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千葉都市モノレール0形電車

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千葉都市モノレール0形電車(ちばとしモノレール0がたでんしゃ)は、千葉都市モノレール懸垂式モノレール車両URBAN FLYER(アーバンフライヤー)の愛称を持つ。

製造所 三菱重工業(5・7次車 - )
三菱重工エンジニアリング(6次車)
製造年 2011年12月 -
製造数 24両(2両編成12本)
概要 千葉都市モノレール0形電車 「URBAN FLYER 0-type」, 基本情報 ...
千葉都市モノレール0形電車
「URBAN FLYER 0-type」
0形電車
基本情報
運用者 千葉都市モノレール
製造所 三菱重工業(5・7次車 - )
三菱重工エンジニアリング(6次車)
製造年 2011年12月 -
製造数 24両(2両編成12本)
運用開始 2012年7月8日
投入先 1号線2号線
主要諸元
編成 2両編成
軌間 890 mm(案内車輪間隔)[1]
電気方式 直流 1,500 V(剛体複線式)[2]
最高運転速度 65 km/h[2]
起動加速度 3.5 km/h/s [2]
減速度(常用) 3.5 km/h/s [3]
減速度(非常) 4.5 km/h/s [3]
車両重量 21.5 t [2]
車両定員 78(座席30/立席48)人 [2]
全長 15,400 mm [2]
車体長 14,800 mm
全幅 車側灯間最大幅 2,647 mm [3]
車体幅 2,580 mm
全高 3,085 mm [3]
車体 アルミニウム合金
(半張殻構造・塗装仕上げ[4]
台車 ゴムタイヤ空気ばね式2軸台車[2]
(三菱重工業製・形式なし[4]
車輪径 走行車輪:1,050 mm(ゴムタイヤ)
案内車輪:600 mm(ゴムタイヤ)
固定軸距 1,650 mm
主電動機 三菱電機かご形三相誘導電動機
MB-5101-A3[3]
主電動機出力 65 kW[3](1時間定格)
駆動方式 差動歯車付き1段減速直角カルダン駆動方式[3]
歯車比 41:6 ≒ 6.833[3]
制御方式 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御[3]
制御装置 三菱電機製 MAP-066-15VD123(1C4M制御[1]
制動装置 回生発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ保安ブレーキ[3][1]
保安装置 ATC
2012年度
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概要

1988年(昭和63年)の2号線部分開業以来使用されてきた1000形1次車の老朽化に伴う置き換えのため、2011年(平成23年)12月に落成し、翌2012年(平成24年)7月8日に営業運転を開始した。車両価格は5次車で1両2億9,000万円[5]

本形式は千葉都市モノレールの資料に基づき[6]、次車区分は1000形から続いて5次車以降に該当し[6]、編成番号は第21編成から付番されている[6]。本項目もそれに準じて記載する。

車両のデザインはGKデザイン総研広島によるもの[5]で、デザインコンセプトは「空(そら)」である。デザインについては2006年(平成18年)以来4回に渡り学識経験者などで構成された「千葉モノレール新型車両デザイン検討委員会」によって検討が加えられてきた。シンボルマークは、千葉の地名の由来となった千葉氏家紋月星紋をアレンジしたもの[7]で、車両の随所にあしらわれている。これは千葉氏が北極星の神格化である妙見菩薩を一族の守り神として信仰した[8]故事に由来しており、コンセプトである「空」の象徴として採り入れたものである。

車体

車体は1000形と同様アルミニウム合金製であるが、エクステリアデザインは1000形のアルミ地の銀色の車体から脱却が図られており、都市の空をイメージするブルーを基調とし、先頭部にかけて黒を斜めに配色している。また、アクセントとして側窓下と車体下面には飛行機雲をイメージした白いストライプ[7]が配された。

なお、2012年1月下旬より終電後に試運転を開始した際は、車体デザインを隠すため、シンボルマークと7月運行開始のみをPRする黒いプロモーション用ラッピングが車体全面に施されて行われ4月4日には昼間その姿を本線に現した。4月12日動物公園駅での新型車両内覧会ならびに試乗会が行われるにあたって、ラッピングが剥がされてオリジナルデザインが公開されている。

車内

内装においては、車内からの眺望の拡大が図られており、乗務員室と客室との仕切り部を大型ガラスとして前面展望の拡大が図られたほか、乗降扉下部にも小窓を設けデッキ部の眺望の拡大が図られた[9]。また、乗務員室の床面中央にもガラスを設置し、車体下部の眺望が見られるようにしたことも大きな特徴である[9]。なお、当初の案では前面眺望を楽しむためのパノラマデッキを車両先端部に備え、開閉可能なガラス扉によって乗務員室と客室を区切り、乗務員のいない最後部ではガラス扉を開放して車両内の最端部(運転台を除く)まで乗客が立ち入れるようにする構想があった[10]が、実車では計画の見直しにより採用されていない。また、側窓は戸袋窓を除く車体中央の窓で上部が内側に開く構造となっている。

座席は黒を基調とした住江工業[11]の全席ロングシートで、片持ち式セパレートタイプのハイバックシート(一人あたりの座席幅470 mm)を採用しており、背ずりの上辺を円弧状にし枕部にオレンジを配することで、着席区分の明確化を図っている[12][9]優先席は各車両の連結面側車端部に設けられており、座席の配色は一般席とは逆でオレンジの座席に枕部が黒である[12]。なお、優先席のみ座席上部に荷棚が設置されている[12]

このほかバリアフリー対応設備として乗務員室後ろを車椅子スペースとしており、乗降扉部床面や優先席部のつり革はオレンジ色とするなど、ユニバーサルデザインに対応している。また、乗降扉上部にはLED式車内案内表示装置を設置した[9]

空調装置は能力26.74 kW(23,000kcal/h)の集中式CU774B形を1台搭載している[9]

2019年12月下旬に導入された6次車(第25編成以降)からは、次のような仕様変更が実施された[13]

発車メロディ

1000形では乗降促進音としてブザーが利用されているが、本形式では乗降時の安全性をより高めることを目的として発車メロディが採用された。

開発にあたっては千葉大学の協力のもと、合図性や快適性を持つメロディが検討された[2]

主要機器

台車は、ゴムタイヤ空気ばね式二輪台車である[1]

制御装置はIGBT素子を使用したVVVFインバータ制御(三菱電機製)である[1]。主電動機は、1時間定格65 kW・1100 V三相交流かご形三相誘導電動機を採用している[1]

ブレーキ装置は回生発電ブレーキ(応荷重装置付)併用の電気指令式空気ブレーキを使用している[1]。このほか、保安ブレーキ駐車ブレーキを備えている[1]

集電装置工進精工所製の剛体複線用で、正側がKC102形、負側がKC202形と称する[9]

運転台デッドマン装置付の右手操作形ワンハンドルマスコンを採用しており、力行1 - 4ノッチ、常用ブレーキ1 - 5段から構成される[9]

沿革

上記の通り、2006年には1000形置き換えのための新型車両製作が検討されており、2007年(平成19年)には「URBAN FLYER 0」の仮称と車両の基本的なデザインが公開されている[10]。当初は2009年(平成21年)度導入の予定であったが、営業運転開始は2012年であり、遅れた理由については公式に発表されていない。第21編成は2011年12月に、第22編成は2012年3月より三菱重工業三原製作所 和田沖工場(広島県三原市)から陸送された[1]。その後、萩台車両基地に搬入された第21編成の試運転習熟運転が開始され、2012年4月4日には報道公開に先立って初の日中の営業線試験走行(動物公園 - 千城台間)が行われた。次いで4月12日に動物公園駅で内覧会ののち、試乗会を兼ねて千葉駅まで試験走行が行われ[5]、以降はプロモーション用ラッピングが剥がされた本来の姿で試運転を行っている。なお、同日には「Urban Flyer 0-type」名義でのFacebookページが開設された。その後、7月8日に記念式典と出発式が行われ、営業運転を開始した[14]

2012年のグッドデザイン賞を受賞[15]

5次車は2012年に第21 - 23編成(竣工日基準)と2013年に第24編成が、マイナーチェンジした6次車は2019年に第25編成と2020年に第26 - 28編成が製造された[6]。さらに2024年、新たに第29編成が営業運転を開始し、2025年、第30編成が導入された、2026年、第31編成が導入された。2026年3月現在、計11編成が運用されている[5][6]

2026年から2028年にかけてさらに残る4編成を導入し、残る1000形8編成を置き換える予定であることが発表されている[16][17]

10周年記念事業

千葉都市モノレールは、2022年7月8日に本形式が営業運転開始10周年を迎えることを受け、次のような記念事業を開催すると発表した[18]

  • 0形各編成に、それぞれ異なるデザインの記念ヘッドマークを掲出[19]
  • 乗降促進音の変更
  • 記念乗車券の販売[20]
  • 千葉市動物公園との連携企画の実施

編成表

さらに見る 形式, 搭載機器 ...
千葉みなと方面
県庁前・千城台方面
形式 0形
(Mc1)
0形
(Mc2)
搭載機器 VVVF
CP,BT
VVVF
SIV
竣工日[21] 次車分類
車両番号 001 002 2012年2月27日 5次車
003 004 2012年4月23日
005 006 2012年9月28日
007 008 2013年11月30日
009 010 2019年12月20日 6次車
011 012 2020年2月15日
013 014 2020年7月18日
015 016 2020年10月9日
017 018 2024年2月26日 7次車
019 020 2026年1月20日
021 022 2026年3月2日
023 024 2026年7月15日
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凡例
  • VVVF:VVVFインバータ装置、SIV:補助電源装置(静止形インバータ)、CP:空気圧縮機、BT:蓄電池
    • Mc1には補助空気圧縮機(ベビーコンプレッサ)を搭載

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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