盛岡藩(=南部藩)の藩主南部利直が馬の生産を奨励するなど、古来より名馬の産出地として名を馳せていた盛岡、花巻一帯には、馬の玩具や木馬などを製作する伝統が残っている。江戸期に盛んに開かれた馬市や、馬と人間が同じ屋根の下に暮らす「南部曲り家」の存在など、馬は人々の生活と密接していた。馬の勤労に感謝し、息災を祈願するチャグチャグ馬コ、蒼前神社に参詣する折、絵馬を2枚購入し、1枚を奉納、もう1枚を馬に付けて持ち帰る風習など、関連する行事も多かった。そのため、古くから馬の玩具や木馬などが造られ、伝統となった。