僕らのごはんは明日で待ってる
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葉山亮太は中学時代に最愛の兄を亡くしてから感情を上手く表現できなくなり、高校では周りと距離を置き孤立していた。高校最後の体育祭ではペアを組む相手がおらず、体育委員の上村小春とミラクルリレーのペアを組むことになり、距離を縮めていくうちに葉山は小春から突然告白される。無遠慮に踏み込んでくる小春に心を許すようになり、卒業前に二人は付き合い始める。
高校では周りに壁を作っていた葉山だったが、小春のおかげで次第に解放されていき、大学では他者とのかかわりを持つようになる。小春は保育士になるために女子短大に進学し、先に小春が短大を卒業し保育士になってからも二人は交際を続けていたが、あるとき葉山は小春に両親がおらず祖父母に育てられた複雑な生い立ちを知る事となる。子どもの頃に普通に親がいる自分の家庭を築けなかった小春は、大人になってから家庭を築く二度目のチャンスにかけていると話し、二人は結婚を視野に入れた交際を続けていく。しかし、ある日突然小春は適当な口実を述べて葉山に別れを告げる。破局してから葉山は同じ大学に通う鈴原えみりと付き合い始め恋愛もしていたが、えみりとの関係を深めていくにつれて小春の存在の大きさに気付き別れる決意をする。
葉山は今まで踏み込めずにいた小春の内面に初めて踏み込み、二人は再びともに生きていく決意を固める。葉山が大学を卒業した2年後に二人は夫婦となり、小春は子どもの頃に親に捨てられ叶わなかった自分の家庭を持つという夢を手に入れるが、子宮に腫瘍が見つかったのをきっかけに摘出手術が必要となり子どもを持てなくなってしまう。思い描いていた人生を歩めなくなり、自分の命が懸かった手術の道も絶とうとするが、何よりも小春に生きてほしいという葉山の想いのもと夫婦で支えあっていくうちに、これからも二人だけで互いに寄り添いながら生きていくことを決意する。
登場人物
- 葉山 亮太
- 本作の主人公。高校3年生から物語は始まるが、中学時代に兄を亡くしてから悲しみを表に出すことができなくなり、学校では人が死ぬ小説ばかり読んでいた。高校最後の体育祭で同級生の小春に告白され、付き合うようになる。自分とは正反対の小春のおかげで心の闇から解放されていき、大学時代の破局期間も経て後に小春と夫婦となる。大学時代はどんな頼み事も断らない人間性から、イエス(イエス・キリスト)というあだ名がつき、小春からは結婚してからもそう呼ばれている。
- 上村 小春
- 葉山の恋人で後の妻。中学時代に密かに想いを寄せていた葉山に自分からアプローチし付き合い始める。高校卒業後は女子短大の幼児教育学科に進学し保育士となる。幼い頃に未婚で自分を産んだ母に捨てられ祖父母に育てられたが、不幸な話をして相手に気を遣わせるのを嫌い、付き合いだしてからも葉山には自分の生い立ちを打ち明けずにいた。明るく強引な性格だが、その裏では他人には打ち明けられない孤独も抱え、泣いてる姿を人には見せない。自分の内面と初めて向き合おうとしてくれた葉山と生涯を歩む決意をする。
- 鈴原 えみり
- 大学時代に葉山が小春と破局していた期間に付き合っていた恋人。合コンで知り合い、同じ大学に通う葉山に自分から積極的にアプローチをして付き合い始める。葉山もえみりのことはちゃんと好きだったが、最終的に小春の存在の大きさに気付いた葉山に別れを告げられる。
- 塚原
- 葉山の大学の友人。一浪しているため同学年だが年齢は一個上。落ち着いた雰囲気で葉山の相談相手となる。
- 葉山の兄
- 目標もなく生きてきた弟とは違い、早くから消防士になる夢を抱いていたが、高校2年生の時に病気で亡くなる。葉山は生前、兄のことを慕っていたが、それと同時に優秀だった兄にコンプレックスも抱えていた。
- 小春の祖母
- 小春の祖父とともに実娘が捨てた孫の小春を育て上げる。孫娘の幸せを願うがあまり、小春と同様に暗い過去を抱えた葉山との交際を反対していた。
- 山崎さん
- 小春と同じ病室に長期入院している50代の癌患者。
書籍情報
- 単行本:幻冬舎、2012年4月25日発売、ISBN 978-4-34-402170-9
- 文庫:幻冬舎、2016年2月24日発売、ISBN 978-4-34-442450-0
映画
| 僕らのごはんは明日で待ってる | |
|---|---|
| OUR MEAL FOR TOMORROW | |
| 監督 | 市井昌秀 |
| 脚本 | 市井昌秀 |
| 原作 | 瀬尾まいこ |
| 製作 |
荒木美也子 宇田川寧 |
| 製作総指揮 |
豊島雅郎 藤島ジュリーK. |
| 出演者 |
中島裕翔 新木優子 美山加恋 岡山天音 片桐はいり 松原智恵子 |
| 音楽 | 兼松衆 |
| 主題歌 | ケツメイシ「僕らのために…」 |
| 撮影 | 関将史 |
| 編集 | 相良直一郎 |
| 制作会社 |
アスミック・エース ダブ |
| 製作会社 | 「僕らのごはんは明日で待ってる」製作委員会 |
| 配給 | アスミック・エース |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 110分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 1億1000万円[1] |
2017年1月7日に公開[2]。監督は市井昌秀、主演は中島裕翔[3]。
キャスト
スタッフ
- 原作:瀬尾まいこ『僕らのごはんは明日で待ってる』(幻冬舎文庫)
- 監督・脚本:市井昌秀[4]
- 音楽:兼松衆[5]
- 主題歌:ケツメイシ「僕らのために…」(avex trax)[6]
- エグゼクティブプロデューサー:豊島雅郎、藤島ジュリーK.[7]
- プロデューサー:荒木美也子、宇田川寧[4]
- アソシエートプロデューサー:大楠正吾[7]
- ラインプロデューサー:的場明日香[7]
- 撮影:関将史[5][7]
- 照明:岩切弘治[7]
- 録音:西條博介[7]
- 美術:塚本周作[7]
- 装飾:松葉明子[7]
- スタイリスト:西留由起子[7]
- ヘアメイク:橋本申二[7]
- 視覚効果:松本肇[7]
- 編集:相良直一郎[7]
- スクリプター:杉本友美[7]
- 音響効果:渋谷圭介[7]
- 制作担当:高橋輝光、堀田剛史[7]
- 助監督:山本透[7]
- 制作プロダクション:ダブ[7]
- 配給:アスミック・エース[4][7]
- 企画・制作:アスミック・エース、ダブ[7]
- 製作:「僕らのごはんは明日で待ってる」製作委員会(アスミック・エース、ジェイ・ストーム、幻冬舎、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ダブ)[7]