中西徹
From Wikipedia, the free encyclopedia
- 1979年 東京都立石神井高等学校卒業
- 1982年 上智大学経済学部卒業(兼光秀郎ゼミナール)
- 1985年 アテネオ・デ・マニラ大学客員研究員(~1986年)
- 1989年 東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(高橋彰ゼミナール)、経済学博士
- 1989年 国際大学大学院国際関係学研究科講師
- 1991年 北海道大学経済学部助教授
- 1996年 東京大学経済学部助教授
- 2000年 東京大学教養学部助教授
- 2001年 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授(経済学研究科兼担)
- 2007年 東京大学教養学部総合社会科学科長
受賞歴
- 1992年 発展途上国研究奨励賞(アジア経済研究所)。
- 1993年 各務記念財団優秀図書賞(東京海上各務記念財団)
人物
スラム経済の研究で著名であり、今でこそスラム研究は盛んになりつつあるが、国内で初めて参与観察法によって発展途上地域のスラムに立ち入り、現地の経済活動を分析した人物である。その成果は博士論文[1]をもとにした『スラムの経済学』(東京大学出版会、1991年)に表された。
上智大学時代には兼光秀郎教授のもとでミクロ経済学を学修し、その後、東京大学大学院ではフィリピン経済・低開発経済論研究者であった高橋彰教授(故人、元アジア経済研究所理事)に師事して発展経済学やフィリピンの農村経済、都市労働市場、金融などを学ぶ[2]。
特に、ルイス=ラニス=フェイモデルに代表される二重経済論や発展途上国の労働市場を説明する農工間資源移転モデルに詳しい。しかし、経済学の論理実証主義の立場に懐疑的な立場をとり、現地への直接的接近から低開発経済の要因を探求するため、フィールドワークを実施。その後は、スラム経済に代表される慣習経済や貧困問題に関心を移し始めた。国際大学、北海道大学で勤務したのち、1996年に高橋彰が東京大学を退官の際、後継として東京大学経済学部助教授に就任。その後、同大学教養学部に異動した。