ミグルスタット
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| IUPAC命名法による物質名 | |
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| 臨床データ | |
| 販売名 | Zavesca |
| Drugs.com | monograph |
| MedlinePlus | a604015 |
| ライセンス | US FDA:リンク |
| 胎児危険度分類 |
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| 法的規制 |
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| 薬物動態データ | |
| 生物学的利用能 | 97% |
| 血漿タンパク結合 | Nil |
| 代謝 | Nil |
| 半減期 | 6–7 hours |
| 排泄 | Renal, unchanged |
| データベースID | |
| CAS番号 |
72599-27-0 |
| ATCコード | A16AX06 (WHO) |
| PubChem | CID: 51634 |
| IUPHAR/BPS | 4841 |
| DrugBank |
DB00419 |
| ChemSpider |
46764 |
| UNII |
ADN3S497AZ |
| ChEBI |
CHEBI:50381 |
| ChEMBL |
CHEMBL1029 |
| 別名 | 1,5-(butylimino)-1,5-dideoxy-D-glucitol, N-butyl-deoxynojirimycin |
| 化学的データ | |
| 化学式 | |
| 分子量 | 219.28 g/mol |
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ミグルスタット(Miglustat)は、海外ではゴーシェ病I型(GD1)、日本ではニーマン・ピック病C型の治療に用いられる医薬品である。商品名ブレーザベス。開発コードOGT 918。
禁忌
副作用
作用機序
ニーマン・ピック病
ニーマン・ピック病C型では、リソソーム膜蛋白質NPC1または分泌性蛋白質NPC2が欠損しており、リソソーム内に遊離型コレステロールや糖脂質が蓄積している。これらの蛋白質をコードする遺伝子は18番(NPC1)と14番(NPC2)に存在し、常染色体劣性遺伝である[11]。
この疾患を治療するにはリソソームの機能を回復するか、リソソームへのコレステロールや糖脂質の輸送・蓄積を阻害する方法が考えられる。ミグルスタットはリソソーム内に蓄積する主要な糖脂質であるガングリオシド(GM2およびGM3)の生合成の第1段階であるグルコシルセラミド合成酵素を阻害してその後の反応を止め、ガングリオシドの蓄積量を減少させる[12][13][14][15]。
ゴーシェ病
ゴーシェ病I型ではグルコセレブロシダーゼ遺伝子が変異しており、グルコセレブロシダーゼ(別名:酸βグルコシダーゼ)の活性が低下または欠損しているので、グルコセレブロシドが全身のマクロファージに蓄積される[16]。常染色体劣性遺伝する疾患であるので、両親は正常な染色体と変異染色体(機能しない。ゴーシェ病遺伝子:GBA と呼ばれる)とを1本ずつ有する。
グルコセレブロシダーゼはグルコセレブロシド(別名:グルコシルセラミド)をセラミドとグルコースに分解する酵素である。この酵素が機能しないとグルコセレブロシドの量が増加し続け、肝腫大、脾腫大、骨髄や血球の変性、病的骨折、骨変形などが起こってくる[17]。