ルドウィグ・ゴランソン

スウェーデンの作曲家 From Wikipedia, the free encyclopedia

ルドウィグ・ゴランソン[2][3](Ludwig Göransson, 1984年9月1日 - )は、スウェーデン出身の映画作曲家。『フルートベール駅で』、『クリード チャンプを継ぐ男』、『ブラックパンサー』、『オッペンハイマー』などの映画やテレビ番組の作曲で知られる。ルートヴィッヒ・ヨーランソンとも表記される[4]

概要 ルドウィグ・ゴランソンLudwig Göransson, 基本情報 ...
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音楽プロデューサーとしても知られ、ドナルド・グローヴァーの音楽プロジェクトであるチャイルディッシュ・ガンビーノの楽曲に参加[5][6]。アルバム『Awaken, My Love!』、楽曲「Redbone」はグラミー賞にノミネートされた。ほかに、ハイムチャンス・ザ・ラッパーなどのプロデュースも行っている。

生い立ち

スウェーデンリンシェーピングで生まれ育つ。幼少期から音楽のレッスンを受け、ストックホルムの音楽大学を卒業。

2007年ロサンゼルスに移住し、南カリフォルニア大学で映画やテレビ番組の音楽を学ぶ。この大学で後に『フルートベール駅で』、『クリード チャンプを継ぐ男』、『ブラックパンサー』でともに仕事をするライアン・クーグラーと知り合う。

大学卒業後まもなく、『ポリーmy love』、『プラダを着た悪魔』、『26世紀青年』、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』などで知られるセオドア・シャピロのアシストとして働き始める。最初のブレイクは2009年に作曲を担当したコメディ番組『コミ・カレ!!』だった。

映画作曲家として

2013年、同じく南カリフォルニア大学の卒業生のライアン・クーグラーが監督した『フルートベール駅で』で初の長編映画の音楽を担当。映画は2013年サンダンス映画祭カンヌ国際映画祭などで賞を受賞した。

その後もクーグラーと『クリード チャンプを継ぐ男』でもタッグを組み、3度目のタッグとなった『ブラックパンサー』(2018年)は大ヒットとなった[7]。『ブラックパンサー』では伝統的なアフリカの楽器と伝統的なスーパーヒーローの音楽の中間となる位置を目指して音楽が制作され、そのためにセネガルに赴き伝統的なアフリカ音楽と楽器を調査した。そこでフラ語を母語として歌うバーバ・マール英語版と会い、音楽に取り入れた[8]。この作品で、第91回アカデミー賞作曲賞を受賞した。2022年の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でも音楽を手がけている。同作ではリアーナらとともに主題歌『リフト・ミー・アップ』を作曲し、アカデミー歌曲賞にノミネートされた[9]。2025年、5度目のタッグとなった『罪人たち』でゴールデングローブ賞 作曲賞第98回アカデミー賞作曲賞などを受賞した[10][11][12][13]

クーグラー監督作品以外にも、『TENET テネット』(2020年)[14]以降のクリストファー・ノーラン作品に参加している。2023年に公開されたノーラン監督作品『オッペンハイマー』では自身2度目となるアカデミー作曲賞を受賞した[15]

音楽プロデューサーとして

2010年ドナルド・グローヴァーとともに『コミ・カレ!!』で仕事をしていた頃、グローヴァーの音楽プロジェクトであるチャイルディッシュ・ガンビーノのプロデュースと作曲を依頼され、以降3枚のアルバム『Camp』、『Because the Internet』、『Awaken, My Love!』をリリース。70年代のPファンクとブラックパワー・ミュージックにインスパイアされた『Awaken, My Love!』では、ゴランソンは全ての楽曲でプロデュースと作詞を手掛け、11月にはグラミー賞の年間最優秀アルバム賞や年間最優秀レコード賞(「Redbone」)など4部門にノミネートされた[16]

2012年ハイムのデビューEPをプロデュースし、楽曲「Forever」では新たなサウンドでバンドを確立するサポートをした。デビューアルバムの『Days Are Gone』では2曲のプロデュースも行った。

2013年8月、ジェイ・Zのレーベルであるロック・ネイションの作曲家としてマネジメント契約を交わした[17]

2018年5月5日チャイルディッシュ・ガンビーノとゴランソンのプロデュースによるガンビーノの楽曲「This Is America」をリリース。アメリカの Billboard Hot 100 にて初登場で1位となり、これはチャート史において31曲目の快挙となった。

ディスコグラフィ

アルバム

  • How to Find a Party (2013)

楽曲提供・プロデュース

フィルモグラフィ

映画

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題名 監督 備考
2008 トロピック・サンダー/史上最低の作戦
Tropic Thunder
ベン・スティラー 編曲、プログラミング
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと英語版
Marley & Me
デヴィッド・フランケル 追加音楽
2009 40男のバージンロード
I Love You, Man
ジョン・ハンバーグ英語版 ギター
紀元1年が、こんなんだったら!?
Year One
ハロルド・ライミス 追加音楽
ジェニファーズ・ボディ
Jennifer's Body
カリン・クサマ
2010 グレッグのダメ日記
Diary of a Wimpy Kid
トール・フロイデンタール テクニカル・スコア・エンジニア
奇人たちの晩餐会 USA
Dinner for Schmucks
ジェイ・ローチ
2011 ピザボーイ 史上最凶のご注文
30 Minutes or Less
ルーベン・フライシャー 作曲
2013 フルートベール駅で
Fruitvale Station
ライアン・クーグラー
なんちゃって家族
We're the Millers
ローソン・マーシャル・サーバー 作曲(セオドア・シャピロと)
2014 クレイジー・ドライブ
Stretch
ジョー・カーナハン 作曲
The Town That Dreaded Sundown アルフォンソ・ゴメス=レホン
A Merry Friggin' Christmas トリストラム・シャペロ英語版
トップ・ファイブ
Top Five
クリス・ロック
2015 クリード チャンプを継ぐ男
Creed
ライアン・クーグラー
2016 セントラル・インテリジェンス
Central Intelligence
ローソン・マーシャル・サーバー 作曲(セオドア・シャピロと)
なりすましアサシン
True Memoirs of an International Assassin
ジェフ・ワドロウ 作曲
インナー・ワーキング
Inner Workings
レオ・マツダ
2017 エブリシング
Everything, Everything
ステラ・メギー英語版
Hasan Minhaj: Homecoming King Greg Walloch / Christopher Storer
2018 ブラックパンサー
Black Panther
ライアン・クーグラー
デス・ウィッシュ
Death Wish
イーライ・ロス
ヴェノム
Venom
ルーベン・フライシャー
クリード 炎の宿敵
Creed II
スティーヴン・ケープル・Jr英語版
2020 TENET テネット
TENET
クリストファー・ノーラン
2022 私ときどきレッサーパンダ
Turning Red
ドミー・シー
ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー
Black Panther: Wakanda Forever
ライアン・クーグラー
2023 オッペンハイマー
Oppenheimer
クリストファー・ノーラン
2025 罪人たち
Sinners
ライアン・クーグラー
2026 スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー
Star Wars: The Mandalorian and Grogu / The Mandalorian and Grogu
ジョン・ファヴロー
オデュッセイア
The Odyssey
クリストファー・ノーラン
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テレビ番組

さらに見る 年, 題名 ...
題名 備考
2009-2015 コミ・カレ!!
Community
作曲
2011-2013 Happy Endings
2011-現在 New Girl / ダサかわ女子と三銃士
New Girl
2014-2015 Satisfaction
2016 Angie Tribeca
2019-2020 マンダロリアン
The Mandalorian
作曲(シーズン3からテーマ曲のみ)
2021 ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
The Book of Boba Fett
作曲
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受賞とノミネート

さらに見る 賞, 公開年 ...
公開年 回次 部門 作品 結果
アカデミー賞 2018年 第91回 作曲賞 ブラックパンサー 受賞
2023年 第96回 オッペンハイマー
2025年 第98回 罪人たち
ゴールデングローブ賞 2018年 第76回 作曲賞 『ブラックパンサー』 ノミネート
2020年 第78回 TENET テネット
2023年 第81回 『オッペンハイマー』 受賞
2025年 第83回 『罪人たち』
英国アカデミー賞 2023年 第77回 作曲賞 『オッペンハイマー』 受賞
2025年 第79回 『罪人たち』
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関連項目

脚注

外部リンク

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