佐野量子
日本の女優、歌手、タレント (1968-)
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略歴
生い立ち
二人姉妹の長女として静岡県富士市に生まれる。地元の富士山本宮浅間大社の神主により「量子(かずこ)」と名付けられる[8]。富士市は公害が酷く喘息になるなどしたため、3歳の頃に母親の実家のある富士宮市へ引っ越す[9]。西ヶ岡幼稚園、富士宮市立貴船小学校を経て富士宮市立富士宮第四中学校へ入学。中学時代はソフトボール部の部長を務め、ピッチャーとして活動した[10][11]。中学卒業後は地元の静岡県立富士宮北高等学校へ進学[12]。
芸能界デビュー
芸能界へ憧れを抱いていた高校1年の1学期、雑誌でタレント養成所の生徒募集の記事を見て見学のため東京を訪れる。養成所ではなく、誤って芸能事務所である田中プロモーションのオフィスの方を訪問したことがきっかけとなり、田中プロの下で日本テレビでドラマのオーディションを受けることとなる[13]。その後静岡から週に1度、高速バスで東京の養成所に通いレッスンを受ける。オーディションに合格したことから、ドラマ撮影のため高1の夏休みに上京し[14]、1984年10月放送開始の日本テレビ系ドラマ『気分は名探偵』で、朝丘雪路の娘役で女優デビュー[1][15][2]。
本名の読みは「かずこ」であるが、「“かずこ”じゃ読みにくいから、“りょうこ”にしよう」という事務所スタッフの一言で、芸名が決定した[16]。
翌1985年4月21日、「ファースト・レター」でRVC(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)からアイドル歌手デビュー[17][6][2]。芸能界デビューは女優であったが、本人は歌手への憧れも持ち続けていたという[15]。以降歌手としてシングル17枚、アルバム9枚を発表し、女優としてテレビドラマにも多数出演した[1]。
バラエティ番組での活動
所属事務所である田中プロモーションの方針転換に伴い、田中プロのスタッフの弟が在籍していたことが縁で浅井企画にマネージャーと共に移籍[18]。同事務所の小堺一機や関根勤とバラエティ番組で共演する機会も増え、おっとりとした天然キャラで人気となる。「ナマコをちょうちょ結びにしたら内臓が出ちゃいました」という発言は有名で、「なまこ姫」「なまこのお姉ちゃん」などと呼ばれ、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)では天然キャラアイドルとして準レギュラー扱いとなる[19][20]。1988年から1989年にかけて『笑っていいとも!』レギュラーとなり、クイズコーナーで「動物に例えると何ですか?」と質問するのがお馴染みとなった。1994年12月に芸能界からの引退を表明、翌1995年にJRA騎手・武豊と結婚した[21]。
引退後
引退後はメディアへの出演を行っていなかったが、2015年10月10日放送の『豊さんと憲武ちゃん! 旅する相棒〜1泊2日京都編〜』(テレビ朝日)で、約20年ぶりにテレビ番組に出演した[22]。クリス松村の2009年10月5日付けのブログには武夫妻の写真が掲載されている[23]。
人物
- 静岡県立富士宮北高等学校普通科1年生から明治大学附属中野高等学校定時制→東京都立代々木高等学校(現・東京都立世田谷泉高等学校)定時制へ転校後卒業。その後短大(在籍していた短大は非公表)の家政学科へ進学[26][27]。
- 趣味はフィギュアスケート。デビュー当時の趣味はアクセサリー収集、スポーツ(球技全般)、特技はピアノであった[15]。アイドル時代の好物は納豆、和食、牛乳[28]。
- 西村知美とはアイドル時代から仲が良く、プライベートで女子会を開くなど親交が深かった[29]。また、高校が一緒であった同期の芳本美代子とも仲が良かったと語っている[30][31][32]。
- 『ドキド欽ちゃんスピリッツ!!』で佐野を登用した萩本欽一は、可愛いがどこか間の抜けたところがあり、いわゆる「コントができる」というタイプではないが、地の面白さがあると評している[33]。
- 関根勤は、小堺一機とのラジオでマニアックな話をしていても、佐野はスッと入ってこられる独特の雰囲気があり、遠い星からやってきた宇宙人のようだと語っている[33]。
- 森末慎二は、佐野について、すごく穏やかだが一本の芯が通っている人柄であると語っている[33]。
- 風見しんごは、コントの演出上で腕を掴んだだけでも佐野は本気で払ってくると語り、芸能界でそうしたことができるのは、佐野の他には和田アキ子と小泉今日子ぐらいのものであると語っている[33]。
- 『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)などで共演した髙嶋政宏は、佐野について清楚で柔らかい雰囲気があり、ほんわかした独特の色気を持っていたと評している[34]。
出演
映画
テレビドラマ
- 土曜グランド劇場「気分は名探偵」(1984年 - 1985年、日本テレビ) - 吉原かおり 役
- ガンコおやじに敬礼!(1985年、TBS) - 岩倉正子 役
- 年末時代劇スペシャル(日本テレビ)
- 月曜ドラマランド(フジテレビ)
- 「セーラー服応援団!乙女白書」(1986年2月3日) - 主演
- 「初恋スキャンダル」(1986年7月21日) - 主演・久美 役
- 銀河テレビ小説「下町三人娘」(1986年、NHK総合)
- ドラマ・女の手記「未婚の母でごめんね」(1986年、テレビ東京)
- 大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987年、NHK総合) - 村娘ハツ 役
- ニュータウン仮分署(1988年 テレビ朝日) - 山尾薫 役
- 東京ゲーム(1988年6月10日、TBS) - 主演
- 花王名人劇場(関西テレビ)
- 「新・姥ざかり」(1988年)
- 「うどんのぬくもり」(1990年)
- 土曜ドラマスペシャル「五島・福江行」(1989年、TBS)
- シリーズ街「夢に見た日々」(1989年、テレビ朝日) - 米村洋子 役
- 朝日放送創立40周年記念特別番組「さんまの駐在さんスペシャル」(1990年、朝日放送)
- 男と女のミステリー(フジテレビ)
- 「おふくろに乾杯!!」(1990年5月4日)
- 「ロマンの果てII 汚れっちまった悲しみに」(1990年6月15日)
- 月曜ドラマスペシャル(TBS)
- 「隅田川花火殺人事件」(1990年)
- 「おやじのヒゲ12」(1992年4月27日)
- 花王ファミリースペシャル「もう一度ここで逢えたなら」(1990年、関西テレビ)
- ドラマチック22「新米リポーター物語」(1990年9月15日、TBS) - 主演
- 新春大型5時間時代劇スペシャル・戦国乱世の暴れん坊「斎藤道三・怒濤の天下取り」(1991年1月3日、テレビ朝日) - あぐり 役
- 月曜・女のサスペンス(テレビ東京)
- 「殺意の狂詩曲」(1991年)
- 「赤い犬」(1992年)
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 東芝日曜劇場(TBS)
- 「センチメンタルジャーニー」(1991年、CBC)
- 土曜ワイド劇場(テレビ朝日)
- 「殺意の誕生石」(1991年)
- 「こちら禅寺探偵局」(1993年)
- 「事件2 OLが見たホーム転落死の真相!」(1994年6月11日) - 大杉みさ 役
- 金曜時代劇「近松青春日記」(1991年、NHK総合)
- 本当にあった怖い話「心霊写真の涙」(1992年9月7日、テレビ朝日) - 主演
- 池中玄太83キロさよならスペシャル(1992年10月6日、日本テレビ) - 深沢のぞみ 役
- 「さよならのストーリーたち」から『幸せをさがして』全10回(1992年10月3日~12月5日放送、テレビ東京) - 主演
- 映画みたいな恋したい「夢の降る街」(1992年、テレビ東京) - 主演
- 裸の大将 第57話「清と伊勢と宇宙人」(1992年、関西テレビ) - ジュジュ 役
- 妻たちの劇場「あなたにあいたくて」(1993年、フジテレビ) - 主演・松下恵美 役
- 暴れん坊将軍VI 第6話「江戸城危うし 吉宗の寝所」(1994年、テレビ朝日) - 綾 役
- 名奉行 遠山の金さん 第6シリーズ 第19話「水晶占いの母と娘」(1994年、テレビ朝日) - お袖 役
バラエティ番組
- ドキド欽ちゃんスピリッツ!!(TBS)
- お笑いマンガ道場(中京テレビ)- 不定期
- 笑っていいとも!(フジテレビ、1988年10月 - 1989年9月)
- 「動物に例えると何ですか?」または「国民の祝日に例えると何ですか?」のフレーズで話題に。
- オレたちひょうきん族(フジテレビ)
- わいわいスポーツ塾(TBS)
- レギュラー解答者として出演し、夫となる武と知り合うきっかけになった番組。
- JanJanサタデー(静岡第一テレビ) - 不定期
- 最終回も含め、計18回出演。
- あっちこっちマッチ(朝日放送、1988年10月 - 1989年3月)
- クイズ!!体にいいTV(日本テレビ) - 不定期
- Lady's Knight(日本テレビ)
- 第7回放送から最終回までレギュラー出演。
- クイズダービー(TBS、1992年1月11日)
- 全員出席!笑うんだってば(日本テレビ)
- さんまのSUPERからくりTV(TBS)
- ダウトをさがせ!(TBS)
- なるほど!ザ・ワールド(フジテレビ)
- クイズ!年の差なんて(フジテレビ) - 不定期
声優
- 雲のように風のように(1990年、日本テレビ) - 主演・銀河 役[35]
- ちびねこトムの大冒険(1992年、映画未公開アニメ) - エイミー 役
- 夢からさめない(OVA) - 主演・川原砂緒 役
ラジオ
- 佐野量子 レタスのくしゃみ(バーディ企画制作、地方局ネット)
- 佐野量子 夢色のポケット(バーディ企画制作、STVラジオ)
- コサキン無理矢理100%(TBSラジオ 毎月最終週のみレギュラー)
- コサキン増刊号内「頭の中はおもちゃランド」(TBSラジオ)
CM
ディスコグラフィ
シングル
| # | 発売日 | A/B面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 | オリコン最高位 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| RVC/RCA | ||||||||
| 1 | 1985年 4月21日 | A面 | ファースト・レター | 秋元康 | 水谷公生 | RHS-192 | - | |
| B面 | 迷惑ですか | |||||||
| 2 | 1985年 7月21日 | A面 | 蒼いピアニシモ | 松尾一彦 | 今泉敏郎 | RHS-207 | 72位 | |
| B面 | 秋風のリフレイン | |||||||
| 3 | 1985年 12月5日 | A面 | 雨のカテドラル | RHS-225 | 72位 | |||
| B面 | 世界で一番に嫌いな人 | |||||||
| 4 | 1986年 4月21日 | A面 | 教科書のイニシャル | 水谷公生 | RHS-240 | 81位 | ||
| B面 | 波音はLOVE SONG | |||||||
| 5 | 1986年 9月17日 | A面 | 瞳にピアス | RHS-251 | 48位 | |||
| B面 | 羊が空を飛んだ | |||||||
| 6 | 1986年 12月5日 | A面 | 夢からさめない | 松尾一彦 | 船山基紀 | RHS-263 | 49位 | |
| B面 | 恋が止まらない | |||||||
| 7 | 1987年 3月21日 | A面 | 4月のせいかもしれない | 後藤次利 | RHS-274 | 45位 | ||
| B面 | 雨が止むまで | |||||||
| 8 | 1987年 8月5日 | A面 | 夏のフィナーレ | 松本一起 | MAYUMI | 鷺巣詩郎 | RHS-295 | 34位 |
| B面 | 危険なテイスト | 森田由美 | 水谷公生 | |||||
| 9 | 1987年 10月21日 | A面 | レタスの恋愛レポート | 松本一起 | 財津和夫 | 船山基紀 | RHS-307 | 33位 |
| B面 | 去年のRain | |||||||
| BMGビクター(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)/RCA | ||||||||
| 10 | 1988年 3月9日 | A面 | 星空回線 | 来生えつこ | 来生たかお | 瀬尾一三 | B07S-12 | 33位 |
| B面 | 日曜日のメンバー | 中村ゆうみ | 和泉常寛 | |||||
| 11 | 1988年 7月21日 | A面 | TOMORROW | 有川正沙子 | 牧野信博 | B07S-20 | 45位 | |
| B面 | DEAR GIRL〜少年のような日々へ〜 | 沢ちひろ | 財津和夫 | 鷺巣詩郎 | ||||
| 12 | 1988年 11月1日 | A面 | 哀愁エクスプレス | 有川正沙子 | 牧野信博 | B07S-32 | 43位 | |
| B面 | 優しいブルー | |||||||
| 13 | 1989年 3月21日 | A面 | さよならが聞こえない | 森田由美 | 水谷公生 | B07S-39 | 32位 | |
| B面 | EVERLANDへようこそ | |||||||
| 14 | 1989年 8月2日 | 01 | あくび | 秋元康 | 見岳章 | 石川鷹彦 | B10D-130 | 48位 |
| 02 | 恋の扉 | 許瑛子 | 多々納好夫 | 船山基紀 | ||||
| 15 | 1989年 12月6日 | 01 | しあわせをいつまでも | 秋元康 | 見岳章 | B10D-141 | 64位 | |
| 02 | 早く探しに行かなきゃ | |||||||
| 16 | 1990年 5月21日 | 01 | 夏・元気印 | 佐野量子 帆苅伸子 | 三浦一年 | 山川恵津子 | BVDH-3 | 71位 |
| 02 | 雲のように風のように | 真名杏樹 | 釘崎哲朗 | |||||
| テイチク(現:テイチクエンタテインメント) | ||||||||
| 17 | 1991年 9月1日 | 01 | 季節の終りに[注釈 1] | 魚住勉 | Mark Davis | TEDA-81 | 91位 | |
| 02 | MINE | 佐野量子 | ||||||
アルバム
オリジナルアルバム
| 枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 | オリコン最高位 |
|---|---|---|---|---|
| RVC/RCA | ||||
| 1st | 1987年4月21日 | MODERATO |
|
33位 |
| BMGビクター(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)/RCA | ||||
| 2nd | 1988年3月21日 | ESPRESSIVO〜大切な友達へ〜 |
|
LP:61位 CD:100位 |
| 3rd | 1989年4月21日 | TOY PIANO[注釈 2] |
|
70位 |
| 4th | 1989年12月21日 | まさか[注釈 3] |
|
圏外 |
| テイチク(現:テイチクエンタテインメント) | ||||
| 5th | 1992年1月22日 | Wind & Window |
|
圏外 |
ライブアルバム
- F・A・N・T・A・S・T・I・C(1987年11月5日)
ベストアルバム
- あなたの背中を見つめながら(1986年8月15日)
- GOLDEN☆BEST 佐野量子 コンプリート・シングル・コレクション(2005年4月20日)
企画盤
- R・Y・O・K・O Station〜TOKYO DELUXE SANOPAC TOUR〜[注釈 4](1988年11月21日)
サウンドトラック
- 夢からさめない[注釈 5](1986年12月20日)
タイアップ曲
| 年 | 楽曲 | タイアップ |
|---|---|---|
| 1986年 | 夢からさめない | OVA「夢からさめない」主題歌 |
| 1989年 | さよならが聞こえない | サン・ジョルディの日・イメージソング |
| 1990年 | 雲のように風のように | 日本テレビ系テレビアニメ「雲のように風のように」主題歌 |
| 1991年 | 季節の終りに | 日本テレビ系「スター爆笑Q&A」EDテーマ |
未CD化音源
- 作詞:秋元康、作曲:小林亜星、編曲:関和則、映像:堀田アツコ
- 1989年12月23日放送の「みんなのうたフェスティバル」では佐野が出演し、この曲を歌った。
- コンピレーションアルバムには長尾由起子によるカバーが収録。
書籍
著書
- Adagio-佐野量子:ゆるやかな光の中で(1988年1月、シンコー・ミュージック)ISBN 4-401-61238-8
- 『天使のくしゃみ : かわいい泣き虫』ワニブックス、1987年1月15日。ISBN 4-8470-1038-8。
- 21番目のまさか(CBSソニー出版、1989年12月)ISBN 4-7897-0485-8
- 夢いろソーダ水:エッセイ集(オリジナルコンフィデンス、1990年6月)ISBN 4-87131-026-4
写真集
- Note:佐野量子写真集(ワニブックス、1988年7月)ISBN 4-8470-2090-1
- 佐野量子(スコラ、1985年9月)ISBN 4-06-170803-1
- 佐野量子写真集:あなたの背中を見つめながら(ワニブックス、1986年8月)ISBN 4-8470-2040-5
- 佐野量子写真集:渚のモデラート(近代映画社、1987年9月)ISBN 4-7648-1454-4
- 佐野量子写真集:Love in the afternoon(ファンハウス、1992年6月)ISBN 4-8470-2264-5
- Date:佐野量子(ファンハウス、1990年12月)ISBN 4-8470-2161-4
ビデオ
- セ・レタス (BMGビクター、1987年)
- 佐野量子 / Sketch book(大陸書房、1988年10月6日)
- Pochiette ハワイ日記&スキー日記(1989年、非売品でファンクラブ特製プライベートビデオである)