ヤセムツ科

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ヤセムツ科
生息年代: 前期始新世 - 現世
ヤセムツ属の1種 Epigonus pandionis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ホタルジャコ目 Acropomatiformes
: ヤセムツ科 Epigonidae
学名
Epigonidae
Poey, 1861[1]
英名
Deepwater cardinalfishes
下位分類
本文参照

ヤセムツ科(ヤセムツか、学名Epigonidae)は、ホタルジャコ目に所属する魚類の分類群の一つ。ヤセムツなど、深海魚を中心に7属43種が含まれる[2]

ヤセムツ科の魚類はすべて海水魚で、インド洋太平洋大西洋など、世界中の海に幅広く分布する[2]。主な生息域は外洋の深海で、大陸棚海山の周辺にかけて分布し、しばしば中層にも進出する[3][4]。ほとんどの仲間は水深200~1,000mの中深層で暮らし、稚魚は中層で、成魚は海底と密接に関連した生活を送る種類が多い[3]

一部の大型種は食用とされることもあるが[3]、漁獲対象として利用されることは一般にほとんどない[4]

形態

ヤセムツ科の仲間はやや細長く、円筒形あるいは紡錘形の体型をもつ[5]。体長10-20cm程度の種類が多いが、最大種では約58cmに達する[2]。眼は大きく発達する[4]

背鰭は2つで互いの間隔は離れ、第1背鰭の棘条は7-8本であるなど、一般形態はテンジクダイ科と類似する[2]椎骨の数が両グループの鑑別点の一つとなっており、テンジクダイ類の24個に対しヤセムツ科魚類は25個である[2]

背鰭と臀鰭の軟条部はに覆われる[2]。前上顎骨の突起は退化的で、もたない場合もある[2]。トゲメオキムツ属(1種のみを含む)は鰓蓋骨に3本のトゲをもち、ハタ科魚類との類似が指摘されている[2]

分類

ヤセムツ科にはNelson(2016)の体系において7属43種が認められている[2]。本科はかつてテンジクダイ科の一亜科として分類されていたが[6]、近年ではJohnson(1984)の見解に従い独立のとして扱われるようになっている[7][8]

マルトゲスミクイウオ Rosenblattia robusta (マルトゲスミクイウオ属)。南半球に幅広く分布する中層遊泳性の深海魚[3]
ヒラヤセムツ Epigonus atherinoides (ヤセムツ属)。太平洋の外洋に分布し、海山の周辺から記録されている[5]
ヤセムツ属の1種(Epigonus lenimen)。インド太平洋の水深530-820mに分布する[3]
ヤセムツ属の1種(Epigonus occidentalis)。メキシコ湾カリブ海の深海に産する種類
ヤセムツ属の1種(Epigonus telescopus)。本科中の最大種。主に北大西洋に生息し、食用として利用されることもある[3]

出典・脚注

参考文献

外部リンク

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