29: グルーネウォルド、ローズネック ↔ U ヘルマン広場駅
- M32: S+U シュパンダウ市庁舎駅 ↔ ダルゴウ=デベリッツ、ハベルパーまたはシュテーケン、ハイデベルクプラン
- M36: ヴィルヘルムシュタット、アム・オムニブシュホフ ↔ U ハッセルホルスト駅
- M37: シュパンダウ、森林病院 ↔ スターケン、ハーネベルク
- M41: (バウムシューレンヴェーク) ソネンナリー/バウムシュレン通り ↔ S+U ベルリン中央駅
- M43: ストララウ、トンネル通り ↔ U ベルリナー通り駅
- M44: バコウ南、スタチルテンヴェグ ↔ S+U ベルリン・ヘルマン通り駅
- M45: シュパンダウ、ヨハネスシュティフト ↔ S+U ベルリン動物園駅
- M46: S+U ベルリン動物園駅 ↔ U ブリッツ=シュード駅
- M48: ツェーレンドルフ、バスシーオール ↔ U モーレン通り駅
- M49: (スターケン) ヒールシュトラーセ/ネンハウザーダム ↔ S+U ベルリン動物園駅
- M76: U ウォルター・シュライバー広場駅 ↔ S リヒテンラーデ駅
- M77: マリエンフェルデ、ヴァルトセナー通り ↔ U アルト=マリエンドルフ駅
- M82: マリエンフェルデ、ヴァルトセナー通り ↔ S+U ステグリッツ市庁舎駅
- M85: S リヒターフェルデ南駅 ↔ S+U ベルリン中央駅
急行バス
急行バス (
)[6] は13路線あり、空港に乗り入れるバスや郊外と中心部を結ぶバスに設定される。通常のバスより停車するバス停が少ない。最も有名な路線は、旧TXLバス(テーゲル空港 ↔︎ アレクサンダー広場)であったが、テーゲル空港の閉鎖後に運行を停止した。
急行バスの路線は以下の通り(U…Uバーン、S…Sバーン)[5]
- X7: ベルリン・ブランデンブルク空港ターミナル1・2 ↔ U ルドフ駅
- X10: S+U ベルリン動物園駅 ↔ テルトウ、ラムラス橋
- X11: U クルム・ランケ駅 ↔ S シェーネヴァイデ駅
- X21: マルキシェ地区、クイックボーン通り ↔ U ヤコブ・カイザー広場駅
- X33: マルキシェ地区、ヴィルヘルムスルーハーダム ↔ S+U シュパンダウ市庁舎駅
- X34: クラドウ、バラック・ホットテングルンドまたはクラドウ、グツ通り ↔ S+U ベルリン動物園駅
- X37: ファルケンゼ駅 ↔ U ルールベン駅
- X49: スターケン、ハーネベルクまたはイム・スペクテフェルト ↔ U ウィルマースドルフ通り駅/S シャルロッテンブルク駅
- X54: S+U パンコウ駅 ↔ U ヘラースドルフ駅
- X69: マルツァーン、ケテナー通り ↔ ケペニック、ムッゲルシュロッシェンウェグ
- X71: U アルト=マリエンドルフ駅 ↔ ベルリン・ブランデンブルク空港ターミナル1・2
- X76: U ウォルター・シュライバー広場駅 ↔ リヒテンラーデ、ナハリヤ通り
- X83: (ダーレム) ケーニギン=ルイーズ通り/クレイアリー ↔ リヒテンラーデ、ナハリヤ通り
深夜バス
深夜バス (N)[7] はUバーンの代替(週末は除く)の9路線を合わせて49路線からなる。N7X系統は急行バスで、需要の多い限られた停留所のみ停車し、空港に向かう片道のみの運行である。
先述したUバーン代替深夜バスの路線は以下の通り[5]
- N1: ワルシャワ通り ↔ ベルリン動物園
- N2: パンコウ ↔ ルールベン
- N3: ヴィッテンベルク広場 ↔ メキシコ広場
- N5: ベルリン中央駅 ↔ ヘーノウ
- N6: アルト・テーゲル ↔ アルト・マリエンドルフ
- N7: シュパンダウ市庁舎 ↔ ベルリン・ブランデンブルク空港
- N7X: ベルリン動物園 → ベルリン・ブランデンブルク空港
- N8: メルキス=ヴィエルテル ↔ ヘルマン通り
- N9: オスロ通り ↔ ステグリッツ市庁舎
その他のサービス

- BVGや他の企業が運営する路線バスとは別に、市内には何百もの民間の観光バスがある。
- ベルリンの主要バスターミナルはセントラル・オムニバス駅であり、ZOB(Zentraler Omnibusbahnhof Berlin)とも呼ばれる[8] 。 シャルロッテンブルク=ヴィルマースドルフ区に位置し、カイザーダム駅(Uバーン)とメッセ・ノルト/ICC駅[注釈 1] (Sバーン)と接続している。
大衆文化
2011年2月18日、MR SoftwareはWindows向けに「OMSI – The Bus Simulator」(別名「OMSI – Der Omnibussimulator」)をリリースした。1980年代後半の西ベルリンを舞台にしたバスシミュレーターで、様々な年に製造された複雑な「MAN SD200」と「MAN SD202」(2階建てバス)を運転できることが特徴である。プレイヤーはこれらのバスで92系統(現在のM37系統)を走行する。2013年12月11日、MR SoftwareはWindows向けの続編「OMSI 2 – The Bus Simulator」をリリースした。「MAN SD200/SD202」に加え、「MAN NL202/NG272」を操作することができる。5系統(現在の130系統)と92系統(現在のM37系統)を走行でき、アドオンを導入してコミュニティが開発した他の路線も運転できる。Aerosoft、Steam、Halyconから販売されている。
車両
2023年時点で1,550両のバスを所有している。
通常のバス
| 両数 | 製造者 | 車種 | 定員 | 長さ | 備考 | 写真 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 108 | VDL | EN15 (Citea LLE-120) | 100 | 12 m | 2015年から運行 | |
| 46 | VDL | EN18 (Citea LLE-120) | 100 | 12 m | 2018年から運行 | |
| 48 | メルセデス・ベンツ | EN18 (Citaro C2) | 106 | 12 m | 2018年から運行 | |
| 23 | メルセデス・ベンツ | EN19 (Citaro C2) | 106 | 12 m | 2019年から運行 | |
| 57 | メルセデス・ベンツ | EN20 (Citaro C2) | 106 | 12 m | 2020年から運行 | |
| 40 | メルセデス・ベンツ | EN21 (Citaro C2) | 106 | 12 m | 2021年から運行 | |
| 1 | ソラリス | EE18 (Urbino 12 electric) | 90 | 12 m | 2018年から運行 | |
| 15 | ソラリス | EE19 (Urbino 12 electric) | 90 | 12 m | 2019年から運行 | |
| 15 | メルセデス・ベンツ | EE19 (eCitaro) | 88 | 12 m | 2019年から運行 | |
| 90 | ソラリス | EE20 (Urbino 12 electric) | 90 | 12 m | 2020年から運行 | |
| >90 | Ebusco | EE22 (Ebusco 2.2) | 90 | 12 m | 2022年から運行
現在導入中 |
|
| 475 | 合計 | |||||
連節バス
| 両数 | 製造者 | 車種 | 定員 | 長さ | 備考 | 写真 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 70[9] | スカニア | GN14 (Citywide LFA) | 150 | 18 m | 2014年から運行 | |
| 40 | スカニア | GN15 (Citywide LFA) | 150 | 18 m | 2015年から運行 | |
| 179 | スカニア | GN16 (Citywide LFA) | 150 | 18 m | 2016年から運行 | |
| 67 | スカニア | GN18 (Citywide LFA) | 150 | 18 m | 2018年から運行 | |
| 100 | メルセデス・ベンツ | GN18 (Citaro C2G) | 163 | 18 m | 2018年から運行 | |
| 40 | メルセデス・ベンツ | GN19 (Citaro C2G) | 163 | 18 m | 2019年から運行 | |
| 165 | メルセデス・ベンツ | GN20 (Citaro C2G) | 163 | 18 m | 2020年から運行 | |
| 17 | ソラリス | GE20 (Urbino 18 electric) | 150 | 18 m | 2020年から運行 | |
| 251 | メルセデス・ベンツ | GN21 (Citaro C2G) | 163 | 18 m | 2021年から運行 | |
| 929 | 合計 | |||||
2階建てバス
| 両数 | 製造者 | 車種 | 定員 | 長さ | 備考 | 写真 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | MAN | DL07 (Lion's City DD) | 110 | 13.7 m | 2007年から運行 | |
| 10 | MAN | DL08 (Lion's City DD) | 110 | 13.7 m | 2008年から運行 | |
| 1 | MAN | DL09 (Lion's City DD) | 110 | 13.7 m | 2009年から運行 | |
| 1 | スカニア | DN15 (Citywide LFDD) | 88 | 10.9 m | 2021年まで運行
試験用車両 |
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| 2 | アレクサンダー・デニス | DL20 (Alexander Dennis Enviro500 MMC) | 80席 | 13.8m | 2021年から運行 | |
| >198 | アレクサンダー・デニス | DL20 (Alexander Dennis Enviro500 MMC) | 80席 | 13.8 m | 2021年から運行
現在導入中 | |
| 145 | 合計 | |||||