リバルタ反応
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リバルタ反応は、胸水、腹水などの穿刺液が、滲出液であるのか、漏出液であるのか、簡便・迅速に判定することを目的とする[1]。
滲出液(浸出液と表記することもある)とは、局所の炎症、悪性腫瘍、などの組織傷害により貯留した液体である。漏出液とは、心不全、肝硬変、など、局所とは別の疾患により、血管内の水分が漏出して貯留したものである。 胸水、腹水など体腔内の液体貯留を見たときは、その原因が局所にあるのか(滲出液)、それとも、全身の病態を反映したものか(漏出液)を鑑別することが、診断と治療の上で重要である。
検査の方法と判定
検査の長所と限界
検査の原理
リバルタ反応の原理は明らかになっていない。検体の蛋白濃度が高いほどリバルタ反応は陽性となりやすい(蛋白量 3%以下では陰性、4 %以上では陽性、3-4 %では80 %以上陽性)とされるが[1]、 それを否定する報告もある[3]。 蛋白量以外には、漿膜腔(腹腔、胸腔、心膜腔)の炎症で増加するヒアルロン酸などの酸性多糖体も関係するとされる[1]。
白濁の成分として、C反応性蛋白、 α1-アンチトリプシン、 α1-酸性糖タンパク質、ハプトグロビン、トランスフェリン, セルロプラスミン、 フィブリノーゲン、ヘモペキシンが同定されており、いずれも急性相反応物質 [※ 2]であるので、リバルタ反応陽性は、単なる蛋白の漏出にとどまらず、炎症の存在をも反映しているとの報告がある[2]。
