仲井戸麗市
日本のミュージシャン (1950-)
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人物
東京都新宿区生まれの新宿育ち。実家は印刷業を営んでおり、従業員の「クボさん」が昼休みにギターやウクレレを弾き歌っていたのに興味を持ち、ギターを始める。新宿の喫茶店で開かれていた「グリンカマンドリンクラブ」でクラシックギターを松浦先生に3年間習う。ステージ・ネームの「麗市」は彼が敬愛するフォーク・シンガー、ドノヴァン・フィリップ・レイチのファミリー・ネームから取った(アルバム、記事などによってはクレジットの英語表記が"Reiichi"「れいいち」とされている)。妻は写真家のおおくぼひさこ。
10代前半でザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、エレクトリック・ギターと出会う。ブルースやソウルの偉大なミュージシャンたちに深く傾倒し、ギター演奏やボーカルスタイルに影響を受けている。ソロ・ミュージシャンとしての活動と並行して取り組んでいるポエトリーリーディング(詩の朗読会)も活動の柱の一つである。
経歴
1968年、国立市の桐朋高等学校3年の頃、奥津光洋と「古井戸」を結成。洋楽のブルースやリバプールサウンドのコピーを演奏していた。
1969年、高校卒業後、東京デザイナー学院に進む。とある日、兄から貰った割引券で、渋谷・宮益坂の生演奏の店“青い森”を訪れ、そこで唄っていた加奈崎芳太郎と出会い[1][2]、加奈崎芳太郎&古井戸として活動を開始。結成時4人組だった古井戸はやがて3人となり、デビュー時には2人組に[2]。洋楽のコピーと併せて初めてオリジナル曲を制作。
1970年、泉谷しげる、RCサクセション、ピピ&コットらとライブハウスで競演し始める。
1971年、エレックレコードからデビューした泉谷の後押しで、古井戸もエレックに所属(海援隊の中牟田俊男などとも親交を持つ)。泉谷の1stアルバム『泉谷しげる登場』でよしだよしことともにリードギターを務める。『唄の市 第一集』でデビュー(古井戸はデビュー前は4人組だったが、この時点では仲井戸と加奈崎の2人組となっている)。
1972年、デュオ名を正式に「古井戸」にし、『古井戸の世界』を発表。重いブルースを志向していた仲井戸がほんの軽い気持ちで作ったフォークソング「さなえちゃん」がヒット。仲井戸のルックスと相まって古井戸に「可愛らしい」「女の子受け」というイメージがつきまとい始め、女性ファンが増える。フジテレビの生放送番組『リブ・ヤング!』において、各出演者が自身のヒット曲を演奏させられる中、「さなえちゃん」を求められていた古井戸のステージで仲井戸は「♪俺はこんな歌なんか唄えねえよ。俺達の他の歌もききやがれ」とアドリブで唄いそのままスタジオから出て行く。以降、番組へは出入禁止となる。
1978年、RCサクセションのステージにサポートメンバーとして参加し始める。
1979年、『ラストステージ』を最後に古井戸解散。1977年の破廉ケンチ脱退後空席となったリードギタリストとしてRCサクセションに正式加入。その後、1980年代のRCサクセション躍進の牽引者として忌野清志郎と共に活躍。時代を代表するロックバンドのギタリストとして、一躍脚光を浴びる。
1982年、『ロックンロールオリンピック』に「チャボ&梅津和時ホーンセクション」として出演。
1985年、初のソロ・アルバム『THE 仲井戸麗市 BOOK』をリリース。
1988年、旧友 泉谷のバックバンドLOSERにギタリストとして参加。
1990年、セカンド・ソロ・アルバム『絵』をリリース。STILL ALIVE & WELLツアーを実施。
1991年、RCサクセション無期限活動休止。当時THE STREET SLIDERSの土屋公平と共に麗蘭を結成、弾き語りなどのソロ活動と平行して活動を続ける。自身の事務所「7th Mother/セブンス・マザー」を設立。
1993年2月、3枚目のソロ・アルバム『DADA』リリース。
1994年8月、5年ぶりの忌野清志郎と共演、日比谷野外音楽堂『GLAD ALL OVER』。その模様は後にCD、映像でリリース。
1996年、CHABO BANDを結成。
1997年2月、4枚目のソロ・アルバム『GREAT SPIRIT』リリース。
1998年2月、生まれ育った新宿にあった日清パワーステーションにて『SWEET HOME SHINJUKU』と題したライブを、2月から6月にかけて毎月最終週末、バンドとソロ公演を交互に展開。後にNHK BSで総集編の映像がTV放送された。
1998年8月、中村隆太郎監督のテレビアニメ作品『Serial expeliments lain』の音楽を、当時のCHABO BANDのキーボード・たつのすけと担当。『serial experiment lain/sound track』としてパイオニアLDCより発売。
1999年1月、5枚目のソロ・アルバム『My R&R』リリース。
2000年2月、音楽生活30年を記念して、収録曲のほとんどが新録音、初登場の音源からなるの4CD BOXセット『Works』リリース。初のVIDEO CLIP集『solo Works』同日発売。
2002年5月、『ロックの感受性』(平凡社新書)発売。
2007年12月8日、『Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ2007』に忌野清志郎+仲井戸麗市名義で出演。「マザー」「ア・ハード・デイズ・ナイト」「イマジン」を演奏。
2008年2月10日、日本武道館での『忌野清志郎 完全復活祭』に参加。
2008年3月、横浜市港北区の駐車場で愛用のギターを含む音楽機材9点を積んだ車が盗難される。
2008年6月、ポエトリーリーディング企画ミニ・アルバム『Poetry』リリース。
2008年7月、フジロックフェスティバルに「忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 仲井戸麗市」で出演予定も忌野の癌再発によりキャンセルとなる。仲井戸は自身の公式サイトに忌野への秀逸なメッセージを寄せている。
2009年5月、忌野清志郎が逝去。その最期を看取る。親族・近親者のみの密葬では、出棺の際、棺の上に飾られた愛用のギターを天に掲げた。ファンも参列した青山葬儀所での葬儀における完全復活祭のメンバーによる「雨あがりの夜空に」の演奏には、仲井戸は参加していない。同月22日、23日と東京・南青山MANDALAにて「Monthly CHABO vol.11 CHABO SOLO『OVER Night!!』」を開催。ライヴ冒頭のMCで、両日の公演を忌野の追悼ライヴとすることを宣言した。
2012年8月、中村達也(Dr)、蔦谷好位置(Key)、KenKen(B)らと、the dayを結成。
2015年4月、BSジャパン『オン・ザ・ロック!』の番組MCを半年にわたって務め、湯川れい子、カルメン・マキらと共演。
2015年5月、the day の1st ミニ・アルバム『THE DAY』CDとLPを同時リリース。
2015年9月、13年ぶりのオリジナル・ソロ・アルバム『CHABO』リリース。
2015年9月6日、渋谷公会堂でデビュー45周年記念ライブ『MY NAME IS CHABO』を行う。
2017年10月、仲井戸"CHABO"麗市 67th Birthday LIVE CHABO BAND「雨あがりの夜空に2017」を日比谷野外音楽堂で開催。同月18日に、RCサクセション時代の「雨あがりの夜空に」のセルフカバー限定盤7インチレコードおよび配信をリリース。
2019年4月、Charとの共演ライヴ「遂に実現!一夜限りで開ける二人の宝箱『Char×Chabo “宝箱”』」をEX THEATER ROPPONGIにて開催。
2020年7月、新型コロナウイルス感染症の影響で、予定していたライヴが続々と中止になるなか、自身初のオンラインライブ「Online Acoustic LIVE 2020 [ソロアルバム1枚を全曲演るライブ Vol.1]」を南青山MANDALAから配信。1stソロ・アルバム『THE 仲井戸麗市 BOOK』の全曲演奏を行った。
2024年12月、アルバム『Experience』リリース。CD2枚組、ボーナストラック4曲を含む全20曲収録。
2025年2月、デビュー55周年記念、過去のアルバムをリマスターしたアナログ盤リイシュー第1弾『THE 仲井戸麗市 BOOK』リリース。
2026年4月24日、竹中直人★70th birthday celebration★[古井戸/RCサクセションを唄う]で伴奏を務める[3]。
作品リスト
CHABO BAND作品を含む。古井戸名義、RCサクセション名義、麗蘭名義のものは、それぞれの頁を参照のこと。
アルバム
オリジナル・アルバム
その他のアルバム
| 枚 | 発売日 | タイトル | 備考 |
|---|---|---|---|
| ミニ・アルバム | |||
| 1st | 1995年11月1日 | PRESENT #1 | |
| 2nd | 1996年3月6日 | PRESENT #2 | |
| 3rd | 1996年8月7日 | PRESENT #3 | |
| 4th | 1997年12月10日 | PRESENT #4 | 「CHABO BAND」名義 |
| 5th | 2008年6月10日 | Poetry | WEB通販のみ発売 |
| ライブ・アルバム | |||
| 1st | 1997年11月27日 | SOUL TO SOUL ~Live at Hibiya Yaon~ | 「CHABO BAND」名義 |
| 2nd | 2010年1月20日 | I STAND ALONE | |
| 3rd | 2016年9月20日 | 旅に出た二人 | 「仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴」名義 |
| ベスト・アルバム | |||
| 1st | 1998年4月22日 | CHABO'S BEST vol.1 [1985-1997] | |
| 2nd | 2003年1月29日 | CHABO'S BEST「HARD」 | |
| 3rd | CHABO'S BEST「Heart」 | ||
| 4th | 2005年10月5日 | PRESENT #55 My Back Page | |
| 5th | 2015年6月25日 | PRESENT ALL | |
| サウンドトラック | |||
| 1st | 1998年8月26日 | serial experiments lain | |
| オフィシャル・ブートレグ | |||
| 1st | 2006年7月31日 | CHABO BAND LIVE 1998 | WEB通販のみ発売 |
| 2nd | 2006年8月31日 | CHABO SOLO LIVE 1998 | |
| 3rd | 2012年4月30日 | Official Bootleg ONGAESHI LIVE SELECTION | ファンクラブのみの発売 |
| 4th | 2014年4月19日 | official bootleg 2013 CHABO SOLO LIVE SELECTION | ファンクラブのみの発売 |
| ボックス | |||
| 1st | 2000年2月9日 | works | |
シングル
その他の作品
映像作品
| 発売日 | タイトル | |
|---|---|---|
| 1993年6月30日 | HEART of SOUL | |
| 1994年5月11日 | Solo Action「密室」 | |
| 1997年11月27日 | SOUL TO SOUL ~Tour Document~ | |
| VHS 2000年2月9日 DVD 2003年10月29日 |
solo works | |
| VHS 2001年7月20日 DVD 2003年10月9日 |
STAGE FRIGHT | |
| 2003年10月25日 | TIME 2001-2003 -Feel Like Going Home- | |
| 2006年7月28日 | 今日 歌いたい唄。 | |
| 2010年1月20日 | I STAND ALONE | |
| 2011年8月3日 | OK! Come On CHABO!!! on DVD | |
| 2011年10月9日 | DIAMOND LANE -Unreleased 1990-2010 Unplugged- | |
| 2012年12月30日 | 我が道を行く62 | |
| 2016年2月24日 | 仲井戸麗市 45th Anniversary MY NAME IS CHABO | |
| ファンクラブのみの発売 | ||
| VHS 1994年2月 DVD 2004年12月1日 |
1992年 仲井戸"CHABO"麗市 夏 | |
| Sweet Home Shinjuku | ||
| NAKAIDO'S FRIENDS 27 | ||
| 2015年2月 | OFFICIAL BOOTLEG つ、ついに I'm Sixty-Four | |
執筆活動
テレビ出演
ラジオ出演
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- 仲井戸CHABO麗市 (@chabo61) - X(旧Twitter) - スタッフによる公式