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ペンタクロロベンゼン

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ペンタクロロベンゼン(英: Pentachlorobenzene)は、化学式C6HCl5で表される芳香族有機塩素化合物。ベンゼン環に5つの塩素原子が結合しており、PeCBとも略される。かつては工業的に大規模に使用されたが、そのために環境に影響が生じている[4]。

概要 物質名, 識別情報 ...
ペンタクロロベンゼン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 1911550
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.009.248 ウィキデータを編集
EC番号
  • 602-074-00-5
Gmelin参照 51144
KEGG
RTECS number
  • DA6640000
UNII
性質
C6HCl5
モル質量 250.32 g·mol−1
外観 白色ないし無色の結晶
密度 1.8 g/cm3[1]
融点 86 °C (187 °F; 359 K)[1]
沸点 275 - 277 °C (527 - 531 °F; 548 - 550 K)[1]
0.68 mg/L[2]
危険性
GHS表示:
可燃性急性毒性(低毒性)水生環境への有害性
Danger
H228, H302, H410
P210, P240, P241, P264, P270, P273, P280, P301+P312, P330, P370+P378, P391, P501
致死量または濃度 (LD, LC)
ラット: 1080 mg/kg[3]
マウス: 1175 mg/kg[3]
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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生成

ポリ塩化ビフェニルや染料、難燃剤、抗菌剤などの中間体となる他、農薬や溶剤の不純物として発生する。燃焼過程において、意図せず発生することがある[5][4]。

用途

農業用殺菌剤のペンタクロロニトロベンゼン(PCNB)の製造中間体として使用され[3]、また同剤の分解生成物として生じる。現在はPCNBはニトロベンゼンの塩素化によって製造され、PeCBは使用されなくなってきている[4]。ポリ塩化ビフェニルの粘度を下げるため、クロロベンゼンに混合し、添加された[4]。難燃剤としても使用された[3]。

安全性

残留性有機汚染物質であり、生物濃縮を起こす[1][4]。このため、2009年の残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約第4回締約国会議により、放出削減が定められた[6]。 条件によっては可燃性で、燃焼により塩化水素などを生じる。水生生物に対し非常に強い毒性を持ち、人体に対しては特に肝臓に影響を及ぼす[7]。

化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 (化審法) 昭和四十八年 法律百十七号 第二条 2により第一種特定化学物質として指定されている[8]

脚注

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