三硫化二リン
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| 物質名 | |
|---|---|
Phosphorus trisulfide | |
Diphosphorus trisulfide | |
別名 Diphosphathiane-1,3-dithione | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.032.094 |
| EC番号 |
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PubChem CID |
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| 国連/北米番号 | 1343 |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| P2S3 | |
| モル質量 | 158.13 g·mol−1 |
| 外観 | 灰色がかった黄色の固体[2] |
三硫化二リン(さんりゅうかにリン、英語: Diphosphorus trisulfideは、化学式)P
2S
3で表されるリンの硫化物である。極めて不安定であり、研究が困難である[3]が、対称的に二量体であるP4S6はよく知られている。
赤リンと硫黄を熱することで三硫化二リンが得られるという初期の報告は、1893年にHelffによって間違いであることが示された。1928年に再び三硫化二リンの存在がRalston、Wilkinsonらによって報告され、1959年にはPitochelli、AudriethらによってX線回折を用いて存在が示されたが、完全な単離には成功しなかった[4]。その後1997年にLohr、Sundholmらによって構造の理論的解析が発表された[5]。
2017年、Xiaoはコンピューターシミュレーションに基づいたP
2S
3の2次元結晶化が可能であると提唱し、そのナノリボンとナノチューブが半導体の分野に活用できる可能性を示唆した[6]。
