ローマ式敬礼

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1784年、ジャック=ルイ・ダヴィッドが描いた絵画『ホラティウス兄弟の誓い

ローマ式敬礼(ローマしきけいれい)とは、一般には古代ローマが起源とされる敬礼で、手のひらを下に向け、腕と指を完全に伸ばして前方を向くジェスチャー。現代ではファシズムの象徴と広く認識されており、「ナチス式敬礼」とも呼ばれる。

一般には古代ローマが起源とされるが、しかし当時の文献には記述が無く、ローマ美術に見られる挨拶のジェスチャーとも類似していない。

1784年、ジャック=ルイ・ダヴィッドの絵画『ホラティウス兄弟の誓い』により、このジェスチャーと古代ローマとの関連性が生まれ、この関連性は他の新古典主義の芸術作品でさらに広まった[1][2]。19世紀後半から20世紀初頭にかけて演劇や映画でこのジェスチャーが古代ローマの習慣として描かれ、大衆文化により広まった。

1892年から1942年までアメリカ合衆国では忠誠の誓いとして、類似のジェスチャーであるベラミー式敬礼が使用された。

ファシストによる採用

1914年、イタリア民族主義者であるガブリエーレ・ダンヌンツィオが脚本した映画『カビリア』は、『ローマ建国史』をベースとし、古代ローマの敬礼としてこのジェスチャーを採用した。更にダンヌンツィオは1919年に未回収のイタリアの一部であるフィウーメの占領を指導した際に、このジェスチャーを新帝国の儀式として採用した。このジェスチャーはすぐにファシストのシンボルとして採用され、1923年にはムッソリーニ率いるイタリアのファシスト党に段階的に採用された[3]

1926年にはドイツナチス党が強制的に採用し、1933年にはナチスが権力を握ったドイツ国家でも採用された(ナチス式敬礼[4]

またイタリアやドイツなどの支援や影響を受けたフランコ体制下のスペインなど各国の集団でも使用された。

第二次世界大戦後

脚注

関連項目

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