世界を売った男 (曲)
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 「世界を売った男」 | |
|---|---|
| デヴィッド・ボウイの楽曲 | |
| 初出アルバム『世界を売った男』 | |
| 英語名 | The Man Who Sold the World |
| リリース | 1970年11月4日 |
| 録音 | 1970年5月4日・22日 |
| ジャンル | ロック |
| 時間 | 3分55秒 |
| レーベル | マーキュリー・レコード |
| 作詞・作曲 | デヴィッド・ボウイ |
| プロデュース | トニー・ヴィスコンティ |
「世界を売った男」(せかいをうったおとこ 原題:The Man Who Sold the World)はデヴィット・ボウイの楽曲。
ボウイの三枚目のスタジオ・アルバムに収録されている。1970年にアメリカ合衆国で、1971年にイギリスでマーキュリー・レコードから発売された。
「世界を売った男」はリリース時あまり注目されていなかった。ボウイ自身によるシングルとしてはリリースされなかったが1973年アメリカで「スペイス・オディティ」、同年イギリスから「火星の生活」のB面としてRCAレコードから発売された。この曲が人気になったのは、ボウイとミック・ロンソンがプロデュースしたスコットランドの歌手ルルがカバーし、全英シングル・チャート最高3位になったときだった[1]。1982年にミッジ・ユーロがカバーバージョンを発表(なお、このバージョンは2015年に発売されたステルスゲームの『メタルギアソリッドV ファントムペイン』で用いられている)、1993年にニルヴァーナがMTVアンプラグドでこの曲をカバーし、新しい年代層にも広まった[2]。ボウイのキャリアの後期ではこの楽曲のアレンジを演奏しており、1995年のアウトサイド・ツアーではよりダークなスタイルで演奏した。ツアーでのアレンジ版を「ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート」のB面として1995年に発売された。1996年のドキュメンタリー『チェンジスナウボウイ』の為にこの楽曲をアコースティックバージョンで再録音、2020年にEP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』のデジタル版とアルバム『チェンジスナウボウイ』でリリースされた[3]。オリジナル版は複数回コンピレーション・アルバムに収録されている。
背景
『世界を売った男』のバッキングトラックは、1970年5月4日にロンドンのトライデントスタジオで「ランニング・ガン・ブルース」と共に録音された。この時点でこの楽曲は「Saviour Machine」というタイトルで録音され、本作のタイトルは含まれていなかった。ケビン・カンによると、ラインナップはアコースティックギターのボウイ、エレキギターのミック・ロンソン、ベースとプロデューサーのトニー・ヴィスコンティ、ドラムとパーカッションのミック・ウッドマンジー、そしてモーグ・シンセサイザーのラルフ・メイス[4]。その後ロンソンとミックは「ザ・スパイダーズ・フロム・マーズ」で有名になった[5]。ヴィスコンティによると、ボウイは5月22日にアドヴィジョンスタジオでボーカルを録音した。このアルバムのミキシング最終日、ボウイはアドビジョンに移動している際、フリッツ・ラング監督の1927年の映画『メトロポリス』へのオマージュとして『メトロボリスト』と名付けるつもりであった[6]。