六酸化炭素

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六酸化炭素
六酸化炭素の構造式
六酸化炭素の構造式
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
性質
CO6
モル質量 108.005 g·mol−1
関連する物質
関連物質 五酸化炭素
四酸化炭素
六硫化炭素
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

六酸化炭素(ろくさんかたんそ、英語: Carbon hexoxide)は、化学式CO
6
で表される酸素の量が異常に多いオキソカーボンである[1]。この分子は極低温条件で合成・研究されており、大気化学外太陽系星間空間における低温氷の研究において重要な役割を果たしている[2]ガニメデトリトンなどの外太陽系の衛星に形成され、存在する可能性がある。5つの酸素原子と1つの炭素原子からなる六員環を持ち、炭素原子酸素原子二重結合で繋がった構造をとる[1]

六酸化炭素はCs対称性を持つことが観測されている。環は平面六角形ではなく、正六角形とはわずかに異なる辺の長さと角度を持つ歪んだ形状をしている。炭素原子から酸素原子への結合を起点にすると、原子間の距離は順に、COが1.362 Å、OOが1.491 Å、OOが1.391 Å、OOが1.391 Å、OOが1.491 Å、OCが1.362 Åである。結合角は、OCOが120.4 °、COOが115.7°、OOOが105.9°、炭素の反対側のOOOが104.1°である。二重結合の結合距離は1.185 Åであり、単結合からの角度は119.6°である[1]

形成

実験において、六酸化炭素は固体の二酸化炭素に5000 eVの電子を10 Kの真空中で照射することで形成された。この反応は二酸化炭素から原子状酸素を分離することで進行する。

CO2 CO + O

原子状酸素は二酸化炭素と反応して三酸化炭素を生成し、同様の反応が起こり四酸化炭素五酸化炭素の環状酸化物が生成された後、最終的に発熱反応により六酸化酸素[1]が生成される[2]

CO2 + O O2CO
O2CO + O O3CO
O3CO + O O4CO
O4CO + O O5CO ΔH = 145.2 kJ mol−1[2]

性質

異性体

脚注

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