函館市立青柳中学校

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国公私立の別 公立学校
設置者 函館市
校訓 「自立」「互恵」「貢献」
函館市立青柳中学校
北緯41度45分29.306秒 東経140度42分52.251秒 / 北緯41.75814056度 東経140.71451417度 / 41.75814056; 140.71451417座標: 北緯41度45分29.306秒 東経140度42分52.251秒 / 北緯41.75814056度 東経140.71451417度 / 41.75814056; 140.71451417
国公私立の別 公立学校
設置者 函館市
併合学校 函館市立西中学校
函館市立潮見中学校
函館市立宇賀の浦中学校
校訓 「自立」「互恵」「貢献」
設立年月日 2018年平成30年)4月1日
開校記念日 6月7日
共学・別学 男女共学
学期 2学期制
学校コード C101220200013 ウィキデータを編集
中学校コード C101220200013
所在地 040-0044
北海道函館市青柳町10-7
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函館市立青柳中学校(はこだてしりつあおやぎちゅうがっこう)は北海道函館市青柳町に所在する市立の中学校である[1]

2018年(平成30年)に函館市内小中学校再編計画により、西中学校・潮見中学校・宇賀の浦中学校の3校が統合して開校した[2][3]

青柳中学校の校区は函館山を中心とした約2キロメートル圏内にあり、函館駅から南西部のいわゆる観光都市函館の中心地に位置している[4]。「自立」「互恵」「貢献」を校訓として、「自らの学びを活かし 互いに助け合い 未来を創造する生徒」の育成を学校の教育目標としている[5]

校章は、青柳の「A」の文字をメインに、上段左右に大空を表現した水色、函館山を表現した緑色を上段中央に、下段左右には海を表現した青色と水色の縞模様、下段中央には青柳町の大地を表現した赤褐色がそれぞれ配されている[6]。「豊かな自然を背景に、地にしっかり足をつけて立ち、空に両手を大きく広げ、まっすぐに未来に向かう生徒達の様子」を「A」の文字で表現し、デザインされている[6]

歴史

開校までの歴史

学校再編決定までの流れ

函館市教育委員会は、少子化による児童生徒数の減少に伴う学校の小規模化が進み、クラス替えや学習形態、教員確保などにおいて様々な課題を抱えていたことを背景に、2004年(平成16年)12月に函館市学校教育審議会に対して「函館市における市立小・中学校の再編について」を諮問し、2007年(平成19年)8月に学校再編を進める旨の答申を受けた[3]。教育委員会は、この答申内容を基に、2008年(平成20年)5月に再編グループの導入、地域性への配慮、通学区域の調整、スクールバス導入の検討などを掲げるなどを示した「函館市立小・中学校の配置についての基本指針(素案)」を取りまとめ、パブリックコメントの実施や地域別の懇談会を開催するなどして、2009年(平成21年)3月に「函館市立小・中学校の配置についての基本指針」を策定した[3]

2012年(平成24年)3月に函館市教育委員会が公表した函館市内小中学校再編計画により西中学校・潮見中学校・宇賀の浦中学校の3校が第1グループとして再編グループに編成された[3]。これは学校規模や通学距離などの観点から決定され、第1グループは3校から1校に見直されることとなった[3]。下表にもあるように、第1グループ各校の学級数及び生徒数は減少していくと推計されており、望ましい学校規模とされる9から18学級にはどの学校も届いていなかった[3]。そのため、これら3校を統合し、教育機会の充実が図られた[3]

第1グループの学級数・生徒数の推移および推計(2011年5月1日現在の住民基本台帳に基づく推計)[3]
2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数
西中学校 4 107 4 111 3 105 3 94 3 100 3 102 3 95
潮見中学校 6 196 6 193 6 175 6 173 6 162 6 161 6 145
宇賀の浦中学校 5 137 5 140 5 124 6 132 6 130 5 126 5 130
- 440 - 444 - 404 - 399 - 392 - 389 - 370

この函館市学校教育審議会の答申をうけ、第1グループ中学校(西中学校・潮見中学校・宇賀の浦中学校)再編方針が決定され、2018年(平成30年)4月に統合し開校することになった[7]。この決定を受け、2016年(平成28年)5月9日に「西中学校,潮見中学校および宇賀の浦中学校統合準備委員会」が設置され、開校に向けての準備が行われた[7]

校名決定の流れ

2016年9月には統合準備委員会が統合校の校名案として以下の表の10個の案が提案された[8]

統合準備委員会の総務部会からの提案を受け,準備委員(24名)により、校名案が協議され、予備投票により「西部」「青柳」「臥牛」「海峡」「函館元町」が上位を占め5候補にしぼられ、決選投票を行い「西部」「海峡」「青柳」の3候補が選定された[8]。この3候補を準備委員会として教育委員会に報告した[9]。その後、統合準備委員会からの校名に関する要望書を受けて、函館市教育委員会は1月13日に統合校の校名を「函館市立青柳中学校」に決定した[10]。教育委員会の会議では「函館のこの地域の学校にふさわしい」などの意見が出され、満場一致で決定された[10]

統合校の校案名[8]
校案名 由来・理由 予備投票 決選投票
西部(せいぶ) 新設校の校区は、「西部地区」と呼ばれていることに由来する。
青柳(あおやぎ) 新設校の所在地の住所の町名(青柳町)に由来する。
臥牛(がぎゅう) 新設校が函館山の麓に位置し、函館山が「臥牛山」と呼ばれているため。
海峡(かいきょう) 校舎から望む津軽海峡に由来する。
開港(かいこう) 日本の中でも、いちはやく外国に開港した港である函館港を眼下に望むため。
函館元町(はこだてもとまち) 新設校が元町地区近郊にあるため。
函山(かんざん) 新設校は函館山の麓に位置し「函館山中」が考えられるが呼びやすくするために短縮して「函山」とされた。
ベイサイド 海峡を見下ろす校舎であり、ベイサイドに位置する学校をイメージしやすいため。
坂の上(さかのうえ) 毎日、坂を登り通う校舎であり、坂を一歩一歩駆け上がっていく生徒の向上心を表している。
箱館(はこだて) 歴史とロマンあふれるこの地区を象徴する名称として旧名の「箱館」とされた。

校章・校歌・制服決定の流れ

統合校の校名が「函館市立青柳中学校」に決定した後、それをうけて統合準備委員会は学校のシンボルである校章のデザインを募集し、集まった作品の中から委員会が選考することとした[10]。募集対象は3校の在校生、卒業生及び3校の校区在住者とされた[10]。募集の結果、158点の応募があり[11]、第9回統合準備委員会で158点の応募の中から12点に絞り込み、その後投票を重ね、現在のデザインに決定した[12]。校章のデザインは青柳の「A」の文字をメインに、上段左右に大空を表現した水色、函館山を表現した緑色を上段中央に、下段左右には海を表現した青色と水色の縞模様、下段中央には青柳町の大地を表現した赤褐色がそれぞれ配されている[6]。「豊かな自然を背景に、地にしっかり足をつけて立ち、空に両手を大きく広げ、まっすぐに未来に向かう生徒達の様子」を「A」の文字で表現し、デザインされている[6]。校章のデザインについては青柳中学校ホームページで確認できる[6]

青柳中学校の校歌については、統合準備委員会が専門家に依頼し選定することが第6回統合準備委員会で承認され、「宇賀の浦中学校や西中学校、潮見中学校のゆかりの人で依頼できる人はいないか」との意見のもと、専門家が選定された[10]。選定の結果、作詞は函館市在住で北海道詩人協会会員の女性、作曲は函館市在住で函館音楽協会会員の男性が選ばれた[13]。校歌の歌詞や作詞者、作曲者については青柳中学校ホームページで確認できる[13]

青柳中学校の制服は、統合準備委員会総務部会が3中学校の生徒及び保護者、教職員、当該校区の小学校3校(弥生小・あさひ小・青柳小)の第4学年から第6学年の児童及び保護者を対象としたアンケート調査を行い、詰襟タイプが最も票を集めた[14]。アンケート調査の結果は下表の通り[14]。その後、委員会が制服業者と協議を進め、プレゼンテーションの後決定された[8]

制服に関するアンケート調査の集計結果[14]
詰襟セイラー スーツタイプ ブレザータイプ
小学生 112 77 89
中学生 101 84 167
保護者・職員 306 72 238
516 233 494

開校後の歴史

2018年3月31日に西中学校・潮見中学校・宇賀の浦中学校の3校が閉校し、4月1日旧潮見中学校の校舎内に、函館市立青柳中学校が創設された[15]。同年6月7日に開校式も挙行され、この日が開校記念日とされた[15]。2020年ごろには新型コロナウイルスの流行によって休校や学校行事の中止、縮小が続いたものの、その後は順調に学校運営がなされている[15]

統合前3校の動向

西中学校

西中学校は、2018年3月23日に閉校式が行われ、閉校した[16]。その後、函館市は2019年度に策定した「市西部地区再整備事業基本方針」に基づき、2024年に、2018年に閉校した函館市立西中学校と、2009年に閉校した函館市立西小学校の跡地活用の方針を公表した[17]。西小学校の一部用地を公共施設として北海道が道営住宅を整備するほか、それ以外は公募型プロボザール(企画競争入札)方式で民間事業者に売却し、新施設と西部地区が融合した活性化を目指すことが示された[17]。この地区は、近年、人口減少や高齢化で空き家と空き地が増加しており、解決に向けた取り組みとして、新規創業や移住を促すとともに、土地特有の歴史と文化を守り、定住人口の回復と交流人口の拡大を進める方針が示された[17]。活用方針の基本的な方向としては、雇用の創出を通じた地域経済の活性化を柱とし、跡地は西部地区都市景観形成地域に位置するため、市景観計画を順守し、地域の特性や環境との調和に配慮する公共施設の整備のほか、民間事業者での活用を進めていくとしている[17]。また、基本方針の重点の一つとして「既存ストック活性化プロジェクト」を掲げ、現在使用していない不動産などを地区の重要な資源と位置付け、有益な活用を図るとした[17]。その後、函館市は8月から9月ごろに公募型プロボザールを行ったが、応募はなく、市場の動向を改めて調査することとした[18]

宇賀の浦中学校

宇賀の浦中学校は、2017年11月18日に閉校式が行われ、閉校した[19]。閉校式は実行委員会主催で、在校生や保護者など約300人が出席した[19]。校長や実行委員長、渡島教育局長、函館市教育委員会教育長などが挨拶を述べたほか、これまでの歩みを振り返るスライドショーの上映や全校生徒による合唱などが行われた[19]。宇賀の浦中学校は函館市立旭中学校と函館市立新川中学校が統合されて同校名となり1993年に開校し、閉校までに1560人の卒業生を輩出した[19]。閉校時の生徒数は126人だった[19]

潮見中学校

潮見中学校は、2017年11月22日に閉校式が行われ、閉校した[20]。閉校式は実行委員会主催で、在校生や保護者など300人以上が出席した[20]。校長や実行委員長、渡島教育局長、函館市教育委員会教育長などが挨拶を述べたほか、これまでの歩みを振り返るスライドショーの上映や全校生徒による合唱などが行われた[20]。潮見中学校は1948年に函館市立青柳中学校として開設され、1950年に函館市立谷地頭中学校に改称、1955年に現在の校名になった[20]。これまでに13000人以上の卒業生を輩出した。閉校時の生徒数は149人だった[20]

教育活動

校訓・教育目標等

青柳中学校は校訓として「自立」「互恵」「貢献」を掲げている[21]。「自立」は自ら進んで学び、将来の夢に向かって努力する、「互恵」は互いの価値観を認め、思いやりの心で支え合える、「貢献」は郷土に誇りをもち、よりよい社会の形成に参画するということを意味している[22]

また、青柳中学校は学校の教育目標として「自らの学びを活かし 互いに助け合い 未来を創造する生徒」の育成を掲げている。2025年度(令和7年度)には重点教育目標として「自ら考え、自ら判断し、行動できる生徒の育成」を掲げている[21]

この教育目標のもと、青柳中学校は目指す学校像として「すべての生徒にとって居場所のある学校」「すべての生徒の可能性を伸ばす学校」「生徒・保護者・地域・教職員がつながる学校」を掲げており、これに基づき、目指す生徒像を「自ら進んで学び 豊かな人間性溢れる たくましい子ども」としている[21]。主体的に考え自らを表現し、問題解決に立ち向かう思考力・判断力・表現力の育成、思いやりの心・自他の生命の尊重・互いの個性を認め共に高め合う人間関係の育成、心身共に健康で、何事にも前向きにあきらめず取り組む態度の育成を目指している[21][22]。この目指す子供像の実現に向け、青柳中学校は、当事者意識を持って考え抜く力、多様な人々と目標に向け協力する力、粘り強く取り組む力の育成を学校経営グランドデザインにおいて掲げている[21]。また、目指す教師像は「生徒一人ひとりのよさに目を向ける教師」「社会の変化に応じて常に学び続ける教師」「生徒、保護者、地域から信頼される教師」としている[21]

青柳中学校は経営方針として「生徒を主語にした教育活動の推進」「教職員が協働して生徒の学びの充実を図る教育活動の推進」「保護者や地域から信頼される教育活動の推進」を掲げている。「生徒を主語にした教育活動の推進」では、教育活動全体を通じて、生徒を受容し、生徒の心に寄り添い、特性・能力・適正に応じ、主体的に生徒が育つ学校づくりに努めるとしている[21]。「教職員が協働して生徒の学びの充実を図る教育活動の推進」では、教職員それぞれの個性・特性を生かし、検証改善サイクルを充実させ、互いに認め合い、協力し、成長しながら変容する生徒に対応する 協働体制をつくりあげ、充実した教育活動に努めるとしている[21]。「保護者や地域から信頼される教育活動の推進」では、学校・家庭・地域の連携を密にし、それぞれの役割と責任、教育力 を生かした教育活動に努めるとしている[21]

学校経営グランドデザインにおいて、青柳スタンダードを「時を守り、礼を正し、正義を貫く」としており、第1学年では充実期として「学び方の確立」、第2学年・第3学年では発展期として「学びの自立」を目標としており、これを青柳中学校の「学びの土壌」(青柳ネットブロック)としている[21]

教育活動

部活動

青柳中学校の部活動は以下の7部が設置されている[23]

  • 野球部
  • 吹奏楽部
  • サッカー部
  • 美術部
  • バスケットボール部(拠点校)
  • 科学部
  • バドミントン部

児童数・学級数

2025年5月1日時点での学級数は11学級、生徒数は272人である[24]。詳細は以下の通りである[24]

青柳中学校の学級数・生徒数[24]
普通学級 特別支援学級
学級数 生徒数 学級数 生徒数
第1学年 3 82 2 3
第2学年 3 101 1
第3学年 3 82 3
9 265 2 7

校区

青柳中学校の校区は以下の通りである[25]

所在地

青柳中学校の郵便番号及び所在地は以下の通りである[26]

  • 郵便番号:040-0044
  • 所在地:北海道函館市青柳町10-7

脚注

関連項目

外部リンク

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