北陸鉄道モハ3000形電車

From Wikipedia, the free encyclopedia

3001 小松駅付近 1977年

北陸鉄道モハ3000形電車(ほくりくてつどうモハ3000がたでんしゃ)はかつて北陸鉄道の鉄道線・軌道線で使用された鉄道車両である。

1949年金名線の電化に備えて日本鉄道自動車工業で5両が製造され、モハ1100形1101 - 1105として石川総線に投入された。その直後の同年に行われた一斉改番で、モハ3000形3001 - 3005に改められている。

車体設計は日本鉄道自動車工業が第二次世界大戦前後に製造し、各地の私鉄へ納入した一連の10m - 16m級小型電車シリーズに共通する特徴を有し、北陸鉄道では他に松金線モハ1000形が車体長こそ異なるものの、ほぼ同系の設計となっている。

車体

全長14.82メートルの両運転台、2扉半鋼製車体を備える。

これは窓の上下にそれぞれウィンドウヘッダー、ウィンドウシルと呼ばれる補強帯が露出した、この時代の鉄道車両としては標準的な構造で、窓配置はd1D(1)6(1)D1d(d:乗務員扉・D:客用扉、(1):戸袋窓)で、側窓は戸袋窓を含め全て中央に横桟が入った木枠による2段窓となっており、戸袋窓以外は下段上昇式である。また、乗降用ホームの床面高さが低いため、ステップ付の客用扉と戸袋部分の車体裾が一段下げられていた。前面は緩やかな半流線型で、中央窓のみ狭幅の非貫通3枚窓を備える。

屋根は幕板直上に雨樋を置いて屋根布を張った、通常の丸屋根であった。

座席はすべてロングシートで、乗務員室と客扉の間には座席がなく、定員は100(座席36)名である。

主要機器

台車は日本鉄道自動車工業製釣合梁式台車であるNT-28Bを装備する。

主電動機は直流整流子式直巻電動機である神鋼電機MT60[注 1]を1台車に2基ずつ吊り掛け式で装架し、主制御器日立製作所製自動加速式多段電動カム軸制御器のMMC-L50を搭載する。

ブレーキはSME非常弁付き直通空気ブレーキを装備する。

集電装置は新造時の石川総線の標準に従い、トロリーポールを装着する。

入線当初、前照灯は運転台下の腰部に取り付けられていた(いわゆるオヘソライト)が、のち屋根上に移設された。尾灯はいわゆる「ガイコツ形」の外付け形のものを前面腰板の下部、左右2か所に設置した。

運用

廃車後

脚注

Related Articles

Wikiwand AI