乗代雄介
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北海道江別市生まれ。幼少期に東京都練馬区に移る。中学生のとき、「侍魂」などのテキストサイトが流行していたことや、いがらしみきおの『のぼるくんたち』の影響などからブログで「創作」と呼ばれる文章を書き始める。ブログのタイトルは、キンクスの曲名に由来する「ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ」。高校時代から、読んだ本の気に入った部分をノートに書き写すという習慣を持つようになる。ブログを創作の原点と考えているという[3]。大学のセンター入試前後、2ちゃんねるの国内サッカー板に立てたスレッド「今日俺が一人で近所の公園でリフティングをしてたら」が別の書き手によって書き継がれ[4]、小学館から単行本化された経験をもつ[5]。
法政大学社会学部メディア社会学科卒業。在学中は田中優子のゼミに所属[6]。卒業後、学習塾に勤務。インターネットで知り合った爪切男やこだまらとともに文芸同人誌「なし水」に参加[7]。
2015年、「十七八より」[注釈 1]で第58回群像新人文学賞を受賞しデビュー[3]。受賞時の職業は塾講師[8][リンク切れ][9]。2018年、『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞受賞[10]。2020年、「最高の任務」で第162回芥川龍之介賞候補[11]。2021年、「旅する練習」で第164回芥川龍之介賞候補[12]。『旅する練習』で第34回三島由紀夫賞受賞[13]。2022年、「皆のあらばしり」で第166回芥川龍之介賞候補[14]。『旅する練習』で第37回坪田譲治文学賞受賞[15]。2023年、「それは誠」で第169回芥川龍之介賞候補[16]。『それは誠』で第40回織田作之助賞受賞[17]。2024年、同作で第74回芸術選奨文部科学大臣賞受賞[18]。2025年、「二十四五」で第172回芥川龍之介賞候補[19]、第1回永井荷風文学賞候補[20]。
作品リスト
単行本
- 『十七八より』(2015年8月、講談社 / 2022年1月、講談社文庫)
- 初出:『群像』2015年6月号
- 『本物の読書家』(2017年11月、講談社 / 2022年7月、講談社文庫)
- 「本物の読書家」 - 『群像』2016年9月号
- 「未熟な同感者」 - 『群像』2017年7月号
- 『最高の任務』(2020年1月、講談社 / 2022年12月、講談社文庫)
- 「生き方の問題」 - 『群像』2018年6月号
- 「最高の任務」 - 『群像』2019年12月号
- 『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』(2020年7月、国書刊行会)
- 「創作」 - 初出:本人ブログ(掌編66篇)
- 「ワインディング・ノート」 - 初出:本人ブログ(長篇エッセイ)
- 「虫麻呂雑記」 - 書き下ろし
- 『旅する練習』(2021年1月、講談社 / 2024年1月、講談社文庫)
- 初出:『群像』2020年12月号
- 『皆のあらばしり』(2021年12月、新潮社 / 2025年7月、新潮文庫)
- 『掠れうる星たちの実験』(2021年12月、国書刊行会)
- 「掠れうる星たちの実験」 - 『群像』2021年7月号
- 「書評」
- 『職業としての小説家』村上春樹
- 『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』J・D・サリンジャー(金原瑞人訳) - 『図書新聞』第3370号
- 『アナーキストの銀行家 フェルナンド・ペソア短編集』フェルナンド・ペソア(近藤紀子訳)
- 『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短編29』ジェイ・ルービン編 - 『新潮』2019年6月号
- 「創作」
- 「八月七日のポップコーン」
- 「センリュウ・イッパツ」
- 「水戸ひとりの印」
- 「両さん像とツバメたち」
- 「鎌とドライバー」
- 「本当は怖い職業体験」
- 「This Time Tomorrow」
- 「六回裏、東北楽天ゴールデンイーグルスの攻撃は」
- 「フィリフヨンカのべっぴんさん」
- 『パパイヤ・ママイヤ』(2022年5月、小学館 / 2024年6月、小学館文庫)
- 初出:『STORY BOX』2022年3月号
- 『それは誠』(2023年6月、文藝春秋 / 2026年4月、文春文庫)
- 『二十四五』(2025年1月、講談社)
- 初出:『群像』2024年12月号
アンソロジー収録
- 「生き方の問題」 - 『文学2019』(2019年4月、講談社)
- 初出:『群像』2018年6月号
- 「さいごのしれい」 - 『Story for you』 (2021年3月、講談社)
- 初出:「tree」2020年7月30日公開[22]
- 「フィリフヨンカのべっぴんさん」 - 『文学2022』(2022年6月、講談社)
- 初出:『掠れうる星たちの実験』(2021年12月、国書刊行会)
- 「教えてあげたい」 - 『ベスト・エッセイ2023』(2023年6月、光村図書出版)
- 初出:日本経済新聞2022年7月11日夕刊「プロムナード」
- 「犬馬と鎌ケ谷大仏」 - 『鉄道小説』(2022年10月、交通新聞社)
- 「客人の思惑」 - 『超短編! 大どんでん返し Special』(2023年12月、小学館文庫)
- 初出:『STORY BOX』2021年9月号
- 「一人ぼっちで、それでも伝えるために」 - 『みんなどうやって書いてるの? 10代からの文章レッスン』(2024年9月、河出書房新社)
- 「風後の灯火」 - 『孤独の時間。』(2025年6月、講談社)
- 初出:『群像』2025年3月号
- 「金城氏」 - 『作家と編集者』(2026年3月、創元文芸文庫)
- 初出:『紙魚の手帖』vol.22(2025年4月)