レム睡眠行動障害と診断された場合には薬物治療が行われる[1]。
クロナゼパム、パロキセチンの投与でコントロールする[4]。
クロナゼパムが第一選択とされてきたが、より安全で忍容性のあるメラトニンの使用を支持する証拠が増加しており、両者の証拠を確立するためにさらなる試験が必要である[5]。
なお、レム睡眠行動障害では無意識に素早い暴力的動作を伴うこともあり、同室者に暴力を振るったり、室内のドアなどを壊す場合も少なくないため注意を要する[1]。
また、上記の薬物治療と並行して、下記のような非薬物的な介入を行うことが有効である[6][7]。
- 怪我を防ぐため寝室環境を整えることをサポートする。例えば、高さのあるベッドではなく布団を使ったり(布団から起き上がりづらい患者の場合は低いマットレスを使ったり)、周囲の家具を片付けたり、家具の角を毛布で覆ったりすることを支援する。
- 飲酒により症状が激しくなる場合があるため、必要であれば飲酒を控えられるよう(減らせるよう)サポートする。
- ストレス負荷が多い場合に、不快な夢を体験し激しい行動が見られるケースがあるため、患者の抱えるストレスや生活状況を丁寧に聞き取り、ストレスを緩和できるよう支援する。