ポリミキシンB
From Wikipedia, the free encyclopedia
|
| |
|
| |
| IUPAC命名法による物質名 | |
|---|---|
| |
| 臨床データ | |
| 販売名 | 硫酸ポリミキシンB散, Poly-Rx, others |
| Drugs.com | monograph |
| 胎児危険度分類 |
|
| 法的規制 |
|
| データベースID | |
| CAS番号 |
1405-20-5 |
| ATCコード | A07AA05 (WHO) J01XB02 (WHO) S01AA18 (WHO) S02AA11 (WHO) S03AA03 (WHO) QJ51XB02 (WHO) |
| PubChem | CID: 5702105 |
| DrugBank |
DB00781 |
| ChEMBL |
CHEMBL1201283 |
| NIAID ChemDB | 007797 |
| 化学的データ | |
| 化学式 | |
| 分子量 | 1301.56 g/mol |
ポリミキシンB(polymyxin B)は抗生物質のひとつ。日本ではポリミキシンBで、海外ではPoly-Rxというブランド名で販売されており、皮膚感染症、髄膜炎、肺炎、敗血症、および尿路感染症の治療に使用される[1]。多くのグラム陰性菌感染に有用だが、グラム陽性菌感染には有用ではない。静脈、筋肉、または脳脊髄液に注射するか吸入することで投与できる。通常、注入可能な形態は、他の投与法が利用できない場合にのみ使用される[2]。また、皮膚で使用するための組み合わせにはオキシテトラサイクリン/ポリミキシンB(製品名:テラマイシン軟膏;陽進堂製造販売)、バシトラシン/ポリミキシンBおよびネオマイシン/ポリミキシンB /バシトラシンとして利用可能である[3][4]。
注射による一般的な副作用には、 腎臓の問題 、クラーレ様作用(神経筋遮断作用)による神経学的障害、発熱、かゆみ、発疹などがある[1]。筋肉内への注射は、大きな痛みを引き起こす可能性がある。他の深刻な副作用には、真菌感染症、アナフィラキシー、筋力低下などがある。妊娠中の使用が胎児にとって安全かどうかは不明である。ポリミキシンBは、細胞質膜を破壊することにより機能し、一般に細菌細胞死を引き起こす。
ポリミキシンBは、1964年に米国で医療用途に承認され[1]、健康システムに必要な最も安全で最も効果的な医薬品である世界保健機関の必須医薬品リストに収載されている[5]。ジェネリック医薬品として入手可能である。米国では、1日あたりの費用は約17米ドルである[6]。ヨーロッパでは、2015年の時点で皮膚への適用のみが承認されている[7]。ポリミキシンBは、細菌の1種Bacillus polymyxaから得られる[2]。
効能効果
作用機序
混合組成
研究への応用
ポリミキシンBは、細胞膜ストレスを誘発して、そのようなストレスに対する生物の反応を研究するためにも使用される。このようなポリミキシン・エンベロープ・ストレス・アッセイは、Salmonella entericaのsmall RNA(sRNA)応答の研究に使用されている[13]。