具雑煮

長崎県島原地方の郷土料理 From Wikipedia, the free encyclopedia

具雑煮(ぐぞうに)は、長崎県島原地方の郷土料理。島原具雑煮(しまばらぐぞうに)とも呼ばれる[1][2]

姫松屋の具雑煮
姫松屋(2014年)
諫早の具雑煮

概要

島原藩領だった島原半島一帯で作られている郷土料理で、正月や祭礼の際の食事に供される[2][3]。近年は名物化したことで、飲食店などでは通年で提供されている[2]

野菜鶏肉魚介類などの具を豊富に入れて土鍋で煮込んだ雑煮である[1][4]。だしにはカツオやいりこ、あごやこんぶを用い[5]、使う材料は地域や家庭によって、まちまちである[3]が、使用する具の数は奇数で7種類以上となっている[1]ハクサイ、切り昆布は必ず使用され、それ以外にはダイコンシイタケニンジンサトイモ春菊ホウレンソウギンナンクワイカマボコ鶏肉高野豆腐、焼きアゴ(トビウオ)コンニャク卵焼きなどが入り、干しナマコなども使われることがある[1][2][4][5]

2007年(平成19年)には、農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」に、卓袱料理とともに選ばれている[2][4]

由来

島原の乱の最中、天草四郎が、民たちに餅を兵糧として蓄えさせ、山や海の食材を集めて雑煮を炊いたと言われ、これを「具雑煮」の起源とする説がある[1][2][3][4]

島原の料理屋姫松屋では、上記の島原の乱での料理を元に初代糀屋喜衛ェ門が1813年文化10年)に味付けを変えて生み出したのが「具雑煮」のはじまりと伝えられているとしている[6]

出典

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