公卿補任
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内容
各年毎に朝廷の官職を記している。従三位以上で太政大臣、摂政、関白、左大臣、右大臣、内大臣、大納言、中納言、参議、非参議のいわゆる公卿に相当する者の名を官職順に列挙する。記載される人名には本姓が使われ、藤原氏は、「藤原○○」ではなく略して「藤○○」と記載される。各人の名の下には、生没年、昇叙・任官などの事歴を付記している。『国史大系』本には神武天皇の代から明治元年までの分を含む。
作者、成立時期
公卿補任の作者、成立年代は不明であるが、弘仁2年(811年)に成立した「歴運記」[注釈 1]を基に、以後の分を書き足していったものと考えられている。後年の詳細な
任官についてもっとも纏まった史料であるが、平安時代前期における記事の不正確さ[注釈 2]や政治的な事情から書き直し(遡った期日での任官など)が行われた部分もあるといわれており、実際の任官と合致しない場合がある。
公卿補任補闕
宝治元年(1247年)と建長4年(1252年)から正元元年(1259年)、および正中元年(1324年)のぶんは古くに失われていたが、正中元年を除く9年ぶんを、徳川光圀が『一代要記』にもとづいて『公卿補任補闕』を作成したことで補われた[1]。
写本、刊本
写本、国会図書館所蔵、全65冊
経済雑誌社 編『国史大系 第9巻 - 第11巻』経済雑誌社、1899年。
- 『国史大系 第9巻 公卿補任前編』1899年。
- 『国史大系 第10巻 公卿補任中編』1899年。
- 『国史大系 第11巻 公卿補任後編』1899年。
黒板勝美 編『新訂増補国史大系 第53卷-57巻、別巻』国史大系刊行会発行、吉川弘文館・日用書房発売。
- 『新訂増補国史大系 第53卷・公卿補任 第1篇』、1938年
- 『新訂増補国史大系 第54卷・公卿補任 第2篇』、1937年
- 『新訂増補国史大系 第55卷・公卿補任 第3篇』、1936年
- 『新訂増補国史大系 第56卷・公卿補任 第4篇』、1935年
- 『新訂増補国史大系 第57卷・公卿補任 第5篇』、1934年
- 『新訂増補国史大系 別卷 1 ・公卿補任 索引』、1939年
冷泉家時雨亭文庫 編『豊後国風土記・公卿補任』朝日新聞社〈冷泉家時雨亭叢書 第47巻〉、1995年。