メダム

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メダムMesdames)とは、一般的にはフランス語で成人女性への敬称であるマダムの複数形であるが、18世紀の欧州においては、フランス王ルイ15世の娘たちを指す呼称として使われた。彼女たちのほとんどが独身を通し、ヴェルサイユ宮廷で生涯を送った。

フランスの宮廷儀礼においては、血統親王(仏: Prince du sangや貴族の未婚の娘はいかに高貴な生まれでも「ドモワゼル(仏: Demoiselles」と称したのに対し、フランス王の嫡出の女子、いわゆる「フィーユ・ド・フランス(フランスの娘)」はより高位の「ダーム(仏: Dame」と称する特権を生まれながらに認められていた。

それゆえフィーユ・ド・フランスは、マダムの敬称の後に、自分の洗礼名を名乗るか、何らかの称号を所有していればその称号を名乗るかした。これはフィーユ・ド・フランスのうち、最年長の者を除いて全員に共通する慣例だった。

最年長の者だけは洗礼名を付け加える必要が無く、単に「マダム(Madame)」と言えば彼女のことを指す慣わしになっていた。一方で、(ルイ15世時代にはいなかったが)国王の最年長の弟の妻も、単に「マダム」とだけ称する慣例であったため、重複を避けるべく、王の未婚の娘のうちの最年長者は、「マダム・ロワイヤル(王家のマダム)」と呼ばれたり、ルイ14世時代は「ラ・プティット・マダム(la Petite Madame、小さなマダム)」、ルイ16世時代は「マダム・フィーユ・ド・ロワ(Madame Fille du Roi、王の娘たるマダム)」と称したりした。

メダム

宮廷における王女たち

脚注

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