ヤマホロシ

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ヤマホロシ
福島県浜通り地方 2020年8月下旬
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : シソ類 Lamiids
: ナス目 Solanales
: ナス科 Solanaceae
: ナス属 Solanum
: ヤマホロシ S. japonense
学名
Solanum japonense Nakai[1]
シノニム
  • Solanum japonense Nakai var. takaoyamense (Makino) H.Hara[2]
  • Solanum gracilescens Nakai[3]
  • Solanum dulcamara L. var. heterophyllum Makino[4]
和名
ヤマホロシ(山桯)[5]

ヤマホロシ(山桯、学名Solanum japonense)は、ナス科ナス属蔓性多年草[5][6][7][8]。別名、ホソバノホロシ[1][8]

地下に匍匐する根茎があり、そこから伸びる地上茎はまばらに分枝し、無毛で、やや蔓性となって細長く四方に広がる。は互生し、長さ1-3cmになる葉柄があり、葉身は三角状卵形または三角状広披針形で、長さ3-8cm、幅0.8-3cmになる。葉先は細く伸びてとがり、縁は全縁、基部は円形または切形で、若い葉は表面に明らかな短毛があるが、のちに無毛になる。縁は全縁になるか、大型の不ぞろいの鋸歯が少数あり、下部の葉はしばしば3-5片に深く裂ける[5][6][7][8]

花期は7-9月。葉の反対側または茎の途中からまばらに分枝する集散花序をつけ、数個のをつける。は皿形で、先は5裂する。小花柄は萼の下方で少し太くなる。花冠は淡紫色で5深裂し、径1cmになり、はじめ平開するが、のちに各裂片は背面に強く反り返る。裂片の基部には黄緑色の腺体があり、花喉部内面は濃紫色をおびる。雄蕊は黄色で5個あり、花の中心部に集まって直立し、葯は長さ約3mmの長楕円形で、雌蕊を取り巻く。果実は径6-7mmになる球形の液果で、まれに楕円形となり、秋に赤色に熟す。種子は径約2mmとなる[5][6][7][8]。全草にソラニンを含むため、食べられない。

分布と生育環境

日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林縁などに生育する[5][6][7][8]。世界では、朝鮮半島中国大陸(中北部・東北部)に分布する[7][8]

名前の由来

和名の「ヤマホロシ」の「ホロシ」の語源は不明という[9]

種小名(種形容語)japonense は「日本の」の意味[10]

ギャラリー

下位分類

  • タカオホロシ Solanum japonense Nakai var. takaoyamense (Makino) H.Hara[2] - 成長した開花株の葉に多数の波状鋸歯が現れるものを変種として区分する場合があるが[7]、YListではヤマホロシのシノニムとされている[2]。東京都、山梨県、長野県などに分布する[9]。変種名 takaoyamense は「高尾山の」の意味[10]
  • キミノヤマホロシ Solanum japonense Nakai f. xanthocarpum H.Hara[11] - 果実が黄色いものを品種として区分する[8]。品種名 xanthocarpum は「黄色い果実の」の意味[10]

近縁種

脚注

参考文献

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