ヤマアラシ科

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ヤマアラシ科Hystricidae)は齧歯目の科。ヤマアラシのうち旧世界に分布する系統群である。分布はヨーロッパ南部からレバント [3]アフリカの大部分、インド東南アジア(東フローレスまで)。旧世界のヤマアラシ科と新世界のアメリカヤマアラシ科はともにヤマアラシ顎下目Hystricognathi)に含まれるが、両者は幾分異なっており、それほど近縁でもない。

ヤマアラシ科の種は頑丈でがっしりした体格であり、鈍く丸みを帯びた頭、肉質で可動性のある鼻を持つ。厚い円筒形または平らな棘を身にまとい、通常の毛とは混在しない。ほとんどの種が完全な陸生である。サイズは、小型のネズミヤマアラシTrichys fasciculata)が体長17.9-48cm[4] 大型のタテガミヤマアラシHystrix cristata)が体長(尾部を除く)60-83cm、体重13-27kgである[5]

多くの種が典型的な植物食動物であり、果実、根、球根などを食べる。(おそらく)カルシウム源として、乾いた骨をかじる種もいる。他の齧歯類と同様、強力な切歯を持ち、犬歯を持たない。歯式[6]

分類

ネズミヤマアラシTrichys fasciculata

アフリカフサオヤマアラシAtherurus africanus

アジアフサオヤマアラシA. macrourus

インドタテガミヤマアラシHystrix indica

ボルネオヤマアラシThecurus crassispinis

マレーヤマアラシH. brachyura

タテガミヤマアラシH. cristata
+ケープタテガミヤマアラシH. africaeaustralis

Rovie-Ryan et al. (2017) によるミトコンドリアDNAシクロトムbの分子系統解析に基づく系統図[7]

以前は形態からフサオヤマアラシ亜科とヤマアラシ亜科の2群に分けられていたが[8]、のちの分類体系では認められておらず[1]、2017年に発表された分子系統解析でも支持されていない[7]

ボルネオヤマアラシなど3種からなるインドネシアヤマアラシ属Thecurusを認める説もあるが[8]、ヤマアラシ属の亜属とする説もある[1]。ミトコンドリアDNAシクロトムb遺伝子の分子系統解析では、ボルネオヤマアラシがヤマアラシ属の内群に含まれるという結果が得られている[7]

人間との関係

脚注

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