リッターカー

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リッターカーの元祖」となった初代ダイハツ・シャレード[1]
2026年現在におけるリッターカーの代表的な車種となるトヨタ・ライズ(2代目ダイハツ・ロッキーリバッジ〈≒OEM〉)

リッターカーとは、排気量1,000ccクラスの小型乗用車(排気量1リッターのカー)。和製英語である[2]。現在では英語由来のコンパクトカー、スモールカーといった言葉も使われるようになっている[3]。多くのリッターカーは寸法から、欧州での自動車分類であるAセグメントにも分類される。

1950年代の日本の大衆車には、ダットサン・ブルーバードトヨペット・コロナといった1リッタークラスの車種が数多く存在していた[4]。ところが小型車規格(5ナンバー)の上限が1.5リッターから1.9リッターに拡大されたことにより、1960年代にはかつてリッターカーだった車種の排気量が大きくなり、ファミリーカー市場の上級志向が強まった。

1960年代には三菱・コルト1000ダイハツ・コンパーノ1000が登場し、特に1966年にはダットサン・サニートヨタ・カローラが誕生した。この1966年は後に「マイカー元年」と呼ばれるようになる。しかしこれらも、市場競争により排気量が拡大されていった。1970年代に入れば厳しい自動車排出ガス規制の影響もあって、排気量や車体サイズが肥大化する傾向がさらに強まっていたために、リッターカー市場に残っていた旧世代のモデルも皆淘汰され、空白となった[4]

こうした中で1977年秋、ダイハツ工業シャレードという名の小型車を発売した。シャレードは当時としても小さなエンジンに簡素で小柄な車体を組み合わせており、オーナーにとって経済的なことはもちろん、環境に与える悪影響も少ないと判断された。シャレードの開発思想は当時の自動車評論家から高い評価を受け、販売面でもヒットとなったのである。シャレードのエンジンが1,000ccだったことからリッターカーという言葉が生まれ、「大衆向け乗用車を生産する自動車メーカーはリッターカーを積極的に開発すべきだ」という声も上がるほどだった。なおシャレードの宣伝キャッチコピーは「5ヘーベカー」(5m2カー)というもので、リッターカーというのはマスコミが作った造語と見られる。

これに感化されたのか、1980年代には後に紹介されるように多くのリッターカーが誕生し、バブル景気だった影響もあってかつてのように消え去ることはなかった。1990年代には世界戦略車が市場を牽引していったものの、2000年代に入ればそれらも減少傾向にあった[4]。2010年代にはハイトワゴン以外のリッターカーは、もはや普通車並に豪華になった軽自動車よりも販売台数が伸びなくなってきた[5]。2020年代に突入してからは購入の選択肢が軽自動車と高級車へ二極分化が進み、さらに電気自動車の登場によりますます市場が狭くなりつつある[4]

代表的な車種

脚注

関連項目

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