マルス1号
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飛行
マルス1号は1962年11月1日、カザフスタンバイコヌール宇宙基地より打上げられ、地球周回軌道より火星へ向かう軌道へ乗った。飛行の初期段階で姿勢制御装置ガス弁が故障していることが分かり、探査機は予定していた三軸制御ではなくスピン制御で飛行することとなった。
マルス1号の観測機器は火星飛行中も稼動を続け、2 - 5日おきに惑星間空間のデータを地球へ送り届けていた。しかし、1963年3月21日に探査機と地球の距離が1億676万 kmに達した時点で交信が不可能となり、火星探査は断念された。通信途絶の原因は姿勢制御の異常と考えられている。1963年6月19日、マルス1号は火星から19万3000 kmを通過し人工惑星となった[1]。
マルス1号は火星探査という本来の目標を果たせなかったが、地球周辺や惑星間空間における流星塵や太陽風、磁場の観測に一定の成果を挙げた[1]。