ムルデカ17805
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スタッフ
キャスト
製作の裏側
- 本作は『プライド・運命の瞬間』に続き、東日本ハウスが手がけた戦争映画の第2弾である。『プライド・運命の瞬間』製作にあたって設立された子会社「東京映像制作株式会社」が製作した。しかし、本作では『プライド・運命の瞬間』と比べて予算規模は縮小されている。
- 当初は監督として長谷部安春が予定されていたが、長谷部の体調不良により藤由紀夫に交代となった。
- 本作以降東日本ハウスは、本業の不調も重なったこともあって、映画製作から撤退した。子会社の東京映像制作株式会社もこの作品以降活動を停止した。
批判
- 試写会を見たプロトディニングラット駐日インドネシア大使は、「インドネシア人と日本人、特に若い世代の相互理解を育てることが期待されている」と、この映画の制作意図に理解を示した上で、インドネシアの歴史や習慣にそぐわない点があるとして、いくつかの「両国の摩擦を避けるために、ふさわしくない、度を超えている場面」の削除を求めた。その要請を請けて、それらの部分のうち、冒頭にあったインドネシアの年老いた女性が日本兵の足の甲に口づけをする場面が劇場公開前に削除された。その場面について、大使は「歴史の真実を反映していないだけでなく、インドネシア国民の威信を落とし、心を傷つけるものだ」と批判した[8]。
- シャハリ・サキディン駐日インドネシア大使館参事官は、映画では侵略者の足にインドネシア人が口づけしているがそんな歴史はなく、インドネシア人はこのシーンを見て怒りを感じるだろうからこのシーンの削除を要請したと述べた。その部分の削除について制作会社は大変に協力的だったが、映画が独立戦争における日本の役割を過大評価しているので、多くの点でまだ納得のいくものではないとも語った。インドネシア側は国歌「インドネシア・ラヤ」が歌われる場面などについても「習慣と違う」と指摘している。なお同参事官は、本作の試写を見たインドネシア人たちが、本作ではまるで日本がインドネシアの独立を勝ち取ったように描かれており行き過ぎだと語っていたと述べ、映画で描かれている日本人のヒロイズムはインドネシア人には理解しがたいものだろうとも指摘した[8]。さらに「この映画は虚像を作り上げようとしている――そして、ある国が優秀で、ある国は劣っているという印象を与えてしまう」「インドネシアにおける彼ら(日本兵グループ)の存在と、彼らが青年を訓練したことを利用したのは確かだ」「したがって、映画にはごくわずかの真実が含まれてはいる。しかし、それはごくわずかでしかない」「2000人の日本人がインドネシア解放のために戦い、彼らの半分が戦死したというのは誇張である。実際にはごく一握りであろう」「無知もはなはだしい。日本軍が来るずっとずっと前から、インドネシアは独立のために戦ってきたのだ」などとも述べた[9]。