ユーボストリコセラス
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| 地質時代 | |||||||||||||||||||||
| 後期白亜紀チューロニアン - カンパニアン | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Eubostrychoceras Matsumoto, 1967 | |||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||
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ユーボストリコセラス(学名:Eubostrychoceras)は、後期白亜紀のチューロニアン期からカンパニアン期にかけて生息していた異常巻きアンモナイトの属。北太平洋地域やヨーロッパおよび南極大陸から化石が産出している。バネに似た開いた螺旋状の殻を持つことを特徴とする[1]。
ユーボストリコセラスはノストセラス科に属するアンモナイトの属である。螺環上に突起が発達しないことを特徴として、Eubostrychoceras indopacificumをタイプ種として松本達郎が1967年に記載・命名した[2]。属名のうち "Eubostrycho" は「太めの巻き髪」を意味し、"ceras"はアンモナイトの学名に広く用いられる「角」を意味する接尾語である[1]。種によって殻の巻きに差異があるものの、成年殻はヘリコイド状に巻く[3]。タイプ種である E. indopacificum では不明であるものの、幼年殻の形態はE. muramotoiのようにシャフト状をなすものと、E. japanicumのように巻いているものに大別される[4]。
ユーボストリコセラスの分布域は広く、インド[2]、南極大陸、日本、スペイン、ロシア(樺太およびカムチャツカ半島[4])、アメリカ合衆国(アラスカ州および西部)、カナダ(バンクーバー島)、ドイツ、マダガスカルで化石が発見されている[5]。
類縁関係
日本の代表的な異常巻きアンモナイトであるニッポニテスは、殻修飾や螺環の巻き方および成長初期段階の形態から本属に起源を持つことが示唆されている。例えば、また、ニッポニテスの持つ単肋や強肋および幅広の肋はユーボストリコセラスに共通する。ユーボストリコセラスとニッポニテスの差異は3次元的な構造と、鋸歯状肋および周期的な二重肋がユーボストリコセラスに存在しないことのみである。ニッポニテスは巻きの方向性が生涯を通じて変化する一方、ユーボストリコセラスは中年殻以降一貫してヘリコイド型に巻いて殻を構築する[4]。
また、ニッポニテスの他にスカラリテスもチューロニアン期においてユーボストリコセラスから派生した属と推測されている[6]。加えて同属内における種間の祖先-子孫関係も示唆されており、スカラリテスやニッポニテスに枝分かれした後も[注 1]カンパニアン期までユーボストリコセラスの系統は生き延びていたことが判明している[6]。
