ローズバーグ (オレゴン州)

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ローズバーグのダウンタウン
 
ダグラス郡内の位置

ローズバーグRoseburg)は、アメリカ合衆国オレゴン州南西部に位置する都市。ポートランドの南約280kmに位置する。人口は2万3683人(2020年)[1]。ローズバーグに郡庁を置くダグラス郡1郡のみで成る小都市圏を形成している。Timber Capital of the Nation(国の製材の首都)という標語が示す通り、ローズバーグは古くから製材業の中心地として発展し、現在でも木材・木製品製造業者のローズバーグ・フォレスト・プロダクツが本社を置いており、市最大の雇用主となっている[2]

1851年ニューヨーク州アルスター郡出身のドイツ・ユダヤ系のアーロン・ローズがこの地に入植した。これが今日のローズバーグの始まりであった。当初はディア・クリークがサウス・アンプクァ川に合流する地点であったことから、この地はディア・クリークと呼ばれていたが、1857年にローズの名を取ってローズバーグ(Roseburgh)に改められた。1894年、ローズバーグの綴りは現在のRoseburgに改められた[3]

1854年、ダグラス郡の郡庁を置く地をめぐって、ローズバーグと北のウィンチェスターとの間で住民投票が行われ、ローズバーグが選ばれた。すると、ローズは3エーカー(12,000m2)の土地を郡庁舎用地として寄付した。1860年までには、ウィンチェスターにあった重要な建物はローズバーグに移された[3]。やがて1872年10月3日、オレゴン州議会での議決により、正式に市として法人化された[4]

1959年8月7日午前1時頃、市内の建築資材会社のビル前の路上に駐車していた、2tダイナマイトと4.5tのニトロ化合物を積んだトラックが爆発し、周囲8ブロック四方が全半壊、死者14人、負傷者125人を出す事故が起こった。被害総額は1,000-1,200万ドルにのぼり、トラックの所有者であったパシフィック・パウダー・カンパニーは刑事では無罪とされたが、120万ドルの賠償金を支払うことになった。その後、ローズバーグの街は、主に地元企業が請求した保険金を基にして再建された[5]

2015年10月1日午前10時40分ごろ、市内のアムクワ・コミュニティ・カレッジで銃乱射事件が発生。犯人を含む10人が死亡した(アムクワ・コミュニティー・カレッジ銃撃事件[6]

地理

ローズバーグは北緯43度13分5秒 西経123度21分22秒 / 北緯43.21806度 西経123.35611度 / 43.21806; -123.35611に位置している。市はオレゴン州南西部、コースト山脈カスケード山脈に挟まれた、アンプクァ川流域のアンプクァ・バレーと呼ばれる地域に位置しており、ポートランドからは南へ約280kmである。

アメリカ合衆国国勢調査局によると、ローズバーグ市は総面積26.4km2(10.2mi2)である。そのうち25.9km2(10.0mi2)が陸地で0.5km2(0.2mi2)が水域である。総面積の1.9%が水域となっている。市の標高は161mである。

市域内をサウス・アンプクァ川が蛇行しながら流れており、南東岸に小規模なダウンタウンが形成されている。そのためローズバーグの街路はダウンタウンでこそ北東-南西方向および南東-北西方向の通りで整然と区画されているが、ダウンタウンの外では入り組んでいる。サウス・アンプクァ川はローズバーグの北西郊でノース・アンプクァ川と合流してアンプクァ川本流となり、コースト山脈を横切って太平洋へと注ぐ。

気候

ローズバーグ
雨温図説明
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137
 
9
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21
7
 
 
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10
 
 
5.1
 
29
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7.6
 
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25
 
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10
3
気温(°C
総降水量(mm)
出典:Weatherbase.com
インペリアル換算
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5.4
 
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38
 
 
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40
 
 
1.9
 
70
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1.7
 
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50
 
 
0.2
 
83
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0.3
 
83
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1
 
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3
 
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4.8
 
54
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5.7
 
49
37
気温(°F
総降水量(in)

ローズバーグの気候は、乾燥して涼しく、1日の寒暖の差が大きい夏と、緯度の割には温暖で、雨の多い冬に特徴づけられる。最も暖かい7-8月は、平均気温は20℃であるが、日中の最高気温の平均は28℃で、30℃を超えることもたまにある。一方、乾燥しているため夜の気温は大幅に下がり、最低気温の平均は12℃である。最も寒い1月の平均気温は5℃、最低気温の平均は1℃である。降水は11-2月の冬季に集中しており、月間100-140mmに達する。また、1月には8cmほどの降雪も見られる。一方、夏季の7-8月はほとんど雨が降らず、月間でも降水量は10mmに満たない。年間降水量は850mm程度である[7]ケッペンの気候区分では、ローズバーグは西海岸に広く分布する地中海性気候(Cs)に属する。

ローズバーグの気候[7]
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均気温( 5.06.68.311.113.916.720.020.017.212.87.85.612.2
降水量(mm 137.2104.188.950.848.343.25.17.625.476.2121.9144.8853.5

政治

ローズバーグはシティー・マネージャー制を採っている。シティー・マネージャーは市の行政の最高責任者であり、日常の行政実務の管理・監督、および市議会が採択した政策の管理・実施に責任を負う。市議会は市の立法機関であり、市法や市政策の採択を行う。また、市議会は市の土地利用政策やゾーニングの制定にも責任を負う。市議会は8人の議員から成っており、市を4つに分けた2名ずつが選出される。市議員の任期は4年であるが、2年ごとに各選挙区から1名ずつが改選される。市長の任期は2年で、全市からの投票で選出される[8]

交通

ローズバーグには玄関口となる商業空港はなく、近隣の商業空港はユージーンのユージーン空港(IATA: EUG)、もしくはメドフォードローグバレー国際メドフォード空港(IATA: MFR)であり、いずれもローズバーグの中心部から車で1時間半ほどを要する。しかし、これらの空港は国内線のみの発着で、便数も少ない。より規模が大きく、便数が多く、国際線も発着する空港としてはポートランド国際空港(IATA: PDX)が最も近く、ローズバーグの中心部から車で3時間強である。市内に立地するローズバーグ地域空港(IATA: RBG)はゼネラル・アビエーションと呼ばれる、自家用機やチャーター機等の発着が主となる、規模の小さい空港である。

州間高速道路I-5はダウンタウンのすぐ西側を南北に通っている。I-5は西海岸3州を縦貫する幹線で、オレゴン州においては経済の中心地ポートランド、政治の中心地セーラム、学術の中心地ユージーンおよびコーバリスを貫く、最も重要度の高い道路である。

グレイハウンドのバスディーポはダウンタウンにあり、シアトル・ポートランド方面とサクラメントロサンゼルス方面とを結ぶ長距離バスが停車する。

人口推移

以下にローズバーグ市における1860年から2010年までの人口推移をグラフおよび表で示す。

統計年人口
1860年835人
1870年600人
1880年822人
1890年1,472人
1900年1,690人
1910年4,738人
1920年4,258人
1930年4,362人
1940年4,924人
1950年8,390人
1960年11,467人
1970年14,461人
1980年16,644人
1990年17,032人
2000年20,017人
2010年21,181人

姉妹都市

外部リンク

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