五家宝
From Wikipedia, the free encyclopedia
おこし種を水飴などで固め棒状にした芯をきな粉に水飴などを混ぜた皮で巻き付け、さらにきな粉を表面にまぶしたものであり、青色のものは青大豆を用いて製造されている[1]。
大田南畝の随筆『奴凧』(1821年)に、安永6年(1777年)に日光参詣の道中で食べた「五荷棒」と比べ、今年(1820年)もらった秩父の「五かぼう」は形が大きくおこし米でできている、という記述があるように、江戸時代より北関東の各地で同名異字の五家宝が作られており、製法も時代や地方によって様々なものがあった[2]。
現在では、埼玉県熊谷市の銘菓として知られ市内各地に取扱店舗があるほか、まれに公立小中学校の学校給食にデザート代わりに出ることがある。
草加市の草加煎餅・川越市の芋菓子と共に埼玉の三大銘菓とされており[3][4]、埼玉の音風景・かおり風景10選の一つ(かおり風景)にも認定されている[3]。
2021年に公募された文化庁の100年フード「伝統の100年フード部門」に熊谷市主体で応募・認定され、有識者特別賞も受賞した[5]。
熊谷市では「五嘉棒」の名で文政年間に熊谷で売り出され、その後「五嘉宝」「五箇宝」表記を経て、「五穀は家の宝である」という祈りを込めて現在の表記となったと紹介している[3]。
また、加須市でも特産品となっており、約140年前から不動ヶ岡にある総願寺の門前で販売されていたと紹介している[6]。
なお、熊谷市や加須市以外で販売を行っている企業も多い。